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二章

この国、アイゼンルート王国は騎士の国として名高い。

それはこの国がかつての超大国アイルから分離した経緯にも密接にかかわっている。

 そもそも、この大陸は三百年前に一度、一つの王家のもとに国家が統一しかけたことがあった。その統一戦争の最終段階において、北方の異民族との戦争の勝利に貢献した貴族が与えられた領地がこの地アイゼンルートであり、その貴族が勝利した際に率いていたのが強力な騎士隊だったのだ。

その後その超国家アイルが統一を果たすことなく再び分裂した際に、騎士の活躍の歴史をそのまま引き継いだ国家、アイゼンルートが誕生したのだった。その初代国王は当然件の貴族であり、その側近は彼が信頼を置いていた騎士たちが務めていた。

 それ故に、今でも貴族は剣術と馬術を最低限修めることが半ば義務付けられているし、騎士の地位もほかの兵士たちと比べて遥かに高く、上層部になれば貴族と同等の権力を持つこともある。あるいは、貴族が騎士隊を率いていることも往々にしてある。

 地理的な部分に目を向けると、北は一面の荒野。少数民族が細々と暮らしているが、国家と呼べるようなものは存在していない。一面に枯れた大地が広がっており、征服したかつてのアイルもその土地を有効活用する術は思いつかなかったようだ。そもそも、領地として活用するための北伐ではなく、中央を制圧する際に後顧の憂いを断つための北伐であった。

 西には広大な海洋が広がっている。こちらも少数の住民がいる島が点在しているだけで、警戒すべき戦力は存在しない。何より一年の中でも夏の一部の時期を除いて潮の流れが非常に早く、海からの侵略は困難極まる。

 南は多数の新興国家による連合の地域となっている。これらの国との関係は中立で、貿易上のつながりはあれど、友好関係とは言い難い。

もちろん、多数の国家の中にはアイゼンルートと友好関係にある国も存在するが、大多数とは“利益があるから互いに利用している”というような関係だ。

仮にも大国と称されるアイゼンルートならば、連合の一国家程度ならたやすくひねりつぶせるだろう。しかし、連合全体とならばおおよそ互角。単純な物量だけなら連合の方が上だが、兵の練度や多数の国家の集合であることによる足並みの乱れを考慮すれば、戦場は拮抗することになるだろう。アイゼンルートも、連合もそれがわかっているからこそ、今日まで中立を保ってきていると言える。

 一方、東には敵対関係にある国が存在している。

 騎士の国アイゼンルートの東方に存在するのは魔術の国のダルーニアだ。

 アイゼンルートが騎士隊によって異民族を排除したように、ダルーニアは魔術によってそれを行った。価値観の違う両者は当然相容れることなく、建国以前からの確執は、国家間の戦争という形で現在にまで残っている。

 休戦している時期も存在するが、概ね戦争状態が続いている。

 戦争の結果は一進一退で、両国の隣接している箇所を取り合っているため、大陸一国境の不明瞭な地域として知られている。

 また、その戦争の中心地、ナルダナ平原は大陸でもトップクラスに人が死ぬ場所でもある。

 平原であるがゆえに騎士隊の機動力を存分に生かせるが、魔法による攻撃も遮蔽物がないため当てやすい。国力も同等だが近年はダルーニアの魔法技術の発達によって、アイゼンルートは押され気味のようだ。

 騎士という兵隊に重きを置いている国家ということもあり、方々に戦争の火種抱え、一部は常に燃え続けている。戦争によって成り立っている側面もある軍事国家。しかしそれ故にその軍事力は侮ることができない。また、その印象の割には、本格的に戦争を行っているのはダルーニアのみであり、広大な国土とそこから得られる物資から交易もそこそこに盛ん。

 それが、アイゼンルートという国の対外的な評価である。一見すると猛犬だが、実際はその第一印象よりもおとなしい。

 何より現国王のアルバート・フォン・アイゼンルートは騎士道を重んじ、天才的な戦略眼を持つ戦巧者だが、歴代の王と比べても大人しい性格であり、他国家から“以前より付き合いやすい国になった”という評判を耳にすることも多くなった。

 ダルーニアより東の国家との交易は地理上不可能だが、連合との交易は先代のころと比べて少しずつではあれど増えてきているし、北方から大きく迂回してダルーニアを避けて東の国々と交易するためのルートを計画中との噂もある。

 いずれにせよ、ダルーニアとの戦争に大敗するようなことでもない限りは、今後も成長し続けるであろう国家である。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 そんなアイゼンルートの王城、図書室のある二階の西棟から執務室のある東棟へと歩いている男の姿があった。名前はへインズ・ハイマン。先ほどまで、少年の家庭教師として図書室でこの国の文化について教えていた。

 渡り廊下から中庭を見下ろすと、そこには剣術の鍛錬をしている少年の姿があった。先ほどへインズが教育していた少年だ。彼の名前はルクライン・アイゼンルート。名前からわかる通り、彼も王族だった。けれど、妾の子供である上に正室の王妃が生んだ兄が四人もいるために、王位継承権はないに等しい。

 それでも文武に秀でた才とその立場から、この国を支えていく重要な人物になるだろうと、へインズは考えていた。目の覚めるような美しい容貌も、他国との政略結婚の際には役に立つことだろう。

(もっとも、あの性格がどうにかなってからだが)

 難点は、十二歳の時点で見え始めている残虐性だけだ。拷問などに対する興味だけではなく、ルクラインには問題行動が多かった。

 今よりもさらに小さいころに、虫の足や胴体を千切ちぎって遊んでいたり、剣術を習い始めてからは稽古相手を今までに三人怪我させたりなどなど、挙げ始めれば枚挙に暇がない。

 とはいえどちらもそれ自体は大きな問題ではない。好奇心旺盛な子供のころには、時として無邪気な残虐性から意味もなく虫を殺すこともあるし、剣の稽古には傷はつきものだろう。

 けれど、一面死骸で埋まるほどに虫をばらばらにしているのは普通ではないし、危うく両手を失いそうになるというのも、普通と処理することはできないだろう。なにより、そのどちらにおいても、あの不気味な笑みを浮かべているというのが恐ろしくて仕方がなかった。

(教育係である私がなんとかせねば)

 へインズは貴族であり、普段は中央の政治と自身の領地の運営を行っている。実直な人間でそれ故に信頼を寄せるものも多く、この国の貴族の常として剣術も優れており、知識を吸収することに貪欲な、学者としての側面も持つ。

 ルクラインのような万能型の天才と言っても過言ではない人物だったが、そのうえ国家への忠義も厚く、王からも信頼されていた。

 それ故に末弟で妾の子とはいえ王族の教育係という役目を命じられたのだろう。

 貴族が王族を教育するというのは、傀儡政権を作ったり、王位継承権争いにおいて余計な派閥を作ったりと、多くの問題があり歓迎されることではない。

 しかし、それでも任されているという事実が、いかに彼への信頼が厚いのかをうかがわせる。

 その信頼に応えるためにも、へインズはルクラインを何とか教育し直す必要があった。

 たとえ王位に就くことがないとしても、王族は王族だ。他国の目と、自国への影響は無視できるものではない。 

 渡り廊下を抜けて、東棟に入る。

 石造りの頑丈な城は見た目よりも機能性、とりわけ戦時の防衛性に主眼を置いて作られている。

 その分居住性は犠牲になっているが、この国の成り立ちを考えればそれも仕方のないことだろう。

「お待ちください、ハイマン卿!」

 石でできた階段を上ろうとした瞬間、背後から呼び止められ、へインズは足を止めて振り返った。

 そこにいたのは若い兵士だった。全身が赤色で、ラインに黒を用いているのはこの国の正装や軍服として一般的に用いられているデザインだ。

 それらをきっちりと着て、足を揃えてへインズを待つ様子からは、真面目さが感じられる。

 末端の兵士まで教育がしっかりと行き届いているのは、喜ばしいことだろう。

 自国の兵の質の高さに内心満足しながら、へインズはその兵士に話しかけた。

「どうしたのかね?この後は政務以外に予定は入っていなかったと思うが……」

「はっ、国王陛下がお呼びでございます」

「陛下が?すぐに向かうと伝えてくれ」

「かしこまりました」

 やや急ぎ気味ながらも規則だたしい歩調で立ち去る兵士を見つめながら、へインズも城の中央に向かって歩き出した。

(はて、何か陛下に呼ばれるようなことがあっただろうか?)

 この頃は国内の治安もよく、何か問題が起こったとも聞かない。

 当然ダルーニアとの戦争は今も継続中だが、そのことに関してはほかにもっと適任がいるだろう。へインズが治めている領地に関しても、特に問題となるようなことは無かったはずだ。そんなことを考えながらしばらく歩くと、国王アルバート・フォン・アイゼンルートの執務室へとたどり着いた。

「陛下に、へインズが到着したと伝えてくれ」

「かしこまりました」

 部屋の前に控えていたメイドに取り次ぎを頼む。しばしの沈黙ののち、「入れ」と端的な声が聞こえてきた。

「失礼いたします」

 頭を下げながら、執務室へと足を踏み入れる。

 そこは王の部屋というには非常に質素な空間だった。机と本棚が一つと、壁にかかった絵画以外には目ぼしいものは見当たらない。当然それらは高級なものだが、それでも華美な装飾が施されているようなものではない。王族の部屋としては非常にシンプルなものだった。

 執務室なのだから質素なのは当たり前、というのも確かなのだが、一方でほかの国ではいくら執務室と言えど王族のものならばもっと派手なのが普通だ。

 騎士の国ゆえに全体的に機能的なものを好むというのが理由だろう。

 また、それとは別に現王アルバートが質実剛健を体現するような人物であるということも理由であろう。

 王アルバートは執務室の椅子に腰かけていた。へインズが入るまで何か作業をしていたのか、机には書類が小高い山になっている。

 王の容姿はルクラインと同様に金髪碧眼。ただ、あの少年よりはややくすんだ色合いだった。髪の毛は腰まで伸ばし、立派な髭をたくわえている。身長はこの国の男性の平均と比べても一回りほど高く、王でありながら剣術の鍛錬も欠かさないため、筋骨隆々としている。彼の子ルクラインとはまた違った方向で見た目の良い御仁だった。

 ルクラインを柔の美とすれば、アルバートは剛の美といったところだろうか。前に立っているだけで圧倒されるような存在感がある。

「お呼びとのことでしたが、いかなるご用でしょうか」

「うむ、それはだな……」

 要件を訪ねるも、王の反応が芳しくない。

 普段は非常にはっきりとした物言いの方なので、こうして口ごもっている姿は珍しかった。

 王は少しの間口に出すのかどうかを迷っているような素振りだったが、やがてゆっくりと口を開いた。

「ルクラインはどうしているのか、と思ってな。あいつの近況を聞きたいのだ」

 なるほど、とへインズは内心でうなずいた。

 確かにルクラインのことならば、教育係のへインズに尋ねるのが一番いいだろう。

 アルバートはルクラインの親ではあるが、毎日非常に忙しい彼は息子と接する機会はあまりない。それはルクラインに限った話ではなく、ルクラインの上の兄弟に関しても、公務として以外で会うことは少ないようだ。今も仕事の合間にへインズを呼んだ形になるのだろう。

「ルクライン様でございますか。日々しっかりと勉学に励んでおりますよ。知識の吸収も極めて早く、私の管轄外ではございますが剣術の上達も目覚ましいとのことで、神童とはまさにあの方の……」

「そうではない、そうではないのだ」

 王を安心させるよう、ルクラインの良い面を強調して話していたへインズを、アルバートが遮った。その表情には疲労の色が濃く浮かんでいる。

「あやつはまだ魔術に没頭しておるのか?」

「そ、それは……」

 今度はへインズが口ごもる番だった。

 騎士の国であるアイゼンルートでは、魔術は排斥される傾向にある。

 その理由はいくつかあり、剣以外の力に頼るのが軟弱だというもの、得体のしれない力を恐れるもの、魔術は敵対国であるダルーニアの象徴であるがゆえにこの国では扱うべきではないというもの。

 それに加えて、魔術師では騎兵隊には勝てないと、この国では教えられているということもある。“発動に時間がかかり、影響を及ぼす範囲を肉眼で定めなければいけない魔術は高い機動力を持つ騎兵に対しては不利である”というのがこの国の一般的な考えだ。

 事実として、アイゼンルートが誇る強力な騎兵隊は、幾度となく魔術に頼る集団を打ち砕いてきた。

 それ故に民衆はおろか貴族や騎士、果ては国王アルバートですら騎兵こそが最強の兵種であると信じているのだ。……魔術に長けたダルーニアに対して少しずつ敗北が増えてきているという事実を無意識に頭から排除しながら。

 そんな状況だから、国のお抱え魔術師の数も他国に比べれば極めて少なく、その立場も恐ろしく低い。才能が大きく影響する魔術師は、強大な魔術を使える者の数が限られているために多くの国では大変丁寧な扱いを受けるというのに。

 この国においては魔術師の役割は対ダルーニアの戦闘訓練程度で、戦場に出してもらうことすらまずない。

 それ故に、仮にも王族であるルクラインが魔術に傾倒しているというのは極めて良くない事態だった。

 民衆の反発を招きかねないし、他国からの非難を受けることにもなりかねない。

 いや、実際のところ魔術師を抱えているというだけで非難するような国はどこにも存在しないのだが、彼らの価値観では“非難されるべきこと”ということになっているのだ。

「一度、魔術にかかわるのを止めるよう、あやつに直接言ったはずなのだが……」

 アルバートはかなり厳しく、ルクラインに対して魔術にかかわるのは止めるように告げていた。その際、王国で雇っている魔術師が、ルクラインがいかに優れた魔術の才を持っているのか訴えてきたが、それはアルバートにとって何の意味もないことだった。

 魔術師などになってもらって困るのだ。手品のように奇妙なことをいくら繰り返したところで、それで国が守れるわけではない。

 今までに何度も魔術を剣で打ち破ってきたのだ。

 ルクラインに関しては、剣術の才も非凡だという報告がされているのだから、そちらの道を究めてほしいと、アルバートは考えていた。

「私としても注意して見てはいるのですが……。少なくとも図書室の者には、その手の本は閲覧させないように言い含めておりますし」

 へインズとしても、ルクラインがどうやって魔術を学んでいるのか謎だった。

 以前アルバートに注意された際に、ルクラインが図書室でその手の本を見れないようにはしておいたはずだ。この国では、魔術に関する書籍は禁書扱いされており、敵国を研究する際に必要とする王城の図書館以外では手に入ることは無い。

 かつてルクラインに魔術を教えていた魔術師もすでに放逐してある。

 にもかかわらず、ルクラインが魔術を学んでいるという噂、実際に魔術を使っているところを見たという証言が後を絶たない。

 それにその証言は、新しくなるにつれて魔術の規模もより多きくなっているようなのだ。

 今はまだこの城の中だけの噂だが、このままではすぐに民衆に広まってしまうだろう。そうなればアルバートの権威を失墜させることにもなりかねない。

 最初は反アルバート派の貴族の工作かとも考えたが、それもすぐに違うと気が付いた。

 そもそもこの国は『騎士道精神』によって国王と貴族の主従関係がしっかりしており、そのうえそのことに不満を持っている者もほとんどいないという稀有な国だ。王位の簒奪を目論むは皆無に等しく、それ故に国として非常に安定している。

 それでも、今の統治に不満を持っている者も少数だがいる。しかし、そういった者たちも魔術を嫌っているという点では違いがない。自分たちの国が魔術とかかわりがあると対外的に知れるのは避けたいだろう。何より、この国では魔術主義や反騎士を掲げては、民衆の支持を得られない。

「それに加えて、性格の問題もある。未だにルクラインの性格は変わっていないのだろう?」

 ルクラインの残虐性については、へインズから報告を受けて、アルバートも把握していた。アルバートの前ではそういった姿を見せることは無かったが、へインズの言うことであるし、何よりほかの者に尋ねても概ね同じような話を聞くことができたので、事実だと認識している。

「……申し訳ございません」

 うなだれるへインズに対して、アルバートは首を横に振った。

「そなたを責めている訳ではない。ただ、なんとかしなければならないのも事実だ。どうしたものか……」

 腕を組み、難しい顔で思案する国王。しばらくの沈黙ののち、アルバートは口を開いた。

「一度戦場につれて行ってみるか。初陣としては少々早いが、それでも早すぎるということは無い。そこで騎兵がいかに優れているかを学べば、魔術よりも剣を選ぶやもしれんし、本当の死や恐怖を知ればそういうものに傾倒することもなくなるやもしれん。それで極端に憶病になられても困るが、それでも今よりは良いだろう。それでも変化がなかった時には、また別の方法を考えれば良い」

「なるほど……良い考えだと思います」

 王の提案を頭の中で吟味して、へインズはそう答えた。

 王の計画は理にかなっているように思えたし、へインズでは今以上の方法、すなわちきつく言って聞かせ、他のものに興味を移す以外の方法は思いつかなかった。

「それではそうしよう。できれば早い方がよいな。一週間後の大規模攻勢、その中核に動向させよう。ただ、中央にいても効果はないだろうから、ある程度戦場が有利になったら前線へと移動させよう」

「そうですな。無論しっかりとした護衛をつける必要はありますが」

 王と重臣の両者は顔を見合わせて頷いた。

 アイゼンルートは騎士の国。たとえ王族だろうと、戦場に一度も立つことなくまつりごとに参加することは許されない。いずれ初陣を経験することになるのなら、今行っていもいいだろうという判断だった。

「では、私はその護衛を手配してまいりましょう」

「うむ、頼んだぞ」

 入ってきたときと同じように、短く言葉を交わしてアルバートとへインズは別れた。

「さて。これから忙しくなりますな」

 王の執務室から出たへインズは小さくつぶやいた。その声には、この国のためになることを行うことができるためか気力に満ち溢れていた。


 のちの歴史家や評論家は、この瞬間こそがアルバートの最大の過ちであり、騎士の王国としてのアイゼンルートの崩壊が始まった瞬間だと指摘する。

 彼の過ちとは、せっかく捕まえていた猛獣を野に解き放ってしまったということ。

 一生檻に入れて飼殺しておくか、さもなくばすぐにでも首をねて殺しておくべきだったのだ。

 獣とはいえかわいそうだという意見もあるだろうが、人間が大勢食い殺されるような結末よりは遥かにましだっただろう。

 


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