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第86話『狂化効果』

春眠不覺曉とはこの事でしょうか…。

でも3月になっても寒いもんは寒いですね…!

冬眠の後遺症が今現れているかもです!!

眠い!!

「……ごめん…ね…」


「ティリアさまっ!?」


ティリア様を受け止めたい気持ちがあったのをご理解してくださっていたのか、先にレンブランジェさんが私の後ろへ回り込み支えてくれます。

倒れ込んだティリア様を私一人ではお支え出来ませんでした。

それを分かってレンブランジェさんは背後に来てくださった。

ティリア様を優しく寝かせて、私に膝枕をするよう促して羽根をしまっている最中の彼に声をかけます。


「ケルツァ!お主まだ動けるか!」


「う、うん!大丈夫だよ。」


「今此処にいる悪魔種は全員転移を使う事が出来ぬ。

故に魔王様、お嬢、ブレイズ、フレリアを匿う場所を探したい。」


「…3人は大丈夫だけど魔王様は…」


ケルツァさんは俯いて言い淀んでしまいました。


「ティリア様は…いけないのですか?」


焦燥する私にレンブランジェさんは説明をしてくださいました。


ティリア様が倒れたのは魔力がお身体に溜まり過ぎてしまったからなのだそうです。

アクセサリーの話をブレイズさんから伺った為、ティリア様のお身体の事をほんの少しだけ理解できたと思っていたのに。

誰よりも近くに居たのに何も分かってなかった。

己の不甲斐なさに目の前が真っ暗になりそう。


そして今も尚、ティリア様は魔法暴発を少しでも防ぐ為に必死に抑え込んでいると。


「身体中の魔力の水が出たいと叫び、膨れ上がって今にも決壊しそうなダムに蓋をし、必死に押さえ付けている状況じゃ。」


「そんな…」


どうにかして発散しないとティリア様が危険です!


「多少の魔法暴発なら問題無いけど魔王様の魔法は全てがとても強力で、中でも破壊魔法が暴発すると大変な事になる。」


「破壊…魔法?」


「存在する全てが分子レベルまで分解される魔王のみが使える魔法じゃ。」


ティリア様は争いを好まない為、使う事は滅多にないそうで使用には多大な魔力が必要となるそうです。


「それを使うのが解放する1番の手じゃが、狙いを定めるには非常に小さな針穴に非常に細い糸を一発で通すほどの技術が必要らしくての。

現時点出来るとは到底思えん。」


「別の魔法もダメなのですか?」


レンブランジェさんは目を伏せ首を横に振ります。


「難しいな。ティリア様は加減が出来ん。

転移が使えん今、魔法の矛先は竜族への被害となる。」


それはいけませんね。

ですがどうしましょう。

早くしないとティリア様が…

何も出来ないこの状況に鼻筋が冷えてきます。

ティリア様はいつも私を助けてくださったのに、私は何も…


「…王龍様なら何か出来るかも。」


「そうじゃな、探すしかないのう。」


頷いたレンブランジェさんが動こうとするのをケルツァさんは止めました。


「僕が探してくるから貴方は此処に。」


彼はフレリアさんをレンブランジェさんに託し、

純白の翼で塔に向かって羽ばたいて行かれました。


「此処にって…すんごい普通に外なんじゃけども。

襲われても文句言えないんじゃけどー。」


ティリア様は熱に魘されているようでとても苦しそうです。

何か少しでも出来ることは…

ティリア様を見つめていると耳元でカチャリと音がして存在を思い出させてくれる。

ティリア様から一時的に賜ったイヤリング…。

急いで外して手に乗せ、ティリア様の右手を握らせて頂き間に挟む。

すると私達の指の隙間から光が漏れだしました。


「む、それはティリア様のアクセサリーかえ!

ちょっと貸してくんろ!」


言われた通りにレンブランジェさんへイヤリングを渡すと彼はそれをフレリアさんに握りこませました。


「おぉ、フレリアの魔力が増えていっておる!

アクセサリーに魔力の空きが出来たからもう一度やってあげてくれ。多少良くなるはずじゃ。」


「はい!」


返されたイヤリングを持って再びティリア様の手を握らせて頂くと数秒もしない間に強い光を発しました。

レンブランジェさんに渡そうとするも彼は苦い顔を浮かべました。


「レンブランジェさん…?」


「魔力の貯まりが想像以上に早すぎる。

やはりあの煙は魔力増幅効果を持っていたな…。」


魔力増幅効果…

読んで字のごとく、魔力を増やす効果があるそうで本来は魔力不足の方の回復手段だそうです。

レンブランジェさんは此処に来た時に僅かに魔力が回復しているのにお気づきのようで、レウさんがシエルさんを回復させたという意味をご理解なさっていたようです。

普通ならただの魔力回復ですが、ティリア様の現状をご存知だったからこそあの時手を伸ばしていらしたのですね。


「今のティリア様にしたら毒そのものじゃ。

抑えている水が激流へと変わるのだから。

(通りで予想よりも早くぶっ倒れた訳じゃ。)」


「ティリア様…」


私はお名前を呼び、左手を握り続けることしか出来ません。

私が発熱した際、ティリア様が手を握ってくださった事が今でも嬉しいから。

ほんの少しでもティリア様もそう思ってくださったら。

シルク生地の黒い手袋越しでも伝わるティリア様のお熱は私の手を溶かしてしまいそうなほど。

私の手が溶けても構わない。

可能な限りずっと握らせてください。


レンブランジェさんはフレリアさんの魔力が全快したのを確認すると小さな魔法を使い続け、イヤリングの魔力容量を空け続けました。

しかしイヤリングが光るペースの方が速まるばかりで、とうとうイヤリングに亀裂が走り、輝きを失ってしまいました。


「むっ…潮時か。」


「ど、どうしましょう…!」


レンブランジェさんの表情にも焦燥の色が現れており、塔を見やります。


「ケルツァよ、まだか!

これ以上はまずいんだが!」


レンブランジェさんの呼吸も少し荒いような…


「レンブランジェさん、お身体大丈夫ですか?」


彼は私を一瞥し、足元に落とした視線を再び私に向けました。


「今は大丈夫、ではあるがちとまずい。

やはりレウに図られた。」


「一体何が…」


言おうか迷っている表情をじっと見つめる私に彼は仕方ないと呟いて説明をしてくださった。


「この騒動を有耶無耶にする為か、あの煙には

()()()()の作用が含まれておったようだ。」


「強化?」


「強化、ではなく狂化。

まぁ多少の誤差はあるが人間で言う媚や……

いや、ドーピングみたいなものじゃ。

強くなる分、理性がぶっ飛ぶ。」


狂化効果を得る為に作られた狂化剤を摂取すると一時的に身体能力向上、魔力増幅効果を得る代わりに理性が犠牲になる代物。

レンブランジェさん曰く狂化剤は戦争後に多く出回り始めましたが作り始めた方は不明で、闇市などで取引されることも屡々あるそうです。

強化よりも理性を飛ばすために使用されることが多いとか。


「内に秘めた欲望を引き出す物での。

一般的に出回っている物なら儂ら悪魔種は少し破壊衝動を擽られるだけで割と効かないタイプじゃ。

“あーなんかイライラするかもー!”くらいで済むんじゃけど」


済むのですか??


「それは儂ら悪魔種が基本的に己の欲望に忠実だからじゃ。

妖精種など争いを好まぬ者達にはよぉく効く。

己を律するのが得意な者が欲望に忠実になるようタガを外す為の物じゃから。」


そのお言葉に私の額と鼻から汗が吹き出ました。

ティリア様は悪魔種の先代ヴェルメリド様と妖精種の王女様であられたリフェル様のご子息です。


「悪魔種の血が流れていようと思想は母君寄りすぎるからの。

非常にまずい可能性が拭えぬ。」


彼の視線がティリア様に移り、私も視線を追う。

するとティリア様が小さく呻きます。


「うッ…ぐ…ぅ」


歯を食いしばって襟元を強く握りしめます。

手袋があっても血が出てしまいそうなほど強い力…

狂化がどれほどの力を引き出すか分かりませんがティリア様の手が傷付いてしまいます。


「ティリア様、ユムルは此処です。

此処に…居ますよ。」


「う…ぅ…」


こんなにティリア様がお辛そうなのに汗を拭いて差し上げることしか出来ない自分が腹ただしい。

私にも魔法が使えたら少しでも苦痛を和らげる事が出来たかもしれないのに。


「うぁ…ッ…ユム…ル…ッ」


苦痛に紛れ私を呼んでくださった!!


「ッはい!!私は此処に!!」


「行か……で……」


「何処にも行きません。

お許し下さるのならいつでも貴方のお傍に。」


私の頬にティリア様の左手を当てさせていただく。

熱に変化は無く、顔が溶けてしまいそう。


「むぅ…(夢幻の際でお嬢を呼ぶとは、これは狂化の影響が出始めておるな。)」


レンブランジェさんが考え込むお声が聞こえた時、

何処からかパキパキという音も一緒に聞こえました。

何でしょう、この音…。

氷か何かが形成されるような音です。

よく見るとティリア様の頭部から宝石のような赤黒い角が2本、いえ4本生えてきました。

上から覗き込んだレンブランジェさんは眉間に皺を寄せました。


「坊が本格的にまずい。

お嬢よ、すまぬが一旦離れるんじゃ。」


フレリアさんを優しく寝かせたレンブランジェさんに言われ、私はティリア様の手を離して彼にティリア様を託しました。

彼は優しく呼びかけます。


「坊、坊。

気をしっかり持たんと坊がお嬢を傷つけてしまうぞ。」


私は傷付けられても構いません。

ですがティリア様はお優しいので気にしてしまうことでしょう。

それは嫌です。


「…ッ…」


ティリア様は目を閉じたまま必死に耐えていらっしゃる。

私を見ないようにされているように感じます。

私が魔力を分散させる力があれば少しでもティリア様をお支え出来るかもしれないのに。


「もういっその事ゲートへ向けて魔法を放つか。」


少し苛立ちを含んだ声のレンブランジェさん。


「ですがゲートにはルルさんが…」


「………冗談じゃ。」


レンブランジェさんはそう仰いますが全く冗談に聞こえませんでした。


「レンブランジェさーん!

王龍様見つけたよー!」


ケルツァさんです!

彼は少し遠くからこちらへ手を振って下さっています。

良かった、王龍様を発見出来たという事はティリア様の現状を回復出来るかもしれないということですよね。


「フレリアを抱えてすぐに案内してくれ!」


「はーい!」


ケルツァさんがこちらに舞い降りてフレリアさんをお抱えし、レンブランジェさんがティリア様を背負い、左手で私の手を握り浮いてくださいました。


「うむ、お嬢は軽いのう。

片手だけだろうがこの手は絶対に離さんからの。」


「はい、ありがとうございます。」


ケルツァさんに案内されたのは王龍様にソロモン様の欠片…秘石を見せて頂いた場所でした。

レンブランジェさんが鳥居を潜れたので結界はもう張られていないようです。

少し歩くと後ろ姿の王龍様が佇んでいらっしゃいました。

床に浮かぶ光る睡蓮の花でお姿が幻想感を強くしています。


「王龍様!」


ケルツァさんがお声がけすると王龍様はゆっくりと振り向かれます。

綺麗なお顔やお召し物に傷が目立ちます。


「ケルツァ、イヴ。そして…」


王龍様は無表情でレンブランジェさんを見つめました。

レンブランジェさんは怪訝そうに鼻を鳴らします。


「久しいのう、王龍様よ。

この姿で会うのは尚久しいかや?」


敢えて名前を出さないレンブランジェさんの挑発的な笑みに王龍様は首を横に振りました。


「レンブランジェ=レラジェよ。

さほど久しい訳では無いだろう。」


「あっそー。

儂をちゃんと忘れておらんようで何よりじゃー。」


レンブランジェさんは王龍様に対して何故そんなにもツンツンなさっているのでしょう?

彼は外していた視線を王龍様へ向け、真剣に見つめました。


「……すまぬがちと力を貸しとくれ。

事は一刻を争う。」


王龍様の視線ははすぐに彼に背負われているティリア様へ。

ティリア様の状況を見るだけでご理解なさった途端、少し大きくしていた瞳が鋭くなります。


「うむ、心得た。

何をすれば良い?」


「監禁を。」


監…禁?

今、レンブランジェさんは確かに監禁と仰いました。

ティリア様を監禁!?


「牢屋、首輪、手錠、足枷全てに最大の守備を。

魔法が暴走しないように一時的に吸収や封印までしてくれると非常にありがたい。」


ろ、牢屋…!?

その他にも物騒な言葉しか聞こえませんでしたが。

王龍様は聞き返すことなく頷きました。


「あぁ。」


王龍様が手を翳すと巨大な透明の箱が現れました。

そのまま翳した手をティリア様へ向けると、ティリア様がふわりと浮かび、箱の中へ吸い込まれてしまいました。

項垂れているままのティリア様の両手が上がり、水色に光る半透明の手錠のようなものが付けられます。

側面から手錠へ鎖が伸びてまるで磔のよう。

両足にも手錠と同じような足枷が付き、最後に首にも付いてしまいました。

ティリア様が何か大罪を犯してしまったようで気が気ではありません。

ティリア様がこのようになってしまったのは私のせいなのに。

あぁなるべきなのは私なのに!!


「ティリアさま…」


名前をお呼びしても声は届かない。

ティリア様は意識を失う事も出来ず苦しんでいるのに。

握りしめた手をレンブランジェさんが優しく包んでくださった。


「お嬢、大丈夫じゃ。

王龍の結界は全力の儂でも壊すのに結構時間が掛かるほど強固なもの。

魔王様の魔法が出てしまっても耐えれよう。」


安心させようと仰ってくださったのでしょう。

大丈夫だと理解はしております。

ですが、私の不安が消えることはありませんでした。

ティリア様の苦痛をどうにかして差し上げたい。

ティリア様、竜族の皆様の今を…どうにかして早くこの危機的状況を変えたい。

この場に居るのならば、居させて頂いているのなら何かしろ私。出来ることを探せ。


「……何かがおかしいな。」


王龍様の呟きにはっとする。

レンブランジェさんとケルツァさんと同時に首を傾げてしまいました。

王龍様は私達を視界に入れることなく、真っ直ぐにティリア様を見ておられました。


「一時的な魔力の封印すら難しい。

魔力量が桁違いなのもあるが魔力が濁っている。」


「それはじゃの―…」


レンブランジェさんが魔力増幅効果と狂化の件を王龍様へお伝えします。

話を聞いた王龍様ですが、顔色も表情も何も変わりません。

しかし下がっていた右手が顎を摩ります。


「成程、レウが…

どうりで彼奴が急に襲ってきた訳だ。」


「きゃつ?」


王龍様の視線がふいと左に逸れます。

その先に居たのは紫髪で白いロングコートを纏った男性でした。


「バアルさん!」


私の声に気付き、振り向いてくださる。


「…」


あれ?もしかしなくても凄く不機嫌です。


「成程、バアルの足元にシエルが居るな。」


レンブランジェさんが仰います。

光る睡蓮で足元が見えませんが…シエルさんが見つかったのですね。

行方不明と聞いて焦りましたが良かったです。

…でも王龍様の仰る彼奴とはシエルさんですよね。

何故王龍様を襲ってしまったのでしょうか。


「レウ=ブランシュと戦おうとした矢先、シエルが何処からともなく現れレウへ刃を振るい始めてな…」


王龍様がお話を始めた時、バアルさんが腰を曲げ足元をまさぐって居ました。

そしてシエルさんの首根っこを持ち上げ、存在を確かめさせてくださる。

シエルさんの白い外套の隙間からティリア様と同じ手錠が見えました。


「レウが爆散して青い煙にのまれた後、我をレウと勘違いしたのか刃を振るってきたのだ。」


「ふむ、やはりレウは回復とは名ばかりの迷惑行為を行ったわけじゃの。

狂化は天使種でも効くんじゃのー。」


えっとつまり、レウさんは親切な回復ではなく、ティリア様へ行った事をシエルさんにも行って王龍様とシエルさんを戦わせたということでしょうか。


「シエルは強いな、結構怪我をしていたくせに気絶させるまでが手こずった。」


ふふふ…と嬉しそうに笑みを漏らす王龍様。

王龍様は戦いがお好きなのでしょうか。


「王龍殿。」


バアルさんがシエルさんを引きずりながらこちらへいらっしゃいました。

答えるように視線を向ける王龍様へバアルさんは頭を深々と下げました。


「…魔王様をお願い致します。」


「うむ。だが狂化の影響でどれくらい持つのかが分からぬ。魔力が不安定で吸収が遅く一時的封印が施しづらくてな。」


無表情同士だったお二人ですが、バアルさんの表情が歪みます。


「魔王様がこうなったのは私に責任が御座います。」


「…いや、お前のせいではない。」


仰る通りです。

悪いのは、原因は間違いなく私。


「私のせいです…!

ティリア様や皆様を危険に曝したのは間違いなく私です!」


「イヴ、お前でもない。

今は魔王を救う事を考えねば。」


王龍様は私の頭を撫でてくださる。

彼の視線の先のティリア様は今も尚、肩で息をしており、とても苦しそうです。


「絶大な魔力量を持つからこそ狂化が根を張るんじゃ。浄化せねば苦痛が続くだろう。

まずは狂化を何とかせねばなるまい。」


狂化―…。

どうすれば良いのでしょう。

答えを求めるようにレンブランジェさんを見てしまう。

彼は腕を組んでティリア様を見据えます。


「魔王様の魔力量が多すぎるせいで時間経過で薄まる可能性は低いだろうな。

しかもレウが一般的な狂化剤を使うとも思えん。」


それは確かに…。

舌を出して私達を見下す姿が容易に思い浮かびます。


「魔王様が正気を取り戻せばどうにか出来るかもしれぬ。魔力の流れを激流から緩やかにすれば、じゃが。」


「ほんの僅かだが魔力を吸い取ってはいる。

先程よりかは魔力の抜け道がある。」


少しだけでもティリア様が先程よりもお辛くないのなら…でも急がないと。


「1番早いのは引き金の欲望を叶えることじゃろう。

満足すれば効果は意味を成さなくなる。」


ティリア様の欲望を叶える?

そうすればティリア様は少しでも楽になれるのでしょうか。


ティリア様の欲望とは一体どんなものなのでしょう。

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