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第70話『蜘蛛と獏』

時間の流れが残酷過ぎるほどに早いのでつい溜息が出てしまいますね…。

話が書き上がるペースが落ちる一方で頭を抱えています。が、皆様がブクマ登録してくださったことが分かるとやる気が起きまして!

これからも頑張ろうと思えるのです。

本当にいつもありがとうございます!

「ブレイズさん…ソロモンって何ですか?」


ユムル様が俺の顔を見てそう言った。

その顔には不安が見えた。


「ソロモンとは

初代魔王様の御名前です。」


「初代魔王様…!」


「うひゃー!懐かしい名前ー!!

良い子だったね、彼。」


零蘭が人型に戻り舌なめずりをして微笑む。


「そうだったね。

でも我が王も負けてないよ。」


「んふふ…良い料理人さんだねぇ。」


「…」


「…」


零蘭と話していてもユムル様のお顔は曇っていた。

セレネちゃんも心配しているのか

彼女の顔を眉を下げて覗き込んでいる。

取り敢えず帰ろう。目的が変わってしまったが今日の収穫としては十分だろう。


「零蘭、俺がまた手伝うから今日のところは引き上げたい。」


「うん!いいよ!ただぁ…」


注文の多い目だこと。

零蘭が求めているものはすぐに分かる。


「とびきりの肉料理、だろ?

君の領地の素材を使うよ。」


「わぁい!!ブレイズくんのご飯〜♪」


はぁ…帰って欲しいけど零蘭はご飯を美味しそうに食べてくれるから作ってあげようという気になるから良いけどね。

俺はセレネちゃんに目配せして城へと戻った。


「ただいまー!なんちゃって!」


先に通した零蘭がはしゃいでいる。


「ブレイズ。」


俺を呼ぶのは眉間に皺を寄せたバアルさん。


「只今戻りました。」


「いつまで彼女を抱えているつもりだ。」


「えッアッごめんなさい!!」


しまった!!

城の中でもユムル様を抱っこしていた!!

優しく降ろすとユムル様は深々と頭を下げ


「あ、ありがとうございました。」


と仰った。


「や、ずっと抱っこしててごめんね!?」


言葉を続けようとしたらバアルさんが手を叩き、俺を止める。


「そこまで。

零蘭殿、話はイヴを通して聞こえていました。ブレイズが料理している間、客間へとご案内致します。どうぞ此方へ。」


「はーい!」


元気に返事をした零蘭は長い黒髪を靡かせながらバアルさんについていく。

扉を開け、零蘭を先に通した後バアルさんの視線がほんの一瞬だけ俺に向いた。

バアルさんの話がある時の合図だ。

となるとユムル様をお部屋に戻さないと。


「セレネちゃん、イヴちゃんお願い。」


「かしこまり〜!」


「あっ…」


「イヴちゃん?」


「あ…えっと…守ってくださって嬉しかったです。

ありがとうございました。」


「ううん、俺が振り回しちゃったから嫌な思いさせてごめんね。」


ユムル様は首を横に振る。

言いたいことはそれじゃないだろうな。

何か我慢している。

また後で紅茶と軽食を差し入れよう。

蜂蜜も付けようかな。

…こうでもしないと俺に話をしてくれないかな。

俺、そんな頼りないかな。

我慢させてごめんね。


「ブレイズちゃん、

イヴちゃんの前でそんな顔は〜」


「えっ?」


「めっ!よ〜!!」


「うぐっ!??」


セレネちゃんの指が近づいた刹那、

額に強烈な痛みが走り身体が仰け反った。

警戒していなかったせいで数歩後ろに下がってしまった。

痛っ…今やっと深い痛みが現れ始めた。

うわ、めちゃくちゃ痛くなってきた…!


「せ、セレネさん!?」


「うふふ〜!イヴちゃん、何か困っているでしょ〜?

なのにブレイズちゃんまで同じ顔してるから〜!」


「…」


その通りだ。俺がそんな顔するからユムル様は気を遣ってしまうのだろう。

お優しいな、第2の主は。

バアルさんの元へ行く前に少しだけ。


「俺は何があっても貴女の味方ですから。」


言い逃げかもしれないけど、

本心を伝えてバアルさんの元へ向かった。


「あ…ブレイズさん…。」


「きゃー♡

じゃあお部屋に戻りましょうか〜!

ぴーちゃん、もう少しお願いね〜!」


『ぴっ!』



「ブレイズ。」


厨房へ行くとバアルさんが腕を組んで立っていた。


「バアルさん。零蘭は?」


「ゲストルームのベッドへ入った瞬間大爆睡だ。

…話はずっと聞いていた。」


首をクイッと動かした為、手は動かしながら話せという事。俺は手を洗い零蘭の為、

そしてティリア様とユムル様の為の食事を作る準備をしながら話すことにした。


「スィーデ=ヴァイスの幻影が現れたそうだな。」


「えぇ…。」


「言葉遣いが珍しく乱れていましたねぇ。

ふふ、お嬢様に嫌われないと良いですね。」


「うっ」


耳が痛い話だ…。


「だがソロモンか、久しい名だな。」


「そうですね。…。」


「おや、考え事ですか。

ソロモン王が居た時は貴方も捻くれ者でしたものね。」


「お、俺の事は関係ないじゃないですか…。」


「はて、そうでしょうか。」


「え。」


「なんて、確かに関係ないでしょうね。」


どっちだよ。


「ただ何故天使種は今になってソロモンという名前を出したかだ。」


「アイツは間違いなくユムル様へ問いかけました。」


「天使種、何か企んでいるのだろうな。

どいつか捕虜として捕まえたいものだが。」


「でもそうしたら条約破綻で全面戦争待った無し。」


「「はぁあ…。」」


バアルさんと同時に溜め息が出る。

あぁ本当にムカつく…!


ぐしゃっ


「ん?」


「おや、芋を素手で粉砕とは。

流石ですねぇ。」


ちょっとイラッとしちゃってたら力が篭っちゃった!


「うわわっ!!やばい芽ごといった!」


「あーあ。料理で失敗とは珍しいですね。」


「うー…。バアルさんはアイツらに頭殴られたのに冷静すぎませんか?」


「…」


前言撤回。

えげつない殺気が洪水のようにバアルさんから溢れ出た。


「すみませんブレイズ、今なんと?」


「ナニモナイデス…。」


笑顔が怖すぎる!!話を戻さないと!


「あ、あの…ソロモンの話をされてからユムル様が考え込んでしまって。」


「ふむ…お嬢様は知らないと言っていたが

何か引っかかっているのかもしれんな。」


「そうですね…。」


「お嬢様のケアは私がする。」


「えっ!?」


バアルさんが自ら!?


「その分坊ちゃんの事はお前に頼んだぞ。」


「で、でもティリア様がお許しになるのですか?」


「いや、坊ちゃんは

“アタシを差し置いて内緒話なんて!

ベルじゃなかったら首を撥ねてたわ!”

とでも言うだろう。ふんだくるしかない。」


うわ〜…言いそう〜…。


「分かりました。

ティリア様の事はお任せ下さい。」


「あぁ、だからお嬢様の軽食を先に頼む。」


「畏まりました。」


えーっと…紅茶は何にしようかな。

零蘭のはこの茶色の缶に入っているお茶。

茶葉を少し炒ってあるもの。

ユムル様はリラックス効果のあるダージリンティーにしようかな。蜂蜜も少し多めに。

仕込んでおいた生地を冷蔵庫から出して温めてあるオーブンへ。


「あら、甘い匂いだわ。」


うぇ!?この声はティリア様!?


「おや坊ちゃん。何故こちらへ?」


「気分転換よ。

ベルとブレイズでお話かしら?」


「えぇ。坊ちゃん、私はお嬢様と話が必要です。

どうか許可を。」


「む、アタシを差し置いて内緒話なんて!

ベルじゃなかったら首を撥ねてたわ!」


ティリア様の言葉はバアルさんの予想と一字一句一緒…

流石は側近…。


「でもベルが珍しいわね。

いいわ、許可します。」


「ありがとうございます。」


「でも色目使わないでよ!!!」


「はいはい。

ではブレイズ、後ほど。」


「い、いってらっしゃいませ!」


バアルさんは音もなくその場から消えた。


「ブレイズ、ベルから零蘭が居るって聞いたわ。」


ティリア様と話をする為に手を止める。


「はい、おかげで振り回されました。」


「で?貴方なら知ってるんでしょ、本当のこと。」


ティリア様は笑みを浮かべて俺を見る。

カマをかけているのか俺の思いを覗いたのか。

記憶を見るには触れるしかない。

だから…普通に予想しての言葉だな、これは。


「はい。

定かではありませんがリゼット=アザゼルが関与してる可能性があります。」


ティリア様は大きな溜息を吐く。


「もしかしてとは思ったけどあの子…

諦め悪いのもここまで来ると恐れ入るわ。」


「はは…ホントに。」


「貴方なら心配は無いと思うけど

竜族との喧嘩はなるべく避けて頂戴。」


「は。」


「それと、もしユムルに危険な手が伸びていたら迷わず消して。躊躇いも跡形もなく。」


「畏まりました。

我が王の御心のままに。」


ティリア様の威圧は無意識だからこそタチが悪い。

いきなり背中にぞわりと寒気が走るから。


「は〜…じゃあさっさと零蘭追っ払うわよ。

いつもの美味しい料理、期待してるわ。」


「はい!」



ソロモンさま…初代魔王様という事はティリア様の御先祖様でしょうか。

そんな偉大な御方のお名前すら今さっき聞いたばかりだと言うのに聞き覚えなんて…。

私と何か関係があるのでしょうか。


コンコンコン


「お嬢様、バアル=アラクネリアです。

入室してもよろしいでしょうか。」


バアルさん!?


「えっあっはい!」


「失礼致します。」


慌てて椅子から立ち上がると、本当にバアルさんがお1人で入室なさいました。

すると私の前で膝を着いてしまいました。


「お嬢様、数々の無礼をお詫び申し上げます。」


「無礼だなんて!!

私を守って下さりありがとうございます!!

た、立ってください!」


「本当にお優しい方ですね。」


無表情ですくっと立ち上がったバアルさんに見下ろされてます。

何かしましたっけ……。


「お嬢様。」


今度は手を差し出されました。

乗せれば良いのでしょうか…。

震える手でバアルさんの手の上に手を乗せると、私の手を伝い小さな蜘蛛さんがバアルさんの元へ行きました。


「コイツから話の全てを聞いていました。

ソロモン王…少しだけ、お話しましょうか。」


「良いのですか?

でもティリア様が…」


「あの暴君には疲れました。

私だって偶にはお嬢様とお話させて頂きたい。」


はわ…赤色のお目目が宝石みたいです…。

でも本当にバアルさんなのでしょうか。

私と話したいだなんて。

私を椅子へと促したバアルさん。

彼は隣で立って話します。


「天使種スィーデ=ヴァイスから告げられた

ソロモンという言葉。

恐らく初代魔王ソロモンのことでしょう。」


「ティリア様の御先祖様ですか?」


「いいえ?全く。

人間で言う赤の他人という奴です。」


「え…」


「彼は気がついたら魔界に居た。

見た目と匂いが人間なのに魔法が使えるどっちつかずの者。それがソロモンです。」


「凄い御方なのですね…」


「王という肩書きを背負う前から強かった。

祈りを捧げ救済を求める人間を助け、魔族を救う。

それが気に食わない奴もソロモンには適わず反抗勢力はすぐに消え失せた。」


「…」


「気に食わない奴、私もその1人でした。」


「バアルさんがですか?」


私が問うと困ったような顔をなさる。


「えぇ。これは遥か昔の話、何かに縋らなければ生きてゆけぬ軟弱な人間に救いを差し伸べる行為を認められなかった。」


バアルさんは私を見ずに窓へと視線を逸らします。


「自力で生きてゆけぬのなら朽ち果てるのが運命。

そう思ってました。」


少し、胸がチクチクします。

私も家出の際行く宛の先で人を頼ろうと…


「しかしソロモンは持ちうる力で多くの人間を救い続けた。自分の力は他人の為。

そう言って笑いました。」


バアルさんの視線が私に戻った時、

彼の表情は少し辛そうな、寂しそうなお顔でした。


「まるで貴女みたいだった。」


「わ、たし?」


「えぇ。私はあの笑顔が嫌で何度も殺そうとしましたが全敗。腹立つことに私を遊び相手と認知していたのです。」


あのバアルさんを遊び相手!?

ソロモン様、やはり凄い御方です…!


「そして唯一、私の事をアラクネリアと

ファーストネームで呼ぶ奴でした。」


ファーストネーム?

でもバアルさんは…


「私の本来の名前はアラクネリア=バアル。

バアルはファーストネームではありません。」


「え、あ、私ってば」


「私がバアルということに変わりありませんし、

こちらの方が慣れていました。何せ長いので。」


ふっと微笑むバアルさんは何処か懐かしい気持ちになっているのか、お優しいお顔になっています。バアルさんの表情は豊かなのですね…!


「ソロモンは最終的に死にます。

周りから王と認められていた彼は独り。

後継者は次に力を持っていた

イヴ=ヴィランローズという者。

それが坊ちゃんの先祖です。」


「!」


「それからヴィランローズ王家となり、

今があります。」


「…」


「まぁ、言われてみたらソロモンとお嬢様は似ているところがありますね。」


「えっ」


「人間嫌いの魔族が好意を持つ存在。

1番似ているのがそこだと思います。」


わ、私好意持たれてますかね!?


「そして何より自己犠牲癖と優しさが治らなかった者。」


「うっ」


バアルさんは私の前で再び膝を着きました。


「私はソロモンを、そして大切なものを護れなかった。

ですから今度こそ、今度こそは護ります。」


そう言ってバアルさんは私の両手をとり、

何かを握りこませました。


「…」


暫くバアルさんが私を見つめています。

ひぇ…


「…長話、申し訳ございませんでした。

少ししたらブレイズが来ます。

零蘭が居るまでは私のメイドですよ?」


バアルさんは立ち上がり、

一礼して扉から出ていってしまいました。

最後のあのお顔…私ではなく、違う誰かを見ていらっしゃったような…。

あ、手に…


バアルさんが持たせてくださった物、

それは


「銀の…呼び鈴!」


輝かしい白き呼び鈴でした。

シエルさんの物よりも白い…蜘蛛の巣の刻印があります。

この呼び鈴の持ち主はティリア様だけのはずでしたのに…。

鳴らさないように注意して持ち、皆さんの呼び鈴が置いてある台の1番前に置かせて頂く。

なるべくバアルさんの呼び鈴は鳴らさないようにしないとですね!


「あっ」


注意していたのにうっかり手が触れ、

黄緑の呼び鈴が落ちてしまいました!!


「はーい!テオ=ダンタリオン、ここに。」


テオさんが来てしまいました!!


「テオさん!!す、すみません呼び鈴を落としてしまって!!」


「あら、どうりでよく分からない鳴り方だった訳だ。

ふふ、気になさらないで。」


薄ら笑いを浮かべるテオさんは少し怖いです。

怒らせてしまったかもしれません…。


「君は悪戯するような子じゃないからね。

怒るもんか。」


皆様は思考を読む力がお在りなのでしょうか!!

嘘でない事を祈るしかありません!!


「本当にすみませんでした…っ」


「んははっ!すごい顔になってる〜。

大丈夫、僕嘘吐いてないよ。」


テオさんの考えていること、私にはわかりません。

ですから…


「うーん、ホントに気にしないで?

そうそうユムル様。」


「は、はい。」


「寝る時はシトリ君かチュチュちゃんに頼んで近くに居てもらった方が良いよ。」


「何故ですか…?」


問うとテオさんは周りを歩き始めました。


「具体的にこうだからって言えないけど…

今日の夜は嫌な予感がするものだから。

ユムル様を見てそう思ったの。」


わ、私を見て…?

ハッ!まさか私が嫌な雰囲気を出していたのでしょうか!?皆様を不快に…!!


「すみま」


「はーい、謝らない〜。

僕が言っているのはそういうのじゃなくて、

ユムル様に嫌な事が起こりそうってこと。」


「私にですか?」


「うん、勘だけど。」


「よ、良かったです…。」


「え?」


「私にという事は、

皆様には起こらないということですよね。」


「そうなる…かな。」


「でしたら怖くありません。

良かったです、本当に。」


私だけなら全く問題ありません。

安心しました。

するとテオさんはクスクスと笑っています。


「ふっ…ははは!

やっぱユムル様ってば変なの〜!」


「変ですか!?」


「人間って自分の事しか考えていない奴しか見たことなかったから面白いなぁ〜!」


テオさんは笑って出た涙を人差し指で掬い、

「そんなユムル様に」と私に近づきました。

そして指を鳴らすと、彼の目の前にもふもふな可愛らしいぬいぐるみさんが現れました。


「じゃーん!

零蘭さんの所に居る()()()バクという生物のぬいぐるみ〜!」


はい、と手渡して頂くともふもふでとても気持ち良いです…。白と灰色の可愛いバク?さん。

つぶらな瞳がチャーミングです。


「悪夢を吸ってくれるんだって。

流石に本物はちょっとアレなのでぬいぐるみをあげる。」


「よ、宜しいのですか?頂いちゃって…」


「勿論!僕は悪夢見ないから!」


それはそれは…私には勿体ない気がしますが断るのも失礼というもの。


「ありがとうございます。

枕元に置かせて頂きますね。」


「うん!そうして下さい!

じゃ、僕はこれで。」


そう仰るとテオさんはフッと消えました。

私への嫌な事、何なのでしょうか。

悪夢を見ることがあるのでしょうか。

気になります…。



「ま、僕は夢を見ても誰が見たか分からないから思い出せなくなるだけなんだけどね。」

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