かけがえのない幸せ
僕は普通の中学二年生〜 性格は優しくもないし厳しくもない。学校での存在感は薄い!小学校の頃から普通に地味な誰だっけ?みたいな存在である。 今日もいつものように学校へ… 学校へ行くとクラスの人気者が周りに友達をたくさん集めて笑い話をしている。
こんな地味な僕の生活がいつもだった…この後に待ちうける不思議なアル事件までは…
学校が終わり、家へむかう。腹がすき、晩飯が気になる 「母さんの作るご飯は最高だ」そう思いつつ…母さんだけが僕のたった一人の理解者だった・・・家の前の道路まで歩いた この道路を20mくらい行くと家だ もう家も見えている カレーの匂いがしている 今日はカレーなのかもしれない
「キャー」と大きな叫び声とともに家の玄関から黒い服装のヤツが走りながら出てきた。手になにか持っていたがそれは見えなかった 鍵がかかっていない 家に『いつも』のように入った だがその瞬間からそこに『いつも』はナカッタ そこには無惨に倒れる理解者があった。「母さん・・・・・」しおれた声で僕はそこに崩れた。
救急車を呼んだが、すでにもう死んでいたと思う 病院に運ばれ、そこで完全な『死』が確認された 医師によると即死だったそうだ 外部からの刃物による刺された傷があったらしい 僕は自然と泣けなかった。泣く事さえ忘れる悲しみにあったからだ 警察も来た でも警察は犯人が黒い服装の男ぐらいしかわからず この事件は迷宮に・・・
理解者はもう誰もいない!父は小さい頃にアルコール中毒で死んだ・・・ 一番ココロの落ち着く川辺にいった そのままココで死のうかと思ってもいた。その時 後ろで声の高い男が話しかけてきた
「あなた悲しい目をしてますね〜 過去にもどれるならもどりたい?そりゃ戻りたいですよね〜」
その男は黒い髪のジャニー〇系の顔をしている そして勝手に話を進め始めた・・・
「あるゲームがあるのですがそのゲームに参加して時間を戻しませんか?ゲームにあなた『達』が勝てば私たちの魔法で過去に戻しましょう」
「・・・都合もタイミングもいいヤツだ。そんな事できる訳ないと誰でもわかる だけどこのままいても悲しい人生(泣) それならチャンスのある『ゲーム』とやらをやるしかない」
「覚悟は決まったようですねぇ〜ではゲームをする場所まで案内しますかねぇ〜」
男が指をパチンと鳴らすと一瞬にして場所は変わった
そこはどこまでも続く荒野だった… 男が高笑いしながらこう言った。「あなた達には最後の一人になるまでゲームをしてもらいますww そのゲームは簡単! ただ…鬼ごっこをするだけです! 捕まった人は今までの現実世界に戻ってもらいます。最後の一人が過去に戻れますww」
なんだそりゃ!! 鬼ごっこで俺の人生がかわるのかよ!!
「ゲームスタートまであと20分です 鬼はこちらで5人用意しときます ではガンバッテw」
男はそれだけ言い残し、どこかへ消えた・・・・
僕達は10人いてみんな必死で走っている。一人同じ中学生がいるがソレ以外はみんな大人だ。
僕は中学生に「チームを組まないか?途中まで」と聞いた。中学生は首を縦に振り、一緒に同じ方向へ走った。
名前は【晃】といった。20分後、ゲームが始まった。誰かが捕まるとメールで知らせるシステムだ だから二人になるまでチームというわけで〜裏切らない限りは・・・
僕達は岩陰に隠れていた 近くに大人が3人いたがコチラには気づいてない様子 遠くから凄いスピードでなにかがやってきた そう鬼というヤツだ 多分、人間ではない 機械のような、怪物のような・・・兎に角、速いのだ 大人3人はあっ!と言う間に捕まってしまった3人はどこかへ消えていった
その後も次々と捕まっていった 僕らは岩陰に隠れていたがとうとう鬼に囲まれてしまった もう捕まってないのは僕等だけのようだ 晃が「1、2、3で飛び出ようよ」と言った 僕は「1、2・・・」 「3!!!」僕は飛び出ていった だが一人だった 晃は裏切ったのだ 「晃ーー」もう遅かった 必死に走り逃げたがあの鬼には勝てない とうとう捕まってしまった・・・
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暗闇に僕はいた 目を覚ますとベットに横たわっていた「あれ?夢?」携帯を開いて時間を見るともう学校へ行く時間だった 二階からおりると、理解者…そう母がいた「早くしなさい」怒られたw
僕は真っすぐな目で「母さん 絶対に鍵をかけるんだよ」と言った。母さんは不思議そうな顔をした
もう一回携帯を見ると…「あれ?一日もどってる?夢?」そんな思いを胸に中学校へ行った
学校へ行くとクラスの人気者が周りに友達をたくさん集めて笑い話をしている。
学校が終わり家に帰る 「いてっ!!」足をみるとこすれた傷があった 「これは岩陰から飛び出た時の・・・」 そのとき夢じゃないと悟った
腹が段々すいてきて、晩飯が気になる 家の前の道路まで歩いた この道路を20mくらい行くと家だ もう家も見えている カレーの匂いがしている 今日はカレーなのかもしれない
家のドアに鍵がかかっていた 変な男もいない 家に『いつも』のように入った そこには・・・
かけがえのない『いつも』がアッタ・・・
「ただいま」と言ってゲームに勝った事を悟る
この不思議な事件からアル事実を思い知らされた
「かけがえのない『いつも』『なんでもないような事』『当たり前』が一番、幸せだ!!」
という事実を・・・・・・・・・・・