赤い目
僕は高校1年生の高碕 誠、趣味は読書で多分世界でもかなり平均的な学生、
最近学校では「アビリティーキャンディー」というお菓子がはやっている。
何でもそのアメの10万個分の一つに特殊なアメがありそのアメを口にしたら
特殊能力がつかえるようになるというのだが・・・・・
誠[バカバカしい・・・・]
太一[ん、なんかいったか?]
俺と同じクラスの太一である、趣味はうさんくさいアメの採取である。
誠[いやなんでもないよ、ただのひとりごと。]
太一[そうか・・・それよりさ!うちのクラスの篠田 皐月っていんじゃんか
、あいつが例のお菓子であてたらしいぞ。]
誠[例のお菓子?ゴリゴリ君のことか、それはすごいね。]
太一[ちげ~よ、アビアメだよアビアメ。]
誠[なんか根拠があるのか?]
太一[誰かがコンビニの裏で篠田の目が赤くなるのみたらしいよ]
噂によると特殊能力が使える人間は目がルビー色に光るという、
その目はとても綺麗らしくその目がほしいがためにアメを買う者もいる。
誠[僕はそういうの信じられない方だから・・・・ごめんね]
太一[はぁ~・・・夢がないな、高碕って、ほれこれやるよ]
太一の手から渡されたものは、
誠[アビアメ?これっていっこ2000円もするんでしょ?いいよ別に。]
太一[うるせー、お前もアビアメ食いやがれ、そして少しでも夢みやがれ!]
誠[おおきなおせわだよ、僕ってそんなに夢ないわけじゃないよ、うさん
くさいものがしんじられないだけだよ]
太一[だからそれが夢がないって]キーンコーンカーンコーン、キーンコーン
カーンコーン。
太一[チャイムか、話はあとでな。]
#放課後#
太一のうさんくさい話を聞きながら歩いていると、途中でバイトがあると
いって走っていった。
俺はその後コンビニに飲み物を買いにいった。
誠[あれは篠田・・・皐月さん?、あの~もしかし]
強盗[おい、動くな!!]っバーン!!!
銃声がコンビニ中に響いた、その後時が止まったような時間が3秒ほどたち
銃声から悲鳴にかわった。
[うわぁぁぁ!][キャー!]なんだこれ、まじで強盗?!今どんな状況なんだ。
あ、そうだ篠田さん!
誠[大丈夫です・・・・か]
篠田さんの目が赤いルビーのような色に変わったと思ったその瞬間に
視界から篠田さんがきえ、強盗の銃が床に落ちた、そのすきをねらい店員が
モップをつかいうしろからおもいきり強盗の頭部に振り下ろした。
[バッキ!!]
モップがおれて強盗が倒れた、その後、警察がきて無事に強盗は捕まった。
そのときにはもう篠田さんの姿はなかった。
#翌日#
太一[おい高碕昨日近くのコンビニでごうとうあったらしいぞって・・・・高碕?]
誠[・・・・]
俺は太一の言葉をながし自然と篠田さんの座っている机の前まで来た。
誠[篠田さ]
篠田[後で]
にらみつけるように俺の目をみつめながらそういった。
太一[おいおいどうした、もしかして昨日の話お前もしんじたんだな?]
誠[いやわかんない・・・・]
僕はその答えはそう答えるしかなかった。
#放課後#
学校が終わり昨日のコンビニの裏に走って向かった。
太一の話を聞いたからかわからないが篠田さんもここにくるようなきがした。
その予想は見事に的中した・・・
篠田[私になんかよう?]
誠[昨日コンビニで]
話の途中篠田さんが消えたと思ったらいきなり頬にすごい痛みがおそった。
誠[いってぇっ]
篠田[ごめんね、君の事ころさなきゃいけないかも、なぐりつずけて
記憶がなくなれば殺さなくてすむが、記憶がなくなんなければ死ぬことになる]
なにいってんだこの人、はいずるように逃げる僕を赤い瞳をともした女の子が
おってくる、話しだけ聞くといい状況に思えるが実際はまったくいい状況
とはいえない。それどころか今まで生きていた中での一番といっていいほど
の恐怖だった。
誠[うぐ・・げほっうえぇ・・・]
何発殴られただろうか・・・数えきれなかった、きがとおくなり
痛みもかんじなくなってきた、やばい僕死ぬのかな・・・
とそのときアビアメが僕のポケットからおちた。
・・・・ん?殴るのをやめた・・・のか。
篠田[ねぇ・・・聞こえてる?]
誠[・・・・・]
篠田[聞こえてると思っていいうね、もしこのアメを食べて、君の目が赤くなれば
もう殴らないでも、もし赤色に染まらなければ、君を殺すよ痛い思いをしながら
死ぬのはいやだと思うから]
僕の口の中にアメがころがりその瞬間意識が消えた・・・