表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神より選ばれし偶像たち  作者: 水無月はたち
第1部 解散
8/22

第8話 アイドルたるもの


 そこへ口笛吹きながら歩いてきた夢藤雅樹。このいざこざに出くわす。眺めていたエロ動画のスマホを後ろポケットにねじ込み、慌てて二人を制止する。

「なにやってんだ! やめろやめろ!」

「うっせえ!」

 慎之介が雅樹を押しのける。所属事務所では喧嘩は御法度。コンプライアンス違反だ。だからリーダーの雅樹は必死になって治めようとするが、その肩書には何の機能もなかった。


 7人を詰め込んだハイエースの車内。メンバーは互いにそっぽ向いていた。慎之介の鼻には黒く血に染まったティッシュが詰められている。運転席。飯倉は誰かと話している。

「・・・はい。承知しました。申し訳ございません」

通話が終わり携帯電話を耳元から降ろしてから飯倉は前を向いたまま言った。

「社長が後日、話したいとのことだ」

 局で起きたトラブル。後手に回ってはいけないと思い、飯倉はまず社長に一報を入れておいた。

「いったい原因は何だ? 何が発端だ?」

 自分に向けられたと思い慎之介が呟く。

「そんなの一言では説明できねえ」

「どうしてだ?」

「話すと止まんなくなる」

 飯倉は厳しい表情で全員を諭した。

「言っただろう! アイドルたるもの、いかなる時も笑顔でいろと。互いを信頼しろと」

「無理っすよ、そんなの」



挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ