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#3「今日から社長」

1ヶ月ほど病に伏せてましたので、更新遅くなりました

読んで頂ければ幸いです

「名刺入れを落としてしまったな・・・」


まあ、彼女なら駅の落し物センターに届けてくれるかな?大丈夫だろう


結構優しそうな子だったしな、特に可愛いし(笑) 同じ時間帯の電車だから又会えるだろう


少し・・・・楽しみ・・・ 「おおおっ!」色々想像していたらつい叫び声が


周りに睨まれた


そんな事やあれこれ考えてるうちに降車駅に到着した、相変わらず女子高生だらけだが・・・


「社長~」


「おおっ立花君、悪いねわざわざ迎えに来てもらって」


私は車の後部座席に乗り込み駅を出た


本社と工場は駅からだと車で15分位の距離に有る


10分位の道中に桜ヶ丘女子学園が有る


歩道の両側は女子高生で一杯だ


「いや~今まで居た伊豆工場より良いところだね~天国だよ」


「えっ、なんでしょう伊豆で何か有りました?」


「いや何でもない、本当にわざわざ済まないね立花君 これからも宜しく頼むね」


「いえ、秘書ですから当然です それより桜ヶ丘の生徒で電車混んでたでしょう?」


「そうなんだ、結構ギュウギュウだったね、気分は良かったけど」


「えっ?何かおっしゃりました?」


「いや、何でもない独り言だから」


「まあ、こんな時代だから私から節制して電車で通う事にするよ」


「社長、そんなに気を使わなくて良いですよ車でも45分程度ですし、私の自宅も社長の自宅から10分程度ですし」


「いや、いいんだ電車が良いんだよ」


JK可愛い子沢山居るからね~ もう最高 心の中でガッツポーズをした


本社は直ぐに着いた


うちの入社は6月から、卒業が遅れた学生に対応しているそうだ


いや~今日からかぁ~!役員の時でも可能だったけど、例の調査をトップでできるからね


何処に隠蔽しているか開発の時は全く手がかりが無かったから少しは前進するかな?


「立花君、有難う 社長室に先に行って着任挨拶の準備をしてくれないか?」


「はい、分かりました 10時前にに大ホールです」


「ふう、初日から色々有るな」


正面玄関を入ると、受付ホール 受付は女子二人が出迎えてくれた


「しゃ、社長 おはようございます」


二人とも若いし元気一杯だな


「社長、エレベーターを直ぐに呼びますね、ネクタイ似合ってますね、スーツも似合ってますね、何より格好いいです~♪」


「ええっと有難う、君はええっと・・・」


名札を確認すると、津久井 恵


なかなかにスタイルの良い美人だ


「津久井君か、有難う 今日から宜しく頼むね」


「はい~津久井 恵です、これからも末永く宜しくお願い致します~」


「こら恵、騒ぎすぎだぞ!」


騒ぐ恵に見かねてもう一人が止めに来たようだ


「君は・・・佐和田君か、これから宜しく頼むね」


この子も美人だな~うちの人事は面食いだな


「はい、了解致しました社長」


何とも愛想の良い受付だ、あの会長の影響だろうなうちの社風は


「じゃあ、行くよ有難う」


エレベーターに乗り込んで最上階の社長室へ向かう、さあ頑張るか


その後の受付ではひそひそ話に話が咲いていた


「ねえねえ、さやか やっぱり新社長すごく格好良いよね」


「もう、恵は落ち着きが無いのよ、そんなんじゃ社長に相手されないよ」


「いや~もうドキドキで、凄く楽しみだったからね、掛川役員の本社勤務」


「滅多に来ないし、忙しい人だったから嬉しいよ~初めてお話したよ~」


「まさか社長になって帰って来るとは思わなかったよ~ 嬉しいよ~」


「そんな事言ったって、シナジーの社長だよ、雲の上の人だよ」


「いや、私は頑張る絶対社長のハートを射止めて見せるわよ!」


「はいはい、頑張ってね恵 応援はするけど変なことに巻き込まないで」


「それにしても、社長機嫌良かったよね?」


「私に会えたからだよ~」


「この脳天気が!」


さやかが恵の頭にチョップを食らわす


「痛いよ~さやか」


「それより今日はあちこちからお偉いさん来るから、気をつけなよ」


「了解~てへへ」


僅かな騒がしい朝の時間だったが、やがて続々とお偉いさんがやって来た


「お疲れ様です」


先ほどの騒がしい二人は何処に行ったのやら、とても丁寧な対応でこなしていく 流石上場企業の受付だけの事はある


やがて式の時間が迫ってきた


「さて、立花君着任挨拶の準備は済んだかな?」


「はい社長、後少しで始まります 先に入社式を行いますが、入社式は専務が対応します」


「その後、着任挨拶ですので、宜しくお願い致します」


「判った、宜しく頼む」


大ホールは800人まで対応できる施設だが、新入社員50名と役職者50名の100名なら楽々だな


やがて専務の挨拶が始まって、無事に入社式は終了した


後は私の着任挨拶で終了だな


「皆さん、本日は我がシナジーに入社おめでとう 私が本日から社長の掛川 翔です」


「今回は開発の人材を優先として、君たちに来て貰いました」


中略


「是非とも、力を合わせて人の為になる仕事をこなして欲しい」


「この後は、直ぐに研修施設に行ってもらう段取りになっていたと思いますが、精一杯頑張ってください」


会場が一斉の拍手に包まれる、気分は良いし嬉しい、が責任も重大だしっかりとやっていかないと


社長室に戻り、午後からの予定は・・・


「立花君、午後からは伊豆だったかな?」


「そうです、工場社員への着任挨拶が有ります」


「判った、今からなら4時には戻れるな、新幹線で弁当でも食おう」


「え、お弁当ですか?どこかお店取りますけど?」


「時間が勿体ないから大丈夫、さあ、行こう」


「判りました、でわ駅まではタクシーで」


「さて、昼からも気合入れて行くか!」

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