第③話 スライムとお手伝い
週1で投稿したいなー
~西の森~
西の森にやって来たよ。一番最初にみんなが来る、始まりの森的な所だよ。
このゲームって、ステータスの上がりめっちゃ早いけど、そのかわり種族とスキルが合ってないと、ここで詰むゲームである。合わなかった場合は、負けてしまう。
え、それダメじゃねと思ったそこの画面の前の人。心配しないでください。村人のお手伝いクエストを、5回クリアすればレベルが上がります。
また、素振り・何もないと所に魔法撃つ等をすれば、スキルレベルが上がる。ただし、2に上げるのに素振りなら100回、魔法なら15発(SP切れが間に入る)というなかなか面倒くさい設定なのだ。
お手伝いならお金も貰えるから、普通ならこっちを選ぶよ。
ちなみにデスペナルティーは、5レベルまでないよ。
ここに出るモンスターは、スライム。雫みたいな形の弾力性のあるモンスターである。ただし、物理攻撃も普通に効くよ。
「お手本は、要らないよねー」
「何でだよ」
「どうせ負けると思うし、取説読んだでしょ」
俺は、読書が大好きだ。だから、読書として取説は絶対読む。初めて自分で買ったゲームの取説は、ボロボロになるまで読んだ。それからは、学習してボロボロにしないようにしてはいるが、それでも2回は読んだ。
へ、少ないって。フリヒロの取説は、500ページ以上あるんだけど。スキルのページ数が半端じゃなかった。
まあ、それは置いといて。だから、やり方は把握している。どれ、試してみるか。
お、あそこにスライムが。少しずつこっそり近づいて、、、、、あ、ばれた。こっちに来てる。
こうなりゃ仕方ない。近づかれる前に毒魔法を。最初から覚えてる魔法で。
「ポイズンボール」
手から出た、紫色の球体がスライムに当たる。
当たったけど毒ってないな。次は、拘束魔法だ。
「バインドチェーン」
黄色い鎖が1本地面から出てきて、スライムを拘束した。
よし、今だ。近づいて、ハンマー。
「おりゃ、よいしょ」
上から振り下し、そのまま横振りへ。その後もう1発の前に、拘束の解けたスライムの体当たり。
うわ、半分減った。離れないと。と思ったらスライムからもう1撃。HPが無くなった。
~フラワーにある教会(復活する所にて)~
「やっぱり、負けましたね」
お手伝いクエスト確定だな。取り敢えず、そこらへんに居る村人に、お手伝い出来ることがないか聞いていくか。
「お手伝いなら、僕達要らないよねー」
「そうね、テストの時の知り合いに、顔見せしてくるわ」
「早く追いついて下さいね。さようなら」
じゃあね。っていうか、薄情ねお前ら。いいけどさ。
さあ、お手伝いをしていこう。
~1つ目
「何か手伝ることありますか?」
「ちょうどよかった、隣の倉庫にあるモップを、全部此処に入れてくれ」
「はーい」
20本あった。1本重さ2だったので、5回に分けて30㍍を往復した。地味に面倒くさかった。
「これはお小遣いだ」
100ユントと経験値20を手に入れた。よし、次行こう。
~2つ目
「料理を運んでくれる?」
「はーい」
1つ運んだら、次が出てきて、結局5回運んだ。
報酬も変わんなかった。
~3、4、5つ目
同じような内容のため省略。
よし、これでスライムを倒せるかもだ。でも、時間かかったから明日だな。
え、5つにどんだけ時間をかけたのかって?教会の周りのお手伝いが、消化されまくっててな。教会から離れても、消化されてない人が少なかったからな。
ちなみに、リアルの1時間が、ゲーム内の3時間だよ。
メニュー、ログアウトっと。
はあ、すごく綺麗だった。みんながハマる訳だ。取り敢えず、明日から本番だ。
目指せ、秘境!!
感想よろしくお願いします。