ガタツキ
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
短いですが。
「……」
夜の時間にはまだ程遠い。昼の時間にもまだ遠い。自律神経は安定。では……この突発的に引き起こされる、視線のガタツキは何なのだろう。座ったまま倒れてしまいそうなこの感触は何なのだろう。
彼と共に食事をしていた時の事である。それは唐突にやって来た。一瞬、視界が暗くなったかと思えば、僅かに姿勢が傾く。けれども直ぐに意識が戻って前を見る。
何時もの飄々とした薄笑いを浮かべ、此方を見据えていた。
「眠るにはまだ早いよ」
「眠くないよ」
そう、眠くはないのだ。座ったまま、気絶する様に視界が暗くなるだけなのだ。原因は……何なのだろう。心身共に疲れている訳では無い。だから……どうして?
私の視線を案じてだろう。彼は椅子から立ち上がると、私を連れて寝室へと導いた。共に川の字になったまま、黙って髪を撫でる。
「さっきはどうしたの?」
「……目眩がして……」
ある日突然、椅子から落ちて救急車、なんて事もあるかもね。と冗談めかして言うつもりだった。けれどもそれは彼の真剣な表情に思わず口を噤んでしまう。
彼の指が黙って、私の髪を撫でる。米神の辺りで指を止めると、トントンと軽く叩く。
「置いてかないでね」
「こればっかりは私の気持ちでどうこう出来ることじゃないもの」
そう、どうこう出来る事じゃない。だから、時間がある限り、こうして起きていたいと思うのだ。目に焼き付けておこうと思うのだ。次は無いかも知れないのだから。
ちょっと暗〜い独り言が続きます。
気持ちが重くなりますので、華麗にスルーしていただけると。
それでも書くのは、自分との折り合いの為です。
こうやって、明日に備えるんですよ。
特段ネタが浮かぶ事がなく、こんな時間になってしまいました。
書かなければ座りが悪いので、短いながらも書かせていただきました。
布団で死にかけたことは小学生の時。
心臓が痛くなってのたうち回った事があります。
大きくなって無くなりましたが、凝固しやすいのかも知れません。
予兆なのかも知れません。