私のエッセイ~第百三十七弾:『のび太のくせに生意気だい症候群』
皆さん、こんばんは! ご機嫌いかがですか・・・?
今宵は、皆さんもよく知る人気アニメ『ドラえもん』より生まれた、あの偉大なる昭和の大先輩「ジャイアン終身最高名誉教授」の超歴史的名言・・・「スネ夫の物はおれの物、おれの物もおれの物。」・・・もとい、次の名文句についてであります。
『のび太のくせに生意気だい!』
・・・コレはですね、小学四年生の『のび太くん』が、幼稚園時の自分の姿になって、ドラえもんのタイムマシンで、これまた幼稚園時代のジャイアンとスネ夫としずかちゃんに会い、自分の氏名を紙に順番に書いてみせる、というシーンから生まれた『迷言』でした。
スネ夫は、『すねお』。
しずかちゃんは、『しずか』。
ジャイアンは・・・『さてるて』(!!!!????)
そして、われらがのび太くんわぁあ・・・!
♪ パンパカパーーン
『野比のび太 』。
や・・・やったぜパパ!
あしたはホームランだぁああああ!!!
すげえ・・・。
「幼稚園児」なのに、ちゃんと漢字で表記できてら(苦笑)。
クラスのマドンナ・・・誰しもが我がものにせんと、虎視眈々と狙っておった、あこがれの美少女『みなもとしずか様』もおもわず・・・
『のびちゃん・・・漢字書けるのぉおお!?』
それを目の当たりにしてしまった、ジャイアンこと『郷田タケシ師匠』および、性格と体型をギャグ的要素でもって具現化したような『骨川スネ夫どの』両氏。
悔し涙にくれ、大いなる嫉妬心でもって、叫んでしまうわけですよ・・・
「のび太のくせに生意気だい!」
あ~あ、言っちゃった言っちゃったぁ・・・。
あのですね・・・ここで皆さんにも、ふたりが吐いてしまったこのセリフを、よーくと分析・評価していただきたいんでありますが・・・
そもそも、なんでまた、こんな恥ずかしくって露骨な、嫉妬心と負け惜しみたっぷりの「捨てゼリフ的な」敗北宣言をわざわざしちゃうのかなぁ・・・。
もちろんそれは・・・「はじめからのび太くんを自分より下の存在として見ていたから」。
・・・コレに尽きるでしょうね。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
話はちょいと脱線しますが・・・昔から日本には、「和を以て貴しと為す」という素晴らしい精神があり、諸外国と比較しても、人と人との「和」「つながり」といったものを大切にしてきました。
しかし、時代が下り、江戸・明治・大正・昭和・平成・令和と移りゆく過程におきまして、それがだんだんと「出るくいは打たれる」「横並び」「みんなに合わせろ」「目立つな」「自己主張は恥ずかしいことだ」「右にならえ」「長いものには巻かれろ」といった『常識』を、いたずらに個人にまで押しつけ、必要以上に「画一的な世界」という寒々しくつまらない世の中に変えてゆき・・・没個性的で、集団や社会に埋没した、つまらない人間の数々をも、わらわらと湧き出すゾンビのごとく生み出すという皮肉きわまりない結果も招いてきました。
その流れで生まれた考えが・・・
「KY」・・・すなわち「空気が読めない人」。
もちろん、その場その場の「空気」「相手からの無言のメッセージ」というものを「読む」ことは大事ですよ。
その場に集う人たちに不快な思いをさせないために「場の空気」をいたずらに乱さないということもね。
でも私ね・・・この、「空気を読む」という言い回しが、いまでもだいっ嫌いです。
だからですね、この言葉が使われ出した当初にはですね、
「なんと!? 空気を・・・『読め』とな・・・!
よろしい。
さすれば、そんなあなたがたの切なる願いというものを叶えてしんぜよう。
私自ら、読んで聞かせるのであるからして、私の前にひざまづき、私に両手を合わせつつ、静かに目をつむり、涙ながらに、ありがたく拝聴するがよい。
では、おのおのがた、心の準備・覚悟のほどは出来ておるかな・・・?
そんじゃいくわよ❤️
そもそも『空気』というものはだねぇ・・・地球を包む大気の下層部分を構成する無色透明の混合気体。高度80キロメートル 以下ではほぼ均質で、水蒸気を除いた乾燥空気の組成(体積)は、窒素78.09パーセント、酸素20.95パーセントのほか、アルゴン・二酸化炭素・ネオン・ヘリウム・クリプトン・キセノンなどを微量に含んでおるのだよ。
さらにな・・・いわゆる『標準状態』・・・すなわち、0℃・1気圧の条件下では、その体積は、1molあたり、22.4Lであるからして・・・」
・・・などと、得意げにほざいたとかほざかなかったとか(笑)
だってさぁ・・・空気を『読め!』って、言ったぢゃない❤️
☆ ☆ ☆ ☆ ☆
・・・話を戻します。
お題目にも謳っております、『のび太のくせに生意気だい症候群』に罹患あそばされた重症患者の方々は・・・読者の皆様が想像するより、ずっと数多く世にはびこり、なにくわぬ顔で私たちの間に溶けこみ、ふつうに暮らしておられますね。
私自身、過去、だいぶ、そのような患者様たちに頭を悩まされ、かつ苦しめられてきました。
私は・・・ご案内かもしれませんが・・・いわゆる『多言語学習』というものを、ここ20年ほどたしなんでおります。
それに関連して、『語学書』『学習書』というものも、洋書・和書問わず、数多く購入してきました。
しかしですね・・・私が「はじかれ公務員」「派遣社員」「ふとっちょ(← 一時期です)」といったバックボーン的な要素があったことも影響してか、派遣先でかなりいじめや嫌がらせを受けました。
まぁ・・・私も「やりすぎちゃった」のかな・・・?
職場の食堂や休憩室に『語学書』を堂々と臆することなく持ち込み、ときには、これみよがしに「音読」「暗唱」なんかしてましたからね・・・。
でもね、けっして「みせびらかして」いたわけじゃなかったんですヨ。
休み時間を有効に使いたかったから・・・それだけなんです。
でもね・・・それはわたしの勝手な「信念」「独りよがり」だった・・・ともいえるかもしれませんね。
それに、ある一時期、(実はけっこう最近まで)「東大」に行きたかったということもあり、そういった受験勉強も、堂々と臆することなく、周りの冷たい視線も気にせず、「音読」同様、『わが道をゆく』でした。
・・・かなり、ねたまれましたよ。
それが原因と思われる、意味不明の、何の因果関係も脈絡も無い、幼稚ないじめ・いたずらもたくさん頂きました。
そのせいで・・・そうですねぇ・・・いままで30回は転職を余儀なくされてきたかな・・・?
でもね、あたし、ちっとも後悔も反省もしていませんよ??
だって・・・「なんにも悪いことしてない」んだもの。
日本人の私が、「アイスランド語」やら「リトアニア語」やら・・・はたまた「ラテン語」を人前でしゃべっちゃいけないんでしょうか・・・?
いいでしょ、別に「何語」でしゃべったって。
「東大受験」の勉強したって。
もう・・・時代錯誤の、『のび太のくせに生意気だい症候群』はやめにしましょうよ。
では、最後にこんな格言で、この長い「自己主張」「勝手な持論」をシメたいと思います。
『人は見かけによらぬもの』
今宵も、駄文・乱文・長文にお付き合いくださいまして、ありがとうございました。
m(_ _)m