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落ちぶれ勇者の信頼回復冒険記  作者: シシトゥ
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第1話 依頼

第1話です。内容書きながら「そっか、細かい世界線の設定は前書きか後書きで言えば良いんじゃね?」って個人で勝手に画期的な思い付きを(笑)をしたので今後は後書き辺りで補足とか入れたいと思います。

 ジャンはとある村に来ていた。この村では魔獣が作物を食い荒らし挙句に人も襲っているという依頼書を出していた為だ。


 ジャンが村に来た瞬間、村の人に歓迎された。勇者が来たと。


 この村は田舎過ぎてどうやらジャンの勇者パーティーが崩壊した事は知れていなかったようだ。


 ジャンが村長に話を聞くとどうやら猪型の魔獣が数匹、村の周りを囲っている柵を壊し中に侵入し作物を食べ、家を壊し、人を襲うそうだ。


 この世界の人間は魔獣に対抗する力として全員神の力(神力)(しんりょく)が使えるが、それは一般人が簡単に使えず、しっかり使いこなすように訓練しなければ発揮出来ない力。


 当然こんな田舎に力を使いこなせる人などいない前提でジャンは聞いた。


「村人に冒険者の経験が有るもの、もしくはレベル2に至っている者は?」


 村長は首を横に振った。


 レベルとは簡単に言えば能力向上である。レベル1では神力は微量な身体能力向上しか出来ないが、レベル2からは身体能力向上の他神技(しんぎ)が使えるようになる。レベルが上がるほど技数も増える。


 村長が聞いてきた。何故勇者様が御1人でこんな陳腐な依頼を受けてくれたのだと。


 ジャンは答えた。勇者なら当然だと。


 嘘である。日銭を稼ぎに来ただけ。だがそんな事は口が裂けても言えない。


 話も終わるかと思った時、外から何かが壊される音と悲鳴が聞こえてきた。窓の外を見ると普通の猪より大きな生き物が人を追い回している。


「あれか……。3匹ってとこか」


 仮にレベル2の冒険者1人なら大分苦戦するだろうがジャンはレベル4。1人でも余裕だろう。


 ジャンは余裕の表情で家を出た。


 だがジョンはこの戦闘で思い出すのだ……、勇者という存在の意味を……。





冒険者

魔物討伐、災害救助・支援、未知の土地の探索……等をする職業。


勇者

冒険者になる際、教会でお祈りをするのが決まりでその際に神から恩恵を受ける光が降り注いだ場合になれる称号。レベルが上がった際の能力向上が高い。特別な技も覚える……かも?


レベル

産まれた瞬間はレベル0、10歳以降で教会で祈るとレベル1になる。レベル2になると技を出せるようになる。レベルが上がるタイミングは神のみぞ知る(一説には善行・悪行問わず行った経験、精神の成長、身体の成長……等々説があるが詳しくは不明)

ちなみに左手の甲にレベルの表示、右手の甲に技が表示される。

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