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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

勇者パーティーの皆さま

作者:

急にあるものに影響を受けて書きたくなりました♪

書くのめちゃ久しぶりです!


突然だが、俺たちは今三人でパーティを組み魔王を倒すために旅をしている。

勇者のサンダー、魔術師のノーマン、そして俺こと格闘家のオルガスだ。

実は俺は魔術師のノーマンにベタ惚れなのだが…誰にも言うなよ!…って誰に向かって言ってるんだ俺?

えっ、回復役がいないじゃないかって?そんな事はアイテムで回復するから良いんだよ!


とにかく細かい事は後にしてだ…今はちょうど夜で三人で交代しながら魔物が来ないか見張りをやっているがちょうど今は勇者様の番だ。


やった〜!ノーマンと二人っきりだぜ!ノーマンは少し眠そうにしてるけど起こしちゃう!


「なんですか、眠れないのですか、オルガス?」

「ああ、そうだよ。眠れないんだお前のせいでな」

「私のせい…?心当たりはありませんが」

「こんなお綺麗な顔が近くにあったら眠れなくなるだろ?はぁー今日もかっこかわいいなぁ」

「そんなまるで私の事を好きなような事を言うのはやめて下さい…」

あれっ?恥ずかしがってる?これもっと押せばいけるんじゃね。

「ああ、俺はお前の事が好きだよ」

言った瞬間眠たそうに横になりながら話していたノーマンは飛び起きた。

「な、何ですって!冗談じゃなくて本気なんですかっ!?」

「ああ、俺は本気だよ。パーティーを組んだ時に三人総当たりで実力を確かめるために戦った事があっただろう?あの後から好きになった」

「そ、それってパーティーを組んだ始めの頃からじゃないですか!」

「それで、返事は?」

「…ごめんなさい…」

「な、何で…!さっき恥ずかしそうにしてたじゃないか!」

「誰だっていきなりあんな事言われたら恥ずかしくもなりますよ!それと、断った理由なのですが私には他に好きな人がいます」

「だ、誰なんだよそいつは!」

ノーマンが好きになるほどの人って一体誰なんだ?

「勇者様です」

「えっ、お前は勇者の事が好きなのか!?」

「ちゃんと様を付けて下さい!失礼ですよ!

…コホン。実は私も前に戦った後から勇者様の事が好きで…あの剣さばきなどはお美しい…」

なんだかノーマンの野郎はうっとりしてやがる。

それにしても勇者か…かなり手強いライバルだな。

「勇者様は俺たちみたいな男じゃなくて女の子が好きなんじゃないのか?」

「どうでしょうね、いつもニコニコしていて人当たりが良いようにも見えますが…隙が無くてつかみにくい人です。でも、またそこが良いのですよねぇ」

ノーマンはかなり勇者様に惚れているようだ。

…つーか、かなりくやしい。確かに俺は勇者様よりは弱いが俺だってかなり強くて良い男なはず。

「俺だって勇者様よりは確かに弱いですけど?でも、並の男よりは強くて良い男だと思うんですけどね〜」

「そういえば貴方はこのパーティーの中では一番弱いのでしたね」

「うるせぇ、ほっとけ!」

「あっ!待って下さい。えーと、貴方は私に惚れていて私は勇者様に惚れていて…つまりより自分より強い人に惹かれているんじゃないでしょうか!」

「そうかもしれないな。でも、だとすると勇者様が一番強いのだから勇者様が好きな人はこの世にはいないってなるぞ?魔王位は匹敵するかもしれないが…まさか魔王が好きって事はないだろうしな」

「でも強い人に惹かれやすいなら貴方よりも強い私の方に勇者様は惹かれてるんではないでしょうか。つまり、私と勇者様は両思い…」

「ちょっと待て。そしたら俺はどうなるんだよ?」

「一人寂しく私たち二人が仲睦まじくしているのを横から指をくわえて見ているしかないでしょうね」

「ひどいな、すごい疎外感を感じる光景が浮かんだわ!つーか、ノーマンさぁ、俺に対して冷たくないか?」

「別に貴方の事は好きじゃありませんから。私が好きなのは勇者様ただ一人…」

こいつまた一人でうっとりし始めた。

「二人で話してても拉致があかねぇよ!いっそのこと勇者様が見張りから帰ってきたら誰が好きか聞いてみるか?」

「えっ、まだ心の準備が…」

「意外と好きな人はいないって言うかもしれないし大丈夫だと思うぜ。もし失恋したらお前の事は俺がもらってやるよ!」

「ぜーったい嫌です!誰が貴方みたいな野蛮で私よりも弱い男と!フン、どうせ貴方なんて強さ順で表したら勇者様>私>>>>>>>>貴方位でしょうからね!」

「いやいやおかしいだろ!どう考えても勇者様>ノーマン>俺位だろ!?てゆーかそんなに弱かったらこのパーティーに入れてないわ!」

「分かってますよ、ただ貴方がまるで私が絶対失恋するかのように調子に乗っていましたので」

ひどいなー。でもこういうきれいなバラにはトゲがあるような所も俺は好きだな。

「まあ本当にここで二人で話してても拉致があかないし勇者様が見張りから帰ってきたら聞いてみようぜ。…大丈夫だよな?」

「…大丈夫です」

失恋するかもしれない緊張からか返答に少し間があったが一応大丈夫だとの返事をもらえたのでノーマンの様子を見ながら聞いてみようと思う。


それからは世間話をしていると勇者様は帰ってきた。

「ただいま。二人とも楽しそうだね」

「おう、おかえり勇者様!」

「お、おかえりなさい勇者様…」

ノーマンのやつ緊張のためかぎこちなくなってるぞ…

「うん?ノーマン、なんか様子がおかしくない?緊張してるような…」

「実はですね、勇者様…」

言ってもいいかノーマンにも目配せすると小さくだがうなずいてもらえた。

「好きな人いるんですか?」


あれから、いきなり好きな人はいるのか聞いた俺たちはこってりと勇者様にしぼられ、何があったのか全部吐かされた。

「なるほどね、オルガスがノーマンが好きでノーマンが僕の事が好きだと」

「そ、そうです、勇者様」

ノーマンは恥ずかしさのあまりか顔を真っ赤にしておりしばらく喋れそうにもないため俺が対応している。

「ふーん…」

な、なんだ、なんだか勇者様がこちらを見てくるような…嫌な気配がする!

「僕はねオルガスの事が好きなんだよ」

「「えぇー!?」」

今まで顔を真っ赤にして喋れなさそうだと思っていたノーマンも俺と一緒に声を上げていた。

いや、だってあの勇者様だぞ!?いつも俺にばかり冷たい対応を取って来てたのに…

「勇者様はオルガスにばかり冷たい対応を取っていたじゃないですか!?私には優しい対応をしてくれるのでてっきり私の事が好きなんじゃないかと…」

確かにそれは俺も思った。なんか俺にツンツンしてくるんだよな勇者様。

「うーん、確かにオルガスの事は好きなんだけど素直になれないんだよねー」

「それはオルガスがこのパーティーの中では一番弱いからじゃないですか?どうして強い方の私が好きじゃないんですか…!」

なんかさっきから弱い弱い言われてねぇか、俺。

「そう言われてもねえ、好きなものは好きだし好きじゃないものは好きじゃないし。あっ、誤解はしてほしくないんだけど別にノーマンの事が嫌いってわけではないからね。ちゃんと仲間としてなら好きだよ」

「そんなぁ…」

ノーマン、傷ついた顔をしてるなぁ…つーか、勇者様はまさか俺の事が好きだったなんて…

「つーか勇者様はまさか俺の事が好きだったなんてな!」

俺はわざと下世話にニヤニヤしながら言った。

「別に君の事は好きじゃないよ」

「そーかい。まあ俺もあんたじゃなくてノーマンが好きだからどっちでもいいけどね」

…俺は勇者様の顔を注意深く見ていた。俺がどっちでもいいって言った時一瞬だったが傷ついた顔をされたような…気のせいか?

「オルガス!勇者様に謝りなさい!…好きな人にそんな事を言われたら誰だって辛いですよ」

確かに俺も言いすぎたとは思う。だけど勇者様はいつも俺に冷た…いや、悪かった事はちゃんと謝らないとな。

「ごめんなさい」

「別に…もう良いよ」

なんで勇者様は俺の事が好きだというのにこんなに冷たいのだろう?普通好きならもっと大事にするんじゃないだろうか?俺とノーマンみたいに。

「なぁ、勇者様は俺の事が好きなんだろう?だったらなんでそんなに俺に対してだけ冷たいんだ?」

「それは典型的なツンデレってやつですよ!」

…勇者様が答えるのではなく横からノーマンが口を挟んできた。いつもならこういう少し空気が読めない所も間が抜けててかわいいと思うが今は少しばかり黙ってほしいと思った。

「何かの本で読んだ知識なのですが、ツンデレはプライドが高い人がなりやすいって書いてありました!つまり、勇者様はプライドが高いという事ですね!でもそんなプライドが高い所も私は…」

なんだかまたノーマンが勇者様に対してデレデレし始めたが当の勇者様は不満そうな顔をしている。

「プライドが高い…?僕が?」

どうやらプライドが高いと言われた事が気に食わなかったようだ。

「プライドが高かろうが低かろうがどっちでも良いけどもう少し俺には優しい対応をしてもいいんじゃないでしょうかね〜勇者様?」

「ぐっ、それは無理だ…!なぜかお前を前にするとツンツンしてしまう…!」

やっぱり勇者様の事は好きになれないがこのままこの話を続けると険悪な雰囲気になりそうなのでもう一個気になってた事を話す事にする。

「話は変わるけどさ、これでお互いがお互いに片思いをしている状態だって分かったわけだな」

「そうですね…本当にどうしましょう?」

「そこでだ!3Pをしてみるのはどうだろう?体の相性も大事だろう?」

「い、いきなり体からですか、貴方は!なんと野蛮な…」

「良いんじゃない、体から入っても」

「ゆ、勇者様!何を仰られるのです!」

「もしかるするとやった事によってベストな両思いカップルが見つかるかもしれないし」

「勇者様にそこまで言われては私も強くは否定出来ません…」

「どうやらやる事になったみたいだな。それでいつやる?」

ノーマンの裸楽しみだなぁ〜色白で線も細いし絶対きれいだろ!

「今からでも良いんじゃないか?さっき魔物が来ないか見張りをしていてここら辺には魔物がいる気配が全くしなかった。朝まで大丈夫だと思う」

「っしゃ!じゃ今からヤるか!…あ、だけどノーマンさっき眠たいって…」

「もう目が覚めました!やりましょう!」

「無理しないでまた次の機会でも…」

「いいえ、大丈夫です!もう目はギンギンに冴えてますので!さあ、やりましょう!」

ノーマンのやつ、俺たち二人きりにさせないようにしてるのか…別に二人きりになっても何もないと思うがな俺からしたら勇者様は好きじゃないし。

「じゃ脱ぐか〜」

「ちょっと…!いきなり脱がないで下さい!」

「僕も脱ぐかな」

「私も脱ぎます!」

ノーマンのやつ、俺と勇者様への対応が違いすぎだろ…まあ、良いや!なんてたってこれからが夜のお楽しみだからな!


朝になった。やっぱりノーマンの体はきれいだったな、グヘヘ。

「昨日はお楽しみでしたね、お二人さん」

「全くだ。どこかのオルガスとかいうやつがガンガンに突いて来るせいで少し腰が痛い」

「相性チェックですよ、勇者様」

それとこれは言わないが日頃の腹いせも少し。

「全くこの野蛮な猿は…!まあ私には優しかったので良いですけどね」

ああ、俺はどこかの誰かさんと違って好きな人にはちゃんと優しくしたいからな。

「でも勇者様が入れて欲しい…!って言って来た時はびっくりしましたよー。まさか、そっちだったなんて」

「う、うるさい!」

「あと、途中で勇者様じゃなくてサンダーって呼んで…!も受けたわー」

「なんで笑っているんだお前は!」

「そうですよ!勇者様をお笑いになるなんて許しませんよ…!後勇者様の貴重なデレを…!」

「でも俺は勇者様よりノーマンとの方が気持ち良いって感じたぜ?二人も元からそれぞれ好きだった人との方が気持ち良く感じたんだろう?」

「そうだね」

「えぇ、まあ…」

実はノーマンも意外だが勇者様も受けだったからか少し揉めてたが結局ノーマンが攻めをやる事にしたらしい。…少しノーマンも攻めに目覚めたか。

「てゆーか結局振り出しに戻った感じだな…いっその事また3Pしてみるか!」

「私は反対で…」

「良いよ、またやろうよ」

「はい、私も賛成です!」

ノーマン、勇者様の意見に振り回されすぎだろう…


こんな風に三人が片思いのまんま俺たちはこれからも過ごして行くんだろうな、微妙な関係だが俺は二人の事を大事にしたいし良かったんじゃないかと思う。もちろんノーマンの事が好きなんだが勇者様の事も仲間としては嫌いではない。ただ、もう少しツンツンを控えめにして頂けるとありがたいが…


これからもこのパーティーが続いていきますように…



後日談 勇者様とノーマンの二人

「ごめんね、君の気持ちに答えられなくて」

「良いんですよ、それよりなんで勇者様はあんなにオルガスに対してツンツンしてしまうんですか?」

「ああ、僕もあれから考えたんだけど君よりも弱い実力が数段劣るやつに惚れるなんて…!って気持ちがあったみたい」

「私が言った通りだったんですね…私だったらまだ楽だったのに」

「好きになってしまったものはしょうがないさ。気持ちは自分で抑えられるものじゃないからね」

「でもオルガスに好きだって伝えられて良かったですね、あんな事でもなければ一生伝わってなかったんじゃないですか?私も気付きませんでしたし」

「僕は伝えるつもりはなかったけど二人の好きな人を聞いたから僕からも言わないといけないなと思ってね」

「そういう筋を通す所も好きですよ」

「そろそろオルガスが見張りから帰ってくるはずだから勘違いされないように普通の話をして待ってようか」


少ししてオルガスが見張りから帰ってきた。

「オースッ!偵察完了!近くにはいないみたいだが遠くの方にはいるみたいだぜ。だけどそんなに強くない魔物みたいだな」

「そうなんですね。では次は私が参りましょうか」

「昨日の今日で疲れてないか?ノーマン」

「いいえ、大丈夫です。昨日は勇者様に見張りをしてもらいましたし今はオルガスがやってきてくれたので順番的に次は私の番です」

「だったら良いけどよ…そうだすごい事に気づいたんだ!俺たちの得意分野が勇者様が剣術、俺が体術、ノーマンが魔術で相性も剣術>体術>魔術>剣術…だろ?という事は勇者様>俺>ノーマン>勇者様…になって自分の有利な相性の人を好きになってるてな!」

「知ってるよ」

「知ってました」

「えぇー、お前らもう気付いてたのかよー。俺が一番に見つけたと思ったのに!」

「オルガスは頭が悪いので仕方ないですね」

「なんだと、この野郎!」

「まあまあ気づいたんだし良いんじゃない?」

「それフォローになってねぇぞ…」


そんな感じでこの三人の物語は幕を閉じます。以下世界観設定や少し思い付いた話があるのでそれも書いておきます。


ここからBLまっったく関係のないファンタジーとなります。


余談 オルガスが死にそうになった話

(語り部 オルガス)

俺たちは旅をしてちょうど一年位経つのだが、旅を始めてから三ヶ月後位に危ない目にあった。まず、この世界はHP(ヒットポイント)MP(マジックポイント)などがあるファンタジー世界だ。

だけど、ファンタジー世界にも関わらずインターネットはある、なぜかというと数年前に伝説の魔術師が門を開けてしまったからだ。

そこから魔物や魔人といったものたちが這い出して来ていて畏怖を込めて魔王と呼ばれている自我の無い機械人形を倒さないといけない。

俺たち三人は同じ村出身の幼なじみでサンダーは武術大会で優勝して聖剣にも選ばれた。だからそれまではサンダーと呼び捨てで呼んでいたが勇者になった後からは周りの人たちへの印象付けのために俺たちも勇者様と呼ぶようになった。

では、これから俺が死にそうになった話をしようと思う。


俺たちがある森を抜けようとしていた時だった。急に強いものの気配を感じたかと思うと俺たちの目の前におどろおどろしい雰囲気を纏った青年が立っていた。

「やあ、こんにちは強い者たち。俺はロラン。魔人だよ。ちなみにアイテムの袋は三人とも俺が奪って使えなくしてあります。これで回復出来ないね♪」

俺は驚いた。魔人というのは魔物とは別の生き物で魔物は知能があまり無いのに対して魔人は人並みに知能がある。…魔人は地獄から来ているのでは無いかとの噂だ。そもそも伝説の魔術師が開けてしまった門自体地獄に繋がっていてそこから地獄の生物、魔物や地獄の住民、魔人が来ているのではないかとの話もある。

「いやー、久々のシャバの空気は美味いわ!あの世界はずーっと殺し合いの世界だったもんなぁ〜」

勇者様も驚いていたみたいだが一番早くに冷静さを取り戻したみたいだった。

「なぜ魔人のお前がここにいる?」

「ん〜?強いやつと戦いたいだけだよ。だけどあまり強くなりすぎちゃっても困るんだよね〜。すぐ俺がやられてもつまらないし?つーわけで旅に出たばかりのこの時期に襲いに来ちゃいました♪」

俺も一言言う事にした。

「帰れよ、元の世界に!」

「いーやだね!絶対帰らないから!ゆくゆくはこの世界で暮らしても…」

イライラしたので俺から仕掛ける事にした。

「てめぇは死ね」

その時に覚えていた技で一番強かったハートブレイクを使ったがかすり傷程度しか与えられなかった。

「は?なに話の途中で攻撃してきてんの?俺短気な人は嫌いなんだけどぉ〜!つーわけで君から攻撃する事に決めました♪」

瞬間見たことのない嫌なオーラを纏った技を繰り出してきた。

「ダークブロウ♪」

「ぐっ…!」

「オルガス、大丈夫か!?」

「オ、オルガス…!」

俺は前衛で戦うのでHPは高い方だと自信があったが一気に三分の一も削られた。

「やばいぞ、あいつは!みんな逃げよう!」

「させないよ!ダークシャイド♪」

勇者様が逃げる指揮を取ってくれたがまたも見たことのない技で俺たち三人を閉じ込めてきた。

「うふふ、逃げるなんて言わないでよね。もっと楽しもうよ?」

「オルガス指定!かば…」

「させないよ!チェイン!」

「うぅ…」

勇者様が狙われてる俺を庇おうとしてくれたみたいだが鎖みたいなのが体に巻きついて行動出来なくなった。

「気を付けろ、オルガス…!あいつは強い!」

「わ、私がどうにかします!」

勇ましくノーマンが前に出たがその体は相当震えている。

「あれあれ〜?君前衛タイプじゃないでしょ?前に出て来て大丈夫なのかな?まあ良いや♪ダークブレイク!」

「ノーマン!」

「ガハッ!」

俺はとっさにノーマンを庇おうとしたが庇う技を持っていない俺にはどうすることも出来ず少し吐血したノーマンのHPを見てみると半分位削られ黄色のゲージになっている。

「二人ともHPには気を付けろ!0になったら死ぬぞ!」

そうだ、この世界は元々がファンタジー世界ではなかったからなのかなんなのかは知らないがHPが0になると死亡する。生き返りの技なんかもない。

「ノーマン!後ろに下がってろ!後は俺がやる!」

「はぁ…でもあなたは狙われて…」

「良いから後ろに下がってろ!」

ノーマンだけは死なせたくなかった。この時にはもう好きだったからだ。ノーマンは渋々後ろに下がった。

「これでお前と俺の一騎打ちだなぁ?」

「てめぇはここでぶっ殺してやるよ」

「君にそれが出来るかな?」

正直言って今のレベルじゃ無理だと思った。でもやるしかない。

「行くぞ!ハートブレイク!」

「ダークテンペスト♪」

俺の技は相手にはやっぱりかすり傷。相手の技が俺に致命傷を与えた。

「ぐほっ、ガハッ…はぁーはぁー…」

「「オルガス!」」

二人一緒にして叫んでくれた。今の攻撃でもう少しで死にそうな位の赤ゲージになった。死にそうだからか周りも霞んで見えた。くそっ!と思った。

「はぁー…はぁー…」

「ふふふ、虫の息ですね♪じゃクソ生意気なあなたのために話をしてあげましょうか。

まず、私がいる所は殺し合いしている位ですし地獄でしょうか。まあ私にもはっきりとは分からないですけどね。

私は生前若き詐欺師でした。22歳という若さで3億円の大金を稼ぎましたが警察に見つかってしまったので自害しました。

…一応理由もあるんですよ?中学の時に父親がいなくなり母親一人となった後はどんどん貧しくなり高校の時が一番貧しかったですね。好きな子に告白したらその時はお風呂に二日、三日に一回位しか入れなかったので臭いから嫌だ!と言われて絶対金持ちになってやる!と思いましたね」

「はぁー、はぁー、それで悲劇のヒロインぶってるつもりかよ…!」

「やっぱりてめぇはぶっ殺しても良いか?」

「ハッ、そっちの言葉遣いが本性だろ!時々荒っぽくなってるしな!」

「やっぱりてめぇはここで死ね。ダークトルネード」

「オルガス指定。かばう」

「はぁー、鎖から抜けるのが遅いぞ、勇者様」

「今はあまり喋るな。それに鎖が意外と頑丈だったからな」

勇者様のHPは三分の一位は減ったがまだまだ元気だ。俺は吐血し続けながら言った。

「ごほっ、…ありがとな、勇者様」

「…フンっ!」

「なに俺を無視してやがる…!」

「あっ、そうだ。まだいたんですね。エクスカリバー!」

勇者様は中々鬼畜な事を言いつつ一番強い聖剣技をブッパなした。

「ぐっ…」

「さあアイテムの袋を返せ!」

「はぁ…ほら返してやるよ…」

なぜか袋を返すように言った勇者様ではなく俺に渡してきた。

「この世界でも死ぬんだな、俺は…。そうだ、死ぬ前に一つ良いことを教えてやるよ。この世界にもう一人キールというめちゃ強い魔人が来ているから出くわさないように気をつけるんだな。おっと、お別れの時間が近いようだな。じゃあな、まあまあ楽しかったぜ!」

そう言うと俺にウインクしてきたので俺はめっちゃ嫌そうな顔をして避けつつ元々この世界の存在ではないからか泡となって消滅するかのように消えていった。

「終わったな…」

「ご、ごめんなさい…!私何も出来なくて…!その、魔法で援護しようかとも考えたのですが私が死にたくないばかりに足がすくんでしまって…」

「大丈夫だよ。ノーマンは元々のHPが低い方だからもし狙われたらノーマンが死んでたかもしれない。」

「そうだね、いきなりあんな強いやつと出くわして普通は怖くて動けなくなるよね」

「二人は動けててすごかったな…!私も次にあんな強いやつに出くわした時はちゃんと動けるようにならないと!そのためにはまずHPを上げる訓練からだ!」

…あんまりノーマンの適性的には上がらないと思うけど…。俺たち二人は苦笑しながらそういえばHPを回復していなかったのでアイテム袋も返されたし回復させることにした。


ていう事があったんだよなー。まだキールというやつには会っていないけど俺たちは強くなって来てるからきっと出会っても大丈夫さ!


余談 魔界での話

(語り部 ロラン)

よう、こんにちは。ロランだ。魔界にはまあまあ強い人なんかが何人かいるが俺はこの世界でも一番を目指している!だけど、障害となっているやつらが二人もいるんだよなー。順番に紹介していこうと思う。


まずは、さっきの話でも出てたけどキールだな。こいつはこの世界で三千年も頑張って来ているらしく俺なんか三百年位だからかバカにされている。

(というかこの世界基準がおかしくてどんなに短くとも千年はこの世界にいないと普通は卒業させてもらえないらしい。卒業したら普通に輪廻転生出来るようになるとの話もあるが…ペーペーの俺からしたらまだまだ遠い話だ)

こいつは昔帝王だった人で正義感が強すぎて気に入らない人を見ると切って捨ててしまっていたらしい。しかも頭に血が上ると見境がなくなるタイプらしく記憶がないうちに首が飛んでたり胴体が飛んでたりしたらしい。…怖っ!

こいつを慕う部下みたいなのもいっぱいいて後から出てくるクソババァと二大勢力と言われているな。


さっき言ったクソババァはリアナという。名前は可愛らしいが実際は四十を越えているというババァっぷりだ。

スタイルも良く顔も可愛らしいため最初見た時は二十代だと思った人が多いらしいが(ちなみに俺も思った)実際はババァである。

旦那さんに失踪されてから心が病んだみたいでその話ばかりをしている。メンヘラだよね。後ヒステリックでもあって悪い方に母性が行き過ぎたババァであり多分なんだけど本人に悪気は無かったみたいだけどかわいそうな動物を閉じ込めたりして結果的に動物虐待?みたいな形になってこの世界に来ちゃったみたい。

かわいそうだと思うかもしれないけどこの世界で五千年も頑張っている大ベテランなんだよね。


俺もこの二人をぶっ倒して強い男になってモテモテになっていつか高校の時に振られた彼女にもう一回告白するんだ。


余談 現代転生

(語り部 ロラン)

こんちわ〜!ついに俺たち三人は前世の記憶を持って現代転生したよ。超うざーいオルガスとか高校生幼なじみ三人組とも知り合いで前世の勇者様御一行なんだよね〜

俺は大学を卒業してから二十二歳で大手の企業に就職して先輩にキールさん、そして女社長のババ…じゃなくてリアナさんもいる所だった。二人も前世の記憶があるらしく俺たち三人は何かと縁があるなってキールさんが言ってたな。


んじゃ、まずは高校生幼なじみ三人組との出会いの話でもしようじゃないか!


俺が歩いていると目の前に見知った顔の三人組を見つけた。げっ、あれはまさか…

「あれっ?ロランさん?」

げっ、前世の魔術師…確かノーマンと言ったか?が話しかけて来やがった!

「お前、転生出来てたのかよー!良かったな!実際は詐欺師のような頭を使う事よりも暴力を振るった方が強い脳筋詐欺師さん♪」

「てめぇ…意趣返しかよ…!」

「ああ、いつかのな」

「それよりここではもう詐欺を働いてないですよね?」

サンダーだっけ?が話しかけてきた。

「ああ。ちゃんと大手の企業に就職して働いてるぜ。なんてたって俺は優秀だからな!」

「なんか鼻に付いて嫌だなー」

「っていうかオルガスとロランさんって意外と似たもの同士ですよね?」

「「誰がこんなやつと!!」」

ノーマン君が変な事を言い出したかと思ったらオルガスとハモってしまった。くそっ!

「…おほん。まあ俺はもう大人だからな。高校生の君たちとは違って大人の対応を…」

「とか言って〜、本性はどうせあっちの性悪の方なんだろ?」

「君は黙ろうか、少し」

高校生相手にムキになってもしょうがないとは思うがやっぱり今世もオルガスとは合わないようだ。

「そう言えばキールさんはどうしてるか知ってます?」

キールさんとこのサンダー君は少し似たような所があるような気もする。気になるのか、自分に似た人を。

「ああ、俺の会社の先輩だぜ?」

「そうなんだ。元気にしてるみたいで少し安心したよ」

キールさんとはまだすれ違ってないみたいだな。

そう言えば、キールさんは前世でこいつらと会った時に最終的にキールさんが自害してあの世界に帰って来たって言ってたな…サンダー君は心配もしているのかもしれないな。

「良かったら君が会いたいって言ってたって言ってみようか?」

「会えるのならぜひ!そうだ、LINE交換しません?」

「ああ、良いよ」

「あっ、サンダーだけずるいなー、俺も交換していい?」

「あっ、じゃついでに私も…」

オルガスの野郎は何がずるいんだ?ノーマン君ついでにって何なんだよ!

「三人とも交換しようか」

三人と交換した。

「あっ、じゃ出来ればキールさんのLINEとか連絡先も教えてもらえると助かるのですけど…」

「ああ。君に教えても良いか聞いてみるよ」

「ありがとうございます!」

「おい〜?そろそろマックに行こうぜ!話も終わっただろ?」

オルガスの野郎…飽き飽きしている様子はあったが少しひどいと思う。

「そうだね。キールさんの連絡先聞けるか聞いて見て下さいね!じゃ、さようなら!」

「またな〜」

「えっと…さようなら!」

「ああ、またな」

そう言うと三人はおそらくここから歩いて三十分もしない所にあるマックの方向に向かって歩き出して行った。


あれから電車を待っている間にキールさんに勇者様…じゃなくてサンダー君にLINEを教えて良いか聞くとすぐにOKの返事が返って来たのでサンダー君に教えたら物凄く喜んでくれた。(ありがとうスタンプが五つも送られてきた…)


次の日、会社に行くと何かリアナさんがキールさんの周りをうろうろしているのを見た。

「ねぇー、教えてちょうだいよ。そのニヤニヤしながらLINEをやってた子、まさか彼女でしょ!?」

「教えません。後彼女じゃないです」

「おはようございます。キールさん、リアナさんに教えても良いんじゃないですか?別に変な人とやってたわけではないですし」

「えぇ〜、まさかロランくんも知り合い?ロランくん、教えてよ〜」

「俺から教えるんで良いです!…えっと前、前世の話をしましたよね?リアナさんはあの世界に行かなかったから知らないと思うんですけど…その時の知り合いの高校生の男の子です」

「そうなんだー。はぁー、私は人見知りだから行かなかったけど行っておけば良かったかしらね?」

「写真を送ってもらえば顔だけでも見れるんじゃないですかね?」

「そうだな。ちょうど今LINEしている所だし3人が写った画像を送れないか聞いてみるか…」

リアナさんはすごくワクワクした顔をして待っていた。一分位ですぐに写真が送られてきた。

「この三人です。えーと、こっちの金髪緑目のイケメンが今やり取りをしているサンダー君でこっちの褐色肌の子がオルガス君、そしてこっちの銀髪に青目の子がノーマン君と言います」

「そうなの!このノーマンという子が私すごく気になるわ!」

「ノーマン君とLINE交換してみたら良いんじゃないでしょうか?僕が聞いて見ましょうか?」

「そうね、お願いします!」

リアナさんはドキドキしながら待っているようだった。五分位立っても返ってこないので忙しいのかと思っていたら返ってきた。

「大丈夫らしいです。リアナさん、これがノーマン君のLINEですよ」

「わーい、ありがとうね!」

子供の様にはしゃいでいるなぁ、リアナさん。

「もう少しで授業が始まりそうだとのLINEがサンダー君から来ました。厳しい先生らしいのでしばらくはLINEが返せないかもと来ています」

「ノーマン君には今日の夜にでもLINEしてみるわ!あっでもおはよう位は良いか…おはようと。えっ、一秒もしないで返ってきた!?

えーと、『すみません。交換してすぐで悪いのですが今から授業が始まりそうなので休み時間にならないと無理そうです。厳しい先生なので。後打つのが遅くてごめんなさい!』きゃー、かわいい!

今日の夜にでも話しましょうっと。送信!」

「なんかベタ惚れですね、リアナさん」

「なんかビビビッと来たのよね〜多分似た者同士だと思うから話が合いそうだなーって」

「高校生男子を失踪した旦那さんの代わりにするのではないかとも思いましたよ」

さすが、No.2なだけはある。キールさん、容赦ない。

っていうかこの世界でも旦那さんいなくなっちゃったみたい。俺も前世の時みたいに中学の時に親父が出て行ってからは高校の時は貧乏だったし。キールさんも周りの部下にイライラさせられる事も多いみたいだ。前世みたいな過ちを俺たちが犯さないようこんな事になっているのかもしれないな。まあ、今の所三人共大丈夫だけど。

「流石にそんな事はしないわよ!…私達もそろそろ仕事を始めましょうか」

「ああ」

「はい」

俺達も仕事を始める事になった。


あの後、かなり時間は飛ぶがノーマン君とリアナさんは同じ人見知り同士という事もあり仲良くなったみたいだった。読者好きとか趣味も合ったみたいだった。


余談 海!

(語り部 ロラン)

えー、俺達は今六人で海に来ている。あれから仲良くなりすぎて六人のグループを作ったら夏休みの宿題をサボっているらしいオルガスが『皆さん、海行きませんか?』とグループLINEで呟いた事がきっかけだ。

「あ〜海だー!」

「っていうか夏休みの宿題は終わらしてきたのでしょうね?」

「ん〜まだ!こんな所まで来て宿題の話をしないでくれよーノーマン君」

「はぁっ…まったくあなたって人は…後で苦労するのはあなた自身ですからね!」

「わぁーてるって!」

あんまり分かってなさそうな返事をしている気がする。

「それにしても海って久しぶりね!」

リアナさん…実年齢四十二だったはずだけど…ビキニをはいている。

「その…布面積小さくないですかね?」

皮肉としてそのお年でという響きも入れると

「あら、若い頃はもっと刺激的な水着をはいてたわよ!」

つまり、若い頃はもっと布面積が小さかったわけか…

「年齢の割にはきれいですよね、おばさん!」

「おばさん…!?」

「あっ、いやおばさま…じゃなくてお姉様」

リアナさんはお姉様の瞬間に良い笑顔を見せた。…感性が似ているからかもしれないが俺なんかおばさんどころか若作りババァと心の中では読んでいるのでオルガスはマシな方にも思える。

「ふふん、きれいにするために日々の努力が欠かせないのよ!」

「確かにすごく美意識が高いですよね」

珍しくキールさんがリアナさんを褒めている。

「褒めても何も出ないわよ!…せっかく海に来たんだしここで喋ってないで海に入ったりしない?」

「さーんせーい!皆さんも行きますよね?」

なぜかオルガスが指揮を取っている事がしゃくに触ったが俺も海に入る事は賛成だ。


あれから、海に入った後俺達はそれぞれでサンダーとキールさんはビーチバレー、俺とオルガスは筋トレ談義、ノーマンとリアナさんは読んだ本について話し合っているようだった。

「そろそろバーベキューを始めませんか?」

ビーチバレーを終えてきたと思われるサンダーと後ろにキールさんも付いて来ていた。

「おっ!そうだな!おーい、ノーマン、リアナさん。そろそろバーベキュー始めませんか?」

少し遠くにいたがオルガスの良く通る声で聞こえたようで二人ともこちらに近づいてきた。

「そろそろ始めますか?」

「そろそろ始めるの?」

二人が同時にハモった事により二人共照れ笑いをしている。

「ああ!そろそろ始めるってよ!」

あっ、ヤベっ、地が出てしまった。

「あなたって本当はそっちが本心よね…」

うう…リアナさんには見破られていたようだ。

「まあ俺としてはいつもの丁寧な言葉遣いだろうが素の荒っぽい言葉遣いだろうがどっちでも良いが。特に今は仕事の場じゃなく遊びに来ているんだからな。崩しても良いと思うぞ」

うっ…キールさんにまで気を使われた…

「いえ、いつもの丁寧な言葉遣いで行きます…」

「俺も仕事じゃないんだし素の言葉遣いでも良いと思うけどなぁ〜。ほら、よそよそしさがなくなるし?」

何を言ってるんだオルガスは?

「いえ!私は頑張って丁寧な言葉遣いにします!」

「…まあお前が良いなら良いと思うぜ、俺は」

なんかオルガスが含みのある答え方をしているような気もするが。

「私もどっちでも良いと思うけど、そろそろバーベキュー始めちゃわない?」

こっからゴチャゴチャのバーベキューが始まった。

まずオルガスが肉を独り占めしたり。その後にサンダーと肉の奪い合いをしていたり。ノーマンが私は野菜だけで良いですのでとか言って肉を食おうとしなかったり。それで、俺が肉も食わないと元気になれないぞ!とか言って少しは無理矢理食わしたらリアナさんにかわいそうだと少し怒られたり。こんな騒がしい中でももくもくと肉ばかり食べ進めているキールさんがいたり。

「はぁー食った食った!今日はみんなお疲れさん!」

「また来たいですね」

「次は冬休み…春休み…いつ来れるのでしょうか」

「あら、大きな休みを待たなくても近いうちに休みが合えば日曜日でも来たら良いじゃない」

「そうだな。来ようと思えばいつでも来れる」

「また遊びに行きたいですね!今度は別の所でも良いですよ?」

今日はとても楽しかったなぁー。またみんなで遊びに行きたい!年齢がバラバラで敵同士だったりそもそも前世で会ってなかった人たちもいるけどこんなに仲良くなれるなんて思ってもみなかったな。まるで運命みたいだ。


後日、海以外だったら今度秋に祭があるからどうかと珍しくキールさんが言ってきて秋の祭に行くことになった。



後半の描写がきついと感じた人は一応R15タグは付けてますがR18に移動した方が良いんじゃないかと思う人は感想にて送って下さい〜

いつでも移動させます。

ではでは〜またいつかお会いしましょう。


余談ですが…やっぱり私はダークファンタジーが好きですね(^o^)後から追加した後半はBL関係ないファンタジーになってますしね。


ロランはかなり悪いやつですがいつか救済を頼む…!と思っています。


ネタバレ後日談としてロラン、キール、リアナは近いうちに輪廻の輪に入れると思います!更生してくれると良いですね!


またまた追加しちゃいました〜これで本当に終わりです!


筆者は悪者達の更生して現代転生、元々対立していた英雄側とも仲良くなるのが大好物です!


まだ少し暗い所も残ってはいますけど悪者達も元気になって闇落ちしていないのでハッピーエンドです!


最後に現代転生したらまず海に行ってキャラ達をバーベキューさせたいので海は欠かせない。

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