永遠に友達
私と彼女はただの女友達である。
しかし、私は彼女に一つだけ隠していることがあった。
それは私が彼女に恋心を抱いているということだ。
彼女がこのことを知った時、どんな顔をするだろうか?私と彼女の関係は残ってくれるだろうか?
彼女は同じ大学に通う仲の良いサークル仲間の男の話をしている。
私は良く知りもしないその男に嫉妬し、それを隠すように彼女の話をよくできた作りものの笑みを浮かべて聞いていた。
きっと私達はいつまで経っても友達のままだろう。
ワインだから少し飲み過ぎたのだろうか?
酔った私はぼーっと店内に飾られた黄色い薔薇を見つめていた。