バカンス
戦闘力もあがり次の地へ進む準備ができた。
ちょっとしたバカンスを楽しんだ。
刺されて聖女につれてこられたらここは天国だ。で終わるんだろう。
でも蘇って回復魔法かけられて……。
訓練して戦闘力、武器……。RPGのたぐいのおはなし。
俺以外の人がほぼいない世界。
猫耳さん。とのパーティ今日で最後だ。
冷静に考えるとサモナーになるって、
地球での宇宙飛行士なることなんだよなぁ。
サモナーを職業にするのは無理なことに気づいた。
せっかくの命中レアだから上級ハンターになろう。
聖女ベージュが何度も言っていた「地球の記憶はなくしたほうがいい。」
そのうち意味がわかるさ!
かぁりぃが「ベージュさんは生涯独身だから聖女だよ。」
俺が「かぁりぃは聖猫ボス?」と聞いたら
「……。」返事なかった。
「かぁりぃ。今日で最後?」
「明日になるかも。スライム狩りにいこー。」
「ペタン。ペタン・・・・・・・・・・・・・・・・!
……100個。
「ウミノスライム100捕獲。」
「にゃ。」
なぜか猫の鳴き声。
「緊張するにゃ。」
「なぜ猫?」
「攻撃力ひきだしてるにゃ。」
「猫語だ。攻撃力が必要なのか」
「ゴースト退治。は猫の攻撃力が効果抜群にゃ~。」
「ボスゴースト?VS化け猫か…‥」
妖怪退治が始まるのか?
「ふわふわしたゴーストではないにゃ。」
「ごつごつした?」
「気体。水蒸気みたいなやつ!」
「やけどするのか!」
「魔力あげてヒールかけ続ければ。簡単。」
「浄化があれば……。」
「ベージュさんがいれば…‥。」
「一瞬で終わる。」
浄化すれば簡単にクリアできる。
「なんとかなるから、ワカメ拾いに海岸清掃……。」
「きれいな海ともお別れ。」
「星1番の海だからにゃ。」
「出世して遊びに来るよ。いつかきっと……。
転移が自在に使えるようになったら。」
「………………。」
「なぜ黙る?」
「明日にでも遊びに来るのにゃ。」
「転移。貝殻拾い。良質なのが出るといいが……。」
「コメコメコメ。レアないね。」
「まだまだ。」
「100pt100個?」
「…‥‥‥。」
「明日からは上限なしで狩りができるにゃ。ヨーマさん。」
「かぁりぃ。1日狩りしそうだ。」
「私ではなくヨーマさんだ。起きてから寝るまで狩りまくり……。」
「稼がないとサモナーにはなれないからなぁ。」
「稼ぎの悪いサモナーはこの星にはいないからにゃ。」
「ふぅん。」
「サモナーはえらいにゃ。」
この砂浜での貝殻拾い。
楽しかった。
かぁりぃが猫語しゃべると獣人族なんだ~。と気づく。
コスプレの女の子。とある時期に出現したよな。
なずなも猫耳カチューシャつけてたことがあったのを思い出した。
「そろそろ限界。」「転送。」
「休んでから次の訓練へ~~~。」
「これで今日の稼ぎ終了?」
「はい。終わり。」
「次の地でもペットボトル?」
「弓を鍛えるんだよ。」
「次は弓?」
「これで最後か~~。」
「フタまいて。」
「おいしく食べるよ。ヤドカリせんべい。好物にゃ。」
「ところで場所わかるの?」
「もちろん。着替えてから、出発にゃ。」
「これか。登山服みたいな……。」
「ゴーストは冷えるから。薄着はだめ!」
しばらくすると……。
火の玉が~~。
屋敷が見えてきた。
お化け屋敷か!
「あれにゃ。荒れすぎて怖すぎるにゃ。」
「俺……ガタガタしてきた。寒い。魔力はだいじょうぶ?」
「ポーションも用意してきた。」
「通常攻撃か防御。相手のスタミナを搾り取る作戦にゃ。」
「体力勝負か……。」
凄い恐ろしいゴーストが現れそうな気配が多々寄ってる~~~!
「あっさり倒れたりしてね。」
誰が倒れるんだ。
また、俺死ぬのかなぁ。
お化けに殺されたくはないなぁ。
屋敷のとびらを開けた。
火の玉~。
「きづいてない?」
「通常攻撃して。」
ゴーストだ~~。こっちにむかせればいいのか。
「ヒールかけるから。」
「100……。」
「小さいのが3個」
「消えた。」
「ドロップだ~~。」
「魔力補給のあめ。鉱物。」
「霧だあ」
「大ボスにゃ。」「へっ。」
「毒混じってるから防御にゃ。」「!」
「ハンマーでたたいてみるにゃ。」
俺がたたくの!嫌だなぁ。毒出すゴースト。
「ゴーストには化け猫にゃ。」
猫がミストシャワーに遊ばれている!
遊び疲れて倒れる。
どっちが先か?
肉球の誘惑‥‥。
地面にたたきつけた~~~。
よくわからないうちに決着がついた。
ゴーストが消えた。
俺もかぁりぃも無事だ。
「ドロップだ~。」
「武器の引換チケット?!」
「転移門が開いたぞ。」
「急がないと……。アイテムを転送。分解、加工。ptついた?」
「明日遊びに。かぁりぃ~。また明日。」
「別れにゃ。」