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GLAIVE (狂炎伝承)   作者: 団栗山 玄狐
Ver.04 日常編その2
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act30 平穏なeveryday-005

act30 平穏なeveryday(日常)-005



さて、あんな騒ぎの後。一応監視は付いているのだが比較的自由にやらせてもらっています。

えっと、立山ミサキです。

元スパイです。


ペナルティはさすがに与えられています。

学校から帰ると道の駅などの公共施設の清掃を2週間すること、とお達しがでました。


結構大変なのだけど楽しくもある。

割と複雑です。


作業は疲れるし手間だし面倒なのだけど、きれいになっていくと気持ちがいいし

気分も晴れやかになる。


それに少し気になる人もいる。

あれから会っていないが、お母さんが言うにはその人は大忙しだそうだ。


あの騒ぎの後始末に赤坂村保育幼稚園と老人介護ホームの管理に大忙しだそうだ。

寂しいという気持ちもあるけどこの程度で済んでいるという気持ちもある。


では、気を取り直してあの時村に攻め込んできた人たちの近況を報告してみましょうか。


まず、幹部連中は教祖であるミオン・ツヌキ以外は警察に突き出された。

これはどうしようもない。やったことが大きすぎるため責任者として罪をつぐなわないといけないから。


教祖であるミオン・ツヌキは、異能力があるため別の所で監視されているらしい。

詳しいことはわからない。


そして、他の信者たちはそれぞれ研修を行っているそうです。

研修と言っても農作業や林業の手伝い、民芸品製作作業などをさせているそうで、

大変みたいです。

探偵社の所長である椚さん曰く、

「額に汗をかいて働いて自然の恵みと理不尽さを肌で感じれば、自然に更生してく」


だそうです。

更生が認められれば河内郡、富田林、河内長野のいずれかに移住も認められるそうです。

要は、まじめに働け、ということですね。


村もちょうど人手が欲しい時だったみたいで元信者たちは悲鳴を上げているみたいです。

ですが、どことなく楽しそうでもあります。


土に触れることや自然で活動することは、心のリハビリと言われているそうなので問題ないのでしょう。


ただ、人使いは荒いですが。お気の毒。


改めて、街もいいですがこういう田舎もいいですね。

ここでしか手に入らない大切な何かを手にしているみたいで。


田舎者と人をバカにする人もいますが、そんな心の狭い人とは違いきもちがすごく楽になる。

季節が肌で感じられ空気がおいしい・・・・と思って今のつらい状況をごまかしています。


はい・・・、しっかりと大変です・・・・。このペナルティ・・・・・。


でもこれが体感できるのも幸せなのかもしれないと現実逃避しながら頑張っています。


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