表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/5

可愛いの卒業。


夏の衣替えをして数日、出掛けるためによそ行きの服に袖を通した。ここ数年愛用するピンクのシフォンのカットソー。タンクトップと重ねて着るタイプ。ボーイフレンドジーンズと合わせるとカジュアルで可愛い。


1年ぶりに袖を通してルンルンで鏡をチェックした。

あれ?あれあれ?なんだか激しく違和感を感じる。

髪型?雰囲気?いや顔だ。


ピンクのシフォンが激しく浮いている。

いそいで脱いでロイヤルブルーのカットソーに着替えたら、しっくりきた。いつの間にか可愛いは強制卒業させられたらしい。

いつの間に?


危うくバックシャンになるところでした。

危険回避。


しかし、しかし

いつの間に私、可愛いを卒業させられたのでしょう?

重力によって?経年劣化によって?そのどちらも?

1年経って似合わなくなった服はとてもお気に入りで捨てられそうにない。私がおばあちゃんになったらまた着られるかしら?

そっとハンガーに掛けクローゼットに仕舞う。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ