宿屋
うっ!
あっ。嫌なことを思い出した。
今日の寝起きは最悪だ。
ここは雷菜の家か。
犬耳ガイド。シーズの耳?
かぁりぃが「狂暴」と言ってた。
どういう意味なんだ。
狩りでみれるのかなぁ。
昨日は転移門くぐったんだ。
時差。
海辺のゴースト屋敷。真夜中の闘い。
俺は攻撃してないけど……。
こちらは昼。
いちめんに青い花。ありとあらゆる青い花が咲いてた。
凄く青くて花の甘~い香りでほんわかしてたら…‥‥。
雷菜が俺とパーティ組んですぐ転移。
雷菜の宿屋。
次の転移門クリアまでここで暮らす。
日常、訓練と依頼、学習こなさないと生活ptがでない。
雷菜が「あしたから鍛えてあげるからたくさん睡眠とってね。」
よくねむれるハーブティを入れてくれた。
この星は地球では?と考えたりもしたがデジタル機器がここにはない。
街にいくとあるのか?
街まで半年かかるらしい。筋力ないとだめらしい。(金と筋肉)
エルフが100人くらい住んでるらしい。
「ここでは弓のLVがUPするよ。弓術と薬草の知識が身に付きやすいの。」
雷菜が得意げに言った。
練習、訓練、試練。武器交換チケットで弓。
銃がほしいけど先ずは弓の調達をしなければならない。
弓作れないか?
朝ご飯の時間か~~。
雷菜が「ひまなときに食事します~。」
ポーションや携帯栄養ブロックで間に合うらしい。
狩りで食事採集できる。(木の実、すぐに食べられるものが豊富。)
村の中心に図書館がある。地図と薬草図鑑で知力あげないと危険だ。
森はなにがあるかわからないし。
いきなり難易度が高くなるわけがないから。
でも、雷菜回復スキル持ってないんじゃ……。
回復ポーションが必要だ。どこかに師匠いないかなぁ。
「ヨーマ。今日は 訓練センターで武器を選ぶ。
試練用の武器で練習。そのあと狩りにいく。採集もやる。」
「雷菜……。回復が足りない。」
俺が言うと
「毒消しポーションがつくれるエルフを見つけたよ。」
雷菜はわかっていたようだ。俺の不安についてを……。
「ふぅん。」
「ホーオーは女の子は回復。男の子は弓使い。上級レベルが多数いる村だからね。」
上級レベル……ハンターブリースト?ヒーラーが強い?!
「雇うと高そうだ。」
パーティは組んでもらえそうもない。
「ヨーマ。いっしょにレベル上げができるクラスの娘を探しているわよ。」
「見つかったの?」
「ヨーマがヒール覚えればいいことだけど……。」
雷菜が何か考え込んでいる。
「しばらくはポーションで大丈夫な簡単な狩りにすれば……。」
「命中がレアなのはメンバーに好かれる要素なのよ。
パーティメンバー選べるかもしれない。」
「でも、LV5.俺。」
「おぉ。そうだった。」
訓練センターで武器を選ぶことになった。
双剣、銃、弓どれかを選ぶ。
「雷菜どれがおすすめ?」
「銃で精神力と集中力を鍛える。人は機械を操るのがうまいから。
得意なことでなれたら?」
「うん、そうするよ。銃でいいね。雷菜。」
試練用の軽い狩猟用の銃。
「プラスチックの弾だ。」
「引き金を引く練習に使うの。」
「引き金?」
「水鉄砲でペットボトルを倒したことはある?」
「100個倒してた。」
「ここでは……。」
「何も倒さない。」
「あたり~。」
「くじをひかないと。訓練用の。」
レア出るといいなぁ・
「結果は終わってから出る。」
「100発的の真ん中にきめればOK?。」
やはり命中レアはすご~い!。ミスは10。
***
「雷菜の武器は」
「大鎌。」
「死神がもっているようなのか?」
「……。」
「草でも刈るの」
「オベケバナ討伐。と素材回収に使うの。」
「ヨーマは銃で害虫退治して。」
害虫を銃で殺すのか!俺には出来そうもないが……。
「同じ宿に、ヨーマと同じ種族の男がいるから。色々教えてもらえばいいわ。」
「雷菜……。ガイドの仕事さぼるき?」
「む!さぼらないわよ。」
雷菜が不機嫌になった。
ふくれっつらがかわいい。
「パーティは仕事があるから無理なので夜、この星のことやレベルのことを聞いて。
日常クエストもクリアできるはずだわ。」
「知識の師匠。」
「知識以外のことも教えてもらえる。」
「雷菜の弟子?}
「うん。」
「俺と同じ種族ということは人……地球人?」
「多少の魔法が使える普通の人族。」
「魔術師なのか……。」
「詳しいことは本人から聞いて。」
「仕事をしている魔術師?」
「図書館。があるの。本だけでなく通販できたりする機会がある。」
「地球から輸入?」
「地球ではなくて都市から。」
「詳しい話は明日。」
「月が出るころには帰ってくるよ。」
「月が出るって。」「月はどこの星にもあるのよ。」
「雷菜狂暴になったりする?」
「狼ではないわ。」
「おとなしくなるわよ。犬族は。だって怖い。」
「狼いるの?」
「いるよ!」
「うっ。」「外出はだめよ。人は特に襲われやすいから。」
「そうなのか。」
「回復係決まったみたい。」
「見つかった?」
「ハーフエルフの女の子。狩りにいこー。」
ハーフエルフの女の子。身長175cm。
ビスカ。20歳ぐらい。レベル30.
3人でオバエハナを狩りにいった。
2メートルくらいの高さと花の直径。何かをふつふつと唱えてる。
不気味~~。
俺は害虫退治。ムカデ、ゴキブリ、くも。サイズがXL.
水鉄砲に薬品(毒?)いれて一発命中。
ぱたぱたとひっくり返る虫。花は雷菜が大鎌でバサバサ倒していく。
倒し終わった花は大鎌でザクザク小さく切ってて転送。
ドロップアイテムは?
「毒蜜。金銀銅の破片。クリスタルのかけら、色。種。???」
「服に使うアイテムだよ。」ビスカがうれしそう!
「pt。依頼の狩りなので報酬が出るよ。」
「依頼?」
「そうですよ。」
「迷惑してるのよ。害虫には!」
雷菜がほとほと迷惑してるわ調で言った。
「そうなんですよ~。」
ビスカがうなずいた。
「害虫退治だけの依頼もあり?」
俺が簡単に稼げる仕事かも……。
「多分あるよ?」
「ありますよ~。」
「これから稼ぎに行く?」
「しばらくはこれで‥‥。レベル上げかなぁ。」
「攻撃力Nだったから。」
「普通。」