オマケ短編
タイトル『愛妻弁当』
Side:孝彬
世間勉強ための学校生活。
周りを見渡せば、男女の恋愛の型も見ることが出来る場所。
「え、愛妻弁当!?マジかよ!!い~な~、俺にもくれよー。」
それはクラスの中の一人が、叫んだ声。
耳に入って疑問に思う。
アイサイベントウとは何だ?
声のした方に視線を向けると。叫んだ男子生徒に、友人だろうか。
お弁当を見せ、嬉しそうに自慢して語り、とてもいい笑顔。
お弁当のことだよな。
目線を戻してから、自然と下に落とし。
朱莉沙の作ったお弁当を眺めて考える。
愛する彼女(妻)が作ったお弁当……
今まで意識していなかったお弁当に、嬉しさと感動が増していく。
それは特別な事。
喜びを表現して、周りに自慢できることなのだと知る。
顔が熱くなり、真っ赤になっているのが自分でも分かる。
おかずを口に運んで、味わう。
満ち溢れる心……
愛情を増やすのは、キスだけではないのだと思い知った。
まだ中身の入ったお弁当のフタを閉じ、人の居ないところに移動する。
外の静かな場所で、お弁当のフタを開けた。
量は変わらないはずなのに、おかずが移動して……
中身が減っているような光景を目の当たりにする。
朱莉沙が時間をかけて作ったおかずは、さっきまで綺麗に並んでいたのに……
費やした時間に、伴う愛情。
愛しさが溢れる想いに、感謝した。
「ありがとう、朱莉沙……」
初めて食べて美味しいと思った時より、言い表せない感情の波。
もっと与えて欲しい……
タイトル『キスマーク』
登場人物:朱莉沙・孝彬
「朱莉沙、聞きたいことがあるんだけど。」
晩御飯の片付けた後、風呂上がりのリラックスタイム。
孝彬が、思い出したようにテレビの電源を切り、私に質問。
「何、改まって……?」
視線の定まらない、落ち着きのない孝彬。
「キスマークって何?」
……誰、そんな事を吹き込んだのは!?
あいつか、孝彬の弟……もしかして妹に、そんな事をしているの?
「あのさ、学校で……周りが、そんな話を。」
ほっ……安心したけど、それって……
「孝彬?一応、調べてはみたんだよね?」
分からない事は、ネットで調べているのを知っている。
孝彬の望みは……
「私に、つけてみたいの?」
検索で、何が出てきたのかな?
戸惑うような赤面で、言葉を濁す孝彬。
ちょっと可愛いわ。
「孝彬、キスマークは……自分の印みたいなものよ。言ってしまうと、一種の内出血だけどね。」
孝彬の嫉妬や独占欲は、想像できないなぁ。
孝彬は、そっと私の頬に触れる。
顔が近づき、重なる唇……何度か吸われた。
おやぁ?
唇を解放し、私の唇を指でなぞって微笑む。
【キュンッ】
「へへっ。赤くなってる……」
可愛い生き物がいる!!
どうしよう……キスで、愛情が増えているのが分かる。
「孝彬、あなたが私に与えたキスで増えた愛情は……私から、あなたに返るのよね?」
私は、自分から孝彬の唇にそっと重ねた。
孝彬の頬に、両手を当てて撫でる。
目を開けると、孝彬は不思議そうに私を見つめた。
両手を、頬から首筋に滑らせる。
上着のボタンを外し、肌蹴た胸元に手を当て、口を付けて吸った。
初めての行為……力の加減なんか分からない。
「っ!」
孝彬の反応に、口を肌から離す。
目を上げると、孝彬の赤い顔が見え、口がゆるんでしまう。
胸元にあまり変化が無いのに気づく。
「あれ?もう一度……」
「ちょっ、朱莉沙……駄目だ、それ以上……」
抵抗する孝彬に、何かが我慢できずに上から押さえ付けた。
体勢を崩し、孝彬は後ろに倒れる。
さっきと同じところに口を付け、さっきより強く吸った。
自分と孝彬の体温が上昇するのを意識する。
「……はぁ。」
自分の息が荒くなったのを手で押え、確認。
「ふふ。付いた……くすくすっ。」
私の印に、満足して笑みがもれる。
孝彬は下から、悔しそうな表情で私に問う。
「満足?」
ボッと、自分の顔が真っ赤になるのを感じた。
自分の大胆な行動が、冷静になった途端に、逃げたくなるほど恥ずかしい。
それでも、満足かと聞かれれば……
「……うん。」
今度は、あなたに付けて欲しい……
end
サ終サイトにてアンケートに応えた短編。
時系列は、ここじゃない気がする←
『なろう』は反応がないので、こんな短編を書く機会がないなぁ(チラリ。感想ください♪)




