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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

2人の出会いと現在。それから〜未来の話。柳枝Side〜

作者: 美波

4月になって、オレは2年に進級し

後輩たちが入学してきた

その中に1人

ちょっと気になる奴がいた


学食で1人で飯を食ってた


そいつに、オレは声をかけてみた


『ねぇ、ここ良い?』


『え?あ、はい…どうぞ…』


ちょっと驚いた様子だったけど


答えてくれたから向かいに座って


話をする


『オレ、渋澤ってんだ。宜しく

最初はキンチョーするよね

オレも去年入った時はそうだった

でも大丈夫だよ。きっとすぐに

気の合う友達が出来るから』


そういうと相手は…


『あ、はい

ありがとうございます、渋澤先輩

あ、僕…相楽、って言います』


相楽は、見るからに

物わかりの良さそうな

大人しい印象だった

悪く言うと、パシられても

文句のひとつも言えずに

従っちゃうタイプって感じ


『そうなんだ。よろしく

あ、これも何かの縁かもしれないし

これから仲良くやろ』


『あ、はい』


先輩ったって、年ひとつしか

違わないのに、相楽は

ド緊張だった


こうして知り合ったオレたち

それから昼休み学食で話したり

勉強を教えたり…


半年後、夜街を歩いてたら

『泥棒』って聞こえて

見たら相楽が、おっさんに

財布をスられて困ってたから

オレはすぐに、オッサンを捕まえて

財布を取り返して、相楽に

手渡した。


少し間があって礼を言われ

『買い物?』と聞いただけなのに

『母子家庭』と急に身の上話されて

正直ちょっとビックリしたけど

オレは当たり障りのない

返しをした

『そうなんだ…なんか

聞いちゃってごめんね』 と


それから一旦分かれて


次の日廊下に呼ばれたら


そこに相楽がいて


話があるというから


ここでいいか聞いたら


返事がなくて


『ダメそうだね』と、オレは


相楽を誘って校舎裏に移動した


要件を聞くと


昨夜のお礼を言ってきて


『それで終わりじゃないよね?』って


聞いたら、急に告白してきた


男相手に、告った相楽には


正直ビックリしたけど


その『好き』が、どういう好きか


俺は試してみることにした


『オレと付き合いたいの?』


そしたら、凄い真っ赤になって


『はい』って


それが可笑しくて、オレは


OKを出した


今度は相楽がビックリしてたけど


オレは敬語と先輩呼びを禁止して


『朱希』と名前で呼ぶことにした


好きに呼んで良いと言ったら


『柳ちゃん』と提案してきたから


オレは即OKして


付き合いだした


1ヶ月くらい後オレの部屋で


二人でいる時オレは、ついに


朱希にキスをしてしまった


ビックリしてたけど、朱希は


嫌がる素振りもなく受け入れて


離れたら『もう1回』って


オレは朱希をベッドに押し倒して


キスをした


その後抱きしめて


好きと言い合った


月日がたった頃


オレは何となく朱希の


服を捲って胸板に


キスをしてみた


喘ぐ朱希。どうやら


好きなポイントだったらしい


面白くなったオレが


嫌いなとこ探しをして


耳を軽く噛んだら


朱希は、素っ頓狂な声を上げて


本気で嫌がった


ちょっと意地悪言ってみたら


涙目で怒られてしまった


だから、諦めて乳首を咥えて


喘いだ朱希にキスをして黙らせた


そして、現在…


部屋にいたら、朱希が急に


少し笑った


理由を聞いたら、出会ってから


今までのことを


思い出していたらしい


短い期間に色々あったけど


オレたちの互いを想う気持ちは


日々強く結びついていった


オレは、志望校に合格


卒業を控え


それは、朱希と一定期間


離れることを意味していた


寂しがる朱希をオレは抱きしめた


『一緒に暮らそう』と言ったら


朱希の方から結婚したい、と


言ってきたからオレは


改めてプロポーズして


条件つきで朱希を


内縁の妻にした


それから、返事を待って


キスして、愛を誓い合った


朱希が卒業したら


結婚して、一緒に暮らす


2人で、いつまでも…

〜Fin.

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