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特に「序」は、PDFよりも縦書き表示の方が読みやすいかと思います。



 資格――資格[しかく]とは、ある行為を行うことを権限者から許された地位をいう。


 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』





             序



 薄赤い明けの空を(おお)い尽くして、広漠(こうばく)な大陸が浮かんでいる。

 (はる)か上空から見てみれば、大きな円卓が空を流離(さすら)っているようだ。


 大陸の周りには、隙間が無い位に大小多数(あまた)の岩の塊が(ただよ)っている。

 周囲を漂う岩の塊は、まるで空を彷徨(さまよ)う島のように見えた。

 

 浮かんでいる大陸の地表から、幾つもの(あお)い光の筋が、漂う島に向かって昇っていく。

 蒼い光は島にぶつかると、島を捕らえたまま地表に向かって降りてゆく。

 島が大陸に向けて、ゆるやかに、ゆっくりと落ちてゆく。

 

 『浮かぶ国』が大地を離れて数百年、日々繰り返されてきた光景である。

  

 しかし、大陸が大地を飛び立った真実(わけ)を知る者は少ない。


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