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妹みたいな感じ

「いいの。私も少し言い過ぎたわ。期待してたから」


「私が王子様の婚約者になることですか?」


「え? うーん。上手く言えないけど、簡単に言うとそうね」


「令嬢二人に避けられるって、どんだけヤバいんですか、その王子様?」


「えっ……」


 私は失敗したと思った。ミーアが転生者ではないと分かって、当てが外れたと思っていたのだ。ミーアが婚約者になれないと分かり、残念な気持ちで一杯だった。


「私は、もうすぐ婚約破棄される予定だから」


「光魔術が使える、お貴族様を? すみません。ちょっと意味が分かりませんね。頼んできたアイラ様もいらっしゃらないようですし、私もう帰っていいですよね?」


「はい。お引き留めして、申し訳ありませんでした」


 帰るという彼女に絶望し、うなだれていると、今度は彼女が私の肩に手を置いて言った。


「何だか、顔は違うのに妹みたいな感じがします。頑張って」


「いもうと? 妹って、私が?!」


「元気出してください」


「アリガトゴザイマス」


「また会うことがあったら、今度は王子様との、いい話聞かせてください」


「分かった。いい話になるかは分からないけど、また5年後ね」


「5年後って? まあいいけど。サンドイッチ美味しかったわ。ごちそうさま。これを食べれただけでも、王都に来たかいがあったと思うわ」


「ここの料理長に伝えておくわ。家まで帰れそう?」


「大丈夫。謝礼は先払いで、たっぷり貰ってるから」


「そうだ。護衛騎士に送ってもらいましょう。その方がいいと思うの」


「ありがとうございます、お貴族様」


「レイラよ」


「レイラ様」


 私達は何となく笑い合った。手紙を交換する約束をすると、彼女は城の護衛騎士と一緒に、村へ帰っていった。




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