自作が"本"になるのは楽しいよ
なろうで活動する限り、僕はあくまで書籍化に拘りたいです。
なろうでは書籍化を目指さない、と言う人もたくさんいらっしゃると思います。
もちろんそれは素敵なことだと思いますし、その心構えの方がより良いものを作れることもあると思います。
僕もなろうで活動してて、自分の書きたいものではこのサイトでは通用しないだろうなと思ってます。
ただ。
それでも僕は書籍化に拘りたい。
なぜか。
それはまあもちろん印税とかお金の面もありますけど。
なんと言っても、"本を創る"というのは、とても楽しいからです。
僕はなろうでは箸にも棒にもかからないですが。
実は某ラノベ賞から何冊か本を出したことがありまして。
この時のことはまた別のエッセイに書いてるんですが。
僕の場合は担当編集がなかなか妥協しない厳しい人で、まあかなり辛かったんですけど。
というかぶっちゃけ地獄だったとこもあるんですけど笑
しかし同時に、とても楽しかったところもありまして。
例えば。
イラストレーター決め。
ラノベの場合、担当編集と一緒にどのイラストレーターにイラストを頼むか決めます。
まあ、本人の希望が通ることはあんまりありませんが。
有名どころはまあなかなか難しいですが。
しかし、今の時代、無名でもすごい人はマジでたくさんいますから。
その中から宝石を探すように絵師を決めるのはほんと楽しかった。
そしてイラストレーターが決まったら、今度はキャラのビジュアル決め。
これ、マジで楽しいっす。
多分、一番楽しい。
イラストレーターさんと編集、そして作者の三人で、ああだこうだ意見を出しあいながら決めます。
自分のキャラにビジュアルついたとき、マジで脳汁ハンパないっすよ。
そして服装やら髪型やらを微調整していく。
いやもうこれ楽しすぎます。
平行して、挿し絵の場所も決めます。
こう言う打ち合わせは本当に面白いです。
ものを創るってこう言うことなんだなーと。
そして本の装丁決め。
これも楽しい。
表紙のロゴや文字の位置等を決めていきます。
ほんと楽しかったなー。
僕の担当編集はこういうとこのセンスがめちゃめちゃ良かったので、素晴らしい表紙になりましたし。
そして、宣伝用のグッズ作り。
僕の場合は、これもたくさん作ってもらいました。
これまたチョー楽しかった。
とまあ、ことほどさように。
本を創る工程というのは、大変ですがやりがいがあり。
本当に充実してます。
もちろん、出版社や担当編集にも依ると思います。
楽しかったのはあくまで僕の場合だけかもしれませんが。
自分の本が完成すると何物にも代えがたく、嬉しいものです。
ですので、趣味でやってる人も、ランキングとか興味ねーよって人も、ちょっとだけ書籍化を目指してみるのもアリかもしれません。