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悲しきチュートリアル

お待たせしました

「えーっと、まず書類に何を書けば良きですか?」

「あっ、えっと、まずは生きていた時の名前、年齢、職業を。」

なんだか履歴書みたいだなぁ。

「これでいいですか?」

「少々お待ちくださいね。」

そう言うとその子は一般的に言うスマートフォンらしき物を取り出して、書類とスマートフォンらしきものを交互に見ている。凄いな、最近の天国はスマートフォンもあるのか。

「はい!認証完了です。それでは次に好きなスキルをお選びください」

「は?え?すきる?」

すきるとはゲームなどで出てくるスキルの事だろうか?

「はい!言い忘れていましたが、これから貴方が行くのはよくある剣と魔法の世界的な感じの世界なので」

「あっはい」

つまり言わば初心者キャンペーンみたいな感じか?

「それでは次の中から魔法を一つだけお選びください」

また紙を見てみると魔法一覧が載っていた。すげぇな最近の紙

なお、魔法は火、水、風、光、闇、星、鏡、歌、付属......などなど色々あった。

「うーん...これは...」

どのゲームでもこういうので絶対迷うんだよなぁ

もう直感で鏡にしとくか

「んじゃ鏡でお願いします」

「分かりました!それではちゃんと使えるかどうかチュートリアルをしましょう!」

急にゲームっぽくなったなおい

「こちらです」

「あ、今行きます」

なんだかんだで少し楽しみな自分がいる。



〜格技場らしき所〜


案内されて着いたのが格技場みたいな場所だった。

「今は人が集まってないので集中して出来ますね!」

「へー、今の時間は人が集まらないんですか」

「そうなんですよー、天界では今はお昼みたいな感じですからね」

「なるほどです。」

天使もご飯食べるのか。そりゃそうだよな。

「さて、それでは今鏡魔法を付与しますね。適性があるかないかは私達でもいじれないのでそこは申し訳ないです。」

「は、はい」

やべぇ、めっちゃ緊張する

「では、やります」

お願いします、と言おうとしたら急にその子の体が光り輝き、その光がこっちに向かってきた。

何かが入ってくる奇妙な感覚に襲われていると、次第にその感覚は無くなり、ふと気がついたら体のだるさ等が無くなっていた。

「こ、これは......」

「これは?」

「相性ピッタリですよ!とても珍しいです!」

「ッ!」

よっしゃあ!成し遂げたぜ。

「ほへー、偶然なんてホントにあるんですねぇ」

「ハハハ......」

今頭が追いついていかなくて乾いた笑いしか出なかったよ

「おっと、それはともかく戦闘のチュートリアルを始めましょう!」

「お、お願いします」




「まず鏡魔法と言うのはその名の通り鏡をメインで使うんですよ」

「ふむふむ。」

「今の貴方なら鏡を呼び出せるはずです。心の中で鏡よ来い。って思ってみてください」

「分かりました」

鏡よ来い......鏡よ来い.........

すると突然どこからか鏡が現れた

「成功です!」

「す、すげぇ。ほんとに出た」

「よし、鏡を出せたので次のチュートリアルは......」

「?」

あれ、なんだかスマホらしきものを忙しなく見始めたぞ

「えーっと、どうやら鏡魔法は、鏡を出せたらその後は技とかを自分で作るみたいです...」

「え?えーー!」

なんだそれ、ブン投げたぞ。

「ま、まぁオリジナリティがあって良いじゃないですか」

「そんなもんなのか...?」

ま、まぁいいさ。これで終わりってんなら

「さて、それではチュートリアル?も終わりましたし、行きましょうか」

「え?どこへですか?」

「その世界にです」

「あっはい。.........え?」

鏡魔法:別名創作魔法。鏡を出せた後は自分で技などを作らないといけないから人気のない魔法。イキリがよく使いたがり、途中で絶対挫折する。同じ効果の技は絶対に作成できないようになっている。(例えば同じビームでも威力や射程が違うようなもの)

その人のアイデア力が試される。

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