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陰陽師  作者: K.
6/11

第三者への忠告



その約1時間後、無事に涼子の実家に帰ってくることが出来た。




家の前では、涼子が心配そうな面持ちで行ったり来たりを繰り返していた。



そして、歩いて来る麻呼を見つけるとホッと、溜め息をついて嬉しそうに手を振る。





「麻呼~、大丈夫だった~?」





涼子は、大きな声で此方へと歩いて来る麻呼にそう尋ねた。





「涼子ってば、もしかしてずっとあそこで待ってたのかな…」





麻呼は、涼子の姿を認めるととても驚いたようにそう言って眼を数回、瞬かせた。





≪…どうやら相当お前の事が心配だったようだな≫





明は、大きく手を振っている涼子を見て感心するような口調でそう言った。





「全く、最初は、このために私をここに呼んだくせに…いざとなったらあんなに心配するんだから…」





麻呼は、最後に全く、しょうがないなあと言って涼子に笑って手を振り返した。涼子は、それを確認するとどうやら待ちきれなくなったようで自分で麻呼の方に駆け寄ってきた。





「麻呼、大丈夫?」





涼子は、麻呼の所に駆けつけて来るなり心配そうな表情でそう尋ねる。





「うん…もしかして、ずっと待っててくれたの?」





麻呼は、目の前で苦しそうに深呼吸を繰り返している涼子に驚いた様にそう尋ねる。





「うん、なんだか、出かけて行く麻呼の事見てたらどんどん心配になってきて…」





涼子は、照れくさそうな苦笑いを浮かべてそう言った。





「心配ないよ、言ったでしょ?少し様子を見てくるだけだって…ホラ、何処にも怪我なんてしてないし…ね?」





麻呼は、にこりと微笑んでそういいながら両手を広げて体全体を見せるようにくるりと一回転した。





「うん、そうだね…それで、どうだった?何か例の幽霊と関係ありそうなものは見つかった?」





涼子は、麻呼が怪我をしていないことを確認すると大きな溜め息をついてあからさまにほっとした様子でそう言ってから気を取り直した様子で興味津々にそう尋ねてきた。





「関係ありそうなものと言うより、本人を見つけたわ」





麻呼は、嬉しそうにそう笑って何のためらいも無くそう答えた。





「それで?これからどうするの?今から除霊しに行くの?それとも、もうして来ちゃったの?」





涼子は、一人で青くなったり赤くなったりしながら麻呼にそう尋ねる。





「ううん、これから必要なものを揃えてから、夜に鎮魂の儀式を行うつもりだけど…」





麻呼は、あまりに真剣な表情でそう尋ねてくる涼子に不思議そうにそう答えた。




本当の事を言わないのは、涼子に余計な心配をかけないためだ。





「ねえ、麻呼。危なくないの?」





涼子は、じりじりとした様子で麻呼にそう尋ねる。





「うん?ちゃんとした準備さえしていれば大丈夫だと思うけど…」





麻呼は、訳が分からない様子で眼をぱちくりさせてそう答える。





「じゃあさ、私も行っていいかな?じっと待ってだけだと心配でいてもたっても居られなくなるんだよね…」





涼子は、はにかんだ笑みを浮かべて上目遣いに麻呼を見てそう言った。





「…ダメ!そんなことしたらあの子が怖がっちゃうもの、今回は、私一人で行くわ…」





麻呼は、急に真剣な顔で涼子の肩をつかんで鬼気迫る表情でそう言った。





「う、うん…分かった…」





涼子は、麻呼の迫力に気圧されてしまい無意識のうちにそう返事をしていた。





「良かった、分かってくれて…私は、今から儀式の準備に取り掛かるから…じゃあね…」





麻呼は、本当に安心したように表情を和らげてそう言った。




そして、ゆっくりと涼子の肩から手を離して家の方へと歩き出す。涼子は、しばらくの間、放心したままその場に佇んでいた。





≪良かったな、涼子が素直にああ言ってくれて…≫





明は、麻呼の隣を歩きながら呆然と佇んでいる涼子を振り返りながらそう言った。





「うん、もし、あのまま付いてくるなんて言い出したらどうしようかと思っちゃった」





麻呼は、大きなため息をついてホッと胸を撫で下ろした。






≪そんなことより、一通り準備を整えたら夜に備えて少し眠っておけよ、いいな!≫




明は、とっても真剣な表情で麻呼を心配してそう言った。





「うん、分かってる…思っていたより、いろいろあって疲れたから夜まで体を休めておこうと思ってたとこだったんだ」





麻呼は、いそいそと夜に必要なものを整えながらそう言って明に満面の笑みで笑いかけた。





≪その通りにしろよ!俺は、少し出かけてくるから…≫





明は、強い口調でそう言ってくるりときびすを返して部屋から出て行こうとする。





「え?どこか行くの?」





麻呼は、今にも部屋を出て行きそうな明を呼び止めて不思議そうにそう尋ねた。





≪どうも、あの術者たちのことが気になってな…少し、その辺りを見回ってくる。それに、あいつらが、俺たちの味方だと分かったわけじゃないし、まあ、用心に越したことは無いだろう…≫





明は、部屋の入り口で止まって麻呼の方を振り返りながら不機嫌そうにそう言った。




しかし、正しくは、すぐ近くで鏡士郎たちの霊力を感じたので偵察に出かけるのだった。





「…何があるか分からないから、気をつけてね?行ってらっしゃい」





麻呼は、本当に心配そうにそう言って準備の手を休めて明を見送る。





≪ああ、心配するな、すぐに帰ってくるから…そんなことよりお前は、しっかりと休んでおけよ!≫





明は、元気に笑いながら皮肉混じりにそう言って麻呼に再度念を押して部屋から出て行った。





≪…明…麻呼に例の事、まだ黙ってる気?≫





外へと向かって歩いていた明の隣に不服そうにそう言いながら現れたのは、螢峯(ケイホウ)だった。





≪例の事とは、未砂(ミサ)のことを言っているのか?≫





明は、黙々と歩きながら、首だけを螢峯の方に向けてそう尋ねる。





≪うん…そりゃあ、未砂の命令は聞かなきゃいけないことは良く分かってるけど…でも、麻呼にだって真実を知る権利があると思うのよね…≫





螢峯は、複雑な表情で困ったように頭をぽりぽりと掻きながらそう言った。





≪…今は、まだ早い…今の麻呼には、まだ、未砂の死について、真実を知らせるべきではない…≫





明は、螢峯(ケイホウ)から視線を()らして真剣な顔でそう言った。





≪でもさあ、やっぱり、ほんの少しだけでも教えといてあげれば…≫





螢峯は、困ったように眉根を寄せながらそう言った。





≪…もし、麻呼が、その真実を知ったら…お前は、あいつがどんな行動に出るか分からないのか?≫





明は、心痛な面持ちで螢峯を視線だけで見上げてそう尋ねた。





≪…それってどういう…≫





螢峯は、理解しがたいように眉を(ヒソ)めてそう言った。






≪…多分、あいつの事だから、未砂(ミサ)(カタキ)を討つと言い出すだろう…あの未砂でも敵わなかった相手に今の麻呼が敵うわけが無い…≫





明は、悔しそうに顔を(シカ)めて奥歯を噛み締める。





≪そうだよね…麻呼は、未砂のことすごく慕ってたんだもんね…その未砂が、殺されたなんて知ったら…それも、凄腕の術者によって…≫





螢峯は、そのときの情景を思い出したのか古傷が痛むように顔を(シカ)めた。





≪…俺たちにそんなあいつを止められるか?≫





明は、涼子の家の前に座って困ったように眉を寄せて螢峯にそう尋ねた。





≪…すべてを決心した麻呼に逆らえるものはいないわ…≫





螢峯は、僅かに眼を細めて悲しげな表情で地面を見つめてそう言った。





≪…俺は、このことをこのままあいつに教えないでいようかと思ってるんだ…≫





明は、そんな螢峯に一度視線を向けてから悲しげな面持ちでポツリとそう言った。





≪明、それはできないわよ…いくら、皆で隠し通そうとしても麻呼は、このことを必ず知るときが来るわ…≫





螢峯は、うな垂れている明に気遣わしげな視線を向けてそう言った。




先ほどから二人が話しているのは、麻呼の祖母である未砂のことについてである。



未砂は、ある日、霊能力関係の仕事に出かけたっきり二度とうちに戻ってくる事はなかったのだ。



もちろん、死体も見つかってはいない。




なので、麻呼は、心の端でまだ未砂が生きているのではと信じているのだ。



しかし、その真実は、仕事先で腕の立つ能力者にその命を絶たれていた。



そのことは、十二神将もそして、次代十二神将の螢峯たちも知っている。




しかし、その真実は、決して麻呼に話してはならぬと未砂の厳命が下っているのだ。






≪…それは、分かってる…しかし、俺は、あいつを悲しませたくない。ましてや、あいつを人殺しなどには…だから、俺は、できることならこの事実を一生、麻呼には教えたくないんだ…≫





明は、叫ぶようにそう言って悲痛な面持ちでじっと地面を見つめた。




螢峯(ケイホウ)は、そんな明を心痛な面持ちで見つめていた。こんな明を眼の前にすると声を掛けるのもはばかられた。





≪…さてと、この話はここまでだ。俺は少し出かけてくる。その間、麻呼の事は頼んだぞ…≫





明は、急に顔を上げて気持ちを切り替えるかのように元気な声でそう言った。





≪…そんなこと、あんたに言われなくたって分かってるわ。こっちは大丈夫よ。例え、あの大蛟(オオミズチ)が大群で襲ってきても、麻呼には、指一本触れさせやしないわ!≫





螢峯は、急に自分のほうを見上げた明に意識して元気な声でそう言い返した。





≪おう、頼りにしてるぞ…じゃじゃ馬娘…≫




明は、目を細めて嬉しそうに笑いながら皮肉混じりにそう言った。





≪だ、誰が、じゃじゃ馬ですって!?≫





螢峯は、声を出して笑う明に拳を振り上げてそう怒鳴った。




しかし、明は、そ知らぬ顔で皮肉っぽい笑みを口元に浮かべてその場から駆け出した。




螢峯は、そんな明の白い背中を見つめて全く、明ったらっと悔しそうにそう悪態をついてから静かに姿を消した。




そして、明は、真っ直ぐに鏡士郎たちのいる方向に真剣な顔で駆けて行く。




すると、涼子の家から僅かに離れたところで何かを捜しているような鏡士郎たちが確かにいた。





「なあ、鷹…本当にこの辺りなのか?」





鏡士郎は、きょろきょろと辺りを見回しながら怪訝そうに鷹雄(タカオ)を振り返ってそう尋ねる。





「…確かにさっきまでこの辺りで強力な霊力を感じたんだが…」





鷹雄は、不思議そうに顔を(シカ)めてもう一度辺りを見回す。




そして、少し高台になっているところに腰を下ろしていた明を見つけて動きを止める。





≪…一体何をしてるんだあいつらは…≫





明は、睨むような表情で鏡士郎たちを高台から見下ろしてそう呟いた。




彼は、鏡士郎たちには、自分が見えないだろう、例え見えても、自分のことは狐だと思うだろうと勘ぐっていたのだ。





「白い…狐?」





鷹雄は、怪訝そうに明を見上げたままでそう言った。





「鷹?どうかしたのか?」





鏡士郎は、高台を見つめたままで動かない鷹雄の様子を不思議に思いそう尋ねた。




鏡士郎には、明の姿を見て取る事が出来なかったのだ。




それもそのはず、明も十二神将も普通ならよほどの力を持つ者でなければその姿を捕らえる事は出来ないのだ。





≪…明…≫





短く明の名を呼んで現れたのは、明から鏡士郎たちの見張りを頼まれていた璃笙(リショウ)だった。





「…(あれは、昨夜から時折姿を見かける式…一体、何者の命で俺たちを見張っているんだ?)」





鷹雄は、真剣な表情で高台を見上げたまま微動だにしない。





「おい!鷹!一体どうしたんだよ!?あそこの高台に何かあるのか?」





鏡士郎は、訳が分からずに鷹雄が凝視する高台に目を凝らす。





「鏡士郎…あそこにいる白い狐見えるか?」





鷹雄は、抑揚のない声で鏡士郎を振り返りながら高台を指差してそう尋ねる。





「え、狐?……いや、見えないけど…」





鏡士郎は、再び高台に眼を凝らしてそう言った。





「…そうか。では、昨夜から、俺たちに張り付いている式神の存在は?」





鷹雄は、再び高台に目線を戻しながらそう尋ねる。





「えっ!?そんなのがいたの?何かいるのは分かってたけど、式神だったなんて…思ってもみなかったよ」





鏡士郎は、驚愕の顔で鷹雄にそう答える。





「…やはり当人たちに聞くのが手っ取り早いか…」





鷹雄は、一言そう呟いてポケットから人形(ひとかた)に切り抜かれた一枚の白い紙を取り出した。





「え?鷹、お前何をするつもりだ?」





鏡士郎は、訳が分からないまま心配そうにそう鷹雄に尋ねる。





「…一体誰の命令で俺たちを付け狙っているのか、あそこにいる式神に直接聴こうかと思ってな…」





鷹雄は、不敵な笑みを口元に浮かべ、短く口内で呪文を詠唱すると紙を空中に投げる。




すると、その紙が見る見るうちにたくましい男の姿に変化する。





≪おい、璃笙(リショウ)、俺たちは少し相手を見くびり過ぎていたらしい…式紙が来るぞ…≫





明は、のん気に(クウ)を蹴って直進してくる男を見つめてそう言った。





≪…どうする、切り捨てるか?≫





璃笙は、そう言って明に尋ねながら向かって来る式紙を見据える。





「おい、鏡士郎…行くぞ!」





鷹雄は、鏡士郎にいきなりそれだけ言うと急いで駆け出した。





「え、行くって何処に!?おい、鷹っ!!」





鏡士郎は、結局、訳が分からないまま鷹雄の後を急いで追い駆ける。





≪…殺気は、無いな…少し様子を見ようじゃないか…これであの術者たちの力量も知れるというもの…≫





明は、璃笙の問いに冷酷な笑みを浮かべてそう答えた。





≪…分かった≫





璃笙は、明の言葉にコクリと頷いて一歩下がった。


そのスペースに、鷹雄の式紙は、静かに降り立った。





そして明たちの姿を認めると真剣な顔でその場に片膝を着いた。





≪…いきなりのご無礼、誠に申し訳ありません。我が主、獅莱(シライ)様の命でお二方にお聞きしたいことがございまして…≫





式紙は、本当にすまなそうな声で深々と(コウベ)を垂れてそう言った。





≪…それで?我らに尋ねたいこととは?≫





璃笙は、訝しげに眉を寄せてそう尋ねる。





≪…≫





式紙は、深く頭を垂れた状態で微動だにせず璃笙(リショウ)の問いに答える気配さえない。





≪…なるほど、なかなかの知能犯の様だ…≫





明は、感心したように薄く笑いながらそう言った。





≪…そういうことか、これは囮だな…≫





璃笙は、納得したようにそう言って後ろを振り返る。






すると、璃笙が後ろを振り返るのとほぼ同時に鷹雄が息せき切って明の背後に現れた。





「…聴きたい事は、お前たちが一体誰の命で俺たちを見張っているのかと言う事だ…」





鷹雄は、苦しそうに幾度も深呼吸を繰り返しながらそう言った。








≪ふ、ははは、こいつは、面白い!!式紙を囮にして自分が直に敵かも知れない者の前に現れるとは…予想もしていなかった≫





明は、そう言って心底可笑しそうに声を上げて笑った。





「…相手の意表を突くのが得意でね。それで?お前らは一体…」





鷹雄は、皮肉っぽい笑みを浮かべてそう言った。





≪俺たちは、お前らの力量と真意を探っていたんだよ。そして、ある程度の情報は手に入った…≫





明は、決して鷹雄の方を振り向かずにそう言った。





「…一体、お前らは、誰の命で…」





鷹雄は、真剣な眼差しで明の背中を睨みつける。




丁度そこに、鏡士郎が鷹雄から少し遅れて到着した。





≪…そうだな。正確には、“誰の命も受けてはいない”が正しいだろうな…俺たちは、主の身を案じて単独でお前らを探っていたからな…≫





明は、鷹雄の視線を気にする事無く飄々(ひょうひょう)とそう答える。





「うわ、ほんとに式神だ…」





鏡士郎は、明と璃笙の姿を始めて目の当たりにして驚いたようにそう呟いた。





≪おい、そろそろ、日が暮れるぞ…≫





璃笙は、山に掛かり始めた太陽を見ながらそう言った。





≪そうだな、そろそろ戻らないと、あいつが心配する…≫





明は、ゆっくりと立ち上がりながらそう言った。





「おい、まだ話は終わっちゃいないぞ!」





鷹雄は、いらいらするように声を張り上げてそう言った。





≪そうそう最後に忠告だ。命が惜しければ、今夜一晩は、西の方に近づくな…≫





明は、鷹雄を一瞥してそれだけ言い残すとふっと姿を消す。




璃笙(リショウ)は、鷹雄たちに一礼してから明の後を追うように姿を消した。





「…あれが式神か…俺、始めてみたよ…一体誰の式なんだろうな」





鏡士郎は、感心するような口調で呟くようにそう言った。





「…あの狐、最後になんて言った?」





鷹雄は、抑揚のない声で確認するように沈んでいく太陽を見つめながらそう尋ねた。





「えっと、“命が惜しければ、今夜一晩は、西の方に近づくな”だっけ?」





鏡士郎は、できるだけ正確に明の言葉を思い出そうとする。





「西…西に何かあるのか?」





鷹雄は、沈み行く太陽を睨みつけて怪訝そうに眉を(ヒソ)めてそう言った。





「そう言えば、旅館の仲居さんが言ってたっけ、西の方には、過疎化が進んで捨てられてしまった村があるとかなんとか…」





鏡士郎は、西の方に視線を向けながらとっさに思い出したようにそう呟いた。





「過疎化が進んだ村…鏡士郎、今からそこに向かうぞ!」





鷹雄は、力強くそれだけ言うとくるりときびすを返して急ぎ足で歩き出す。





「ま、待てよ!鷹!」





鏡士郎は、鷹雄を呼び止めながら急いで後を追い駆けた。





説明という名のあとがき



式神と式紙


これの違いは力の格の差になります。


式紙は、紙を()(しろ)にして手下を作るイメージですが式神は、低いながらも神格(しんかく)を持つ精霊などを服従させている形になります。



鷹雄と麻呼では麻呼の方が術者としての質は高いのです。



もちろん、鷹雄も十分すごい術者ではあります。


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