どん底
まだまだ初心者で、ほかの小説と同時進行で送っていくのでよろしくお願いします!!!!
超弱小…。そのレッテルを張られることがどれほどの苦痛だろうか。僕たちの逆襲はここから始まったんだ…。
~一年の夏~
…終わった…。終わってしまった…。先輩たちの最後の総体(総合体育大会。中学校最後の大会である。ここで負けると部活を引退することになる。)が…。三年生が八人。とてつもなくうまく、地区大会優勝して県大会も二位通過。さすがに関東大会では初戦敗退だった。僕たちに取っては、かけがえのない先輩で一緒に部活をやりことが楽しかった。すごく優しくて、面白い人達だった。
二年生が野球部にはおらず、三年生八人と一年生九人の部活だ。人数的には多い方で、活気もある部活だった…。そう、だったのだ。先輩たちが引退してやる気のなくなった一年生での初の練習試合。守備がグダグダでエラーばかりで点を取られる。同い年の相手チームの変化球にいいようにやられ、打てない。タイミングを崩され、盗塁もままならない。そんなダメダメなチームについた名前が残念へっぽこ超弱小門河中学校野球部(笑)。ほかの野球部にも呼ばれるし、さらには校内のほかの部活のやつにもそう呼ばれる。しかもこの学校は公立のくせに特別、部活に力を入れていて成績に応じてグランドや練習器具、部費などが決まっていくという残酷なシステムである。そのため一気に落ちぶれた野球部はグランドを追い出され、練習器具をほかの部活にとられ、部費は天と地の差である。
ここまで堕ちた野球部のリスタートの物語である。