【六階層三区画】池田湖ダンジョン その2
自動投稿の最終確認で放置していて気が付きませんでした。
己、ディケイ〇!
【六階層三区画】池田湖ダンジョン その2
悲鳴が聞こえて、ほんの1、2分すると女性が二人は、後ろを気にしながら城一たちへと走り寄ってきたが
「たすけ…」
そう言いかけたところで、矢が二本、女性二人の足元へと刺さった。
「近づかないでいただけますか? その矢から先へと足を踏み出したら射抜きます」
「ちょっ、えっ!?」
困惑する女性たちの後ろから足音が近づいてくる。
「追いついたか…ふっ、ちょっとそこの人たち、大人しく彼女たちをこちら…えっ?」
女性を追いかけてきたと思わしき男たち四人は、状況に困惑する。なにせ、助けを求めて走ってきた女性に対して、普通に矢を二本つがえている高校生らしき少年と、その行動に対して、何一つ咎めない仲間らしき少年たち。何故と追いかけてきた側であっても、困惑する。
「あ、あの、その助けて欲しいのだけど…」
「? なんでっスか? あっ、答えなくてもいいっスよ。野良でパーティー組んでダンジョンアタックしてたら襲われそうになった~とかいいそうっスし」
「いや、話くらい普通に聞いてやれよ。心友」
「ケケケ、めんどくせぇ。もう、そこの女ども諸共ぶっ飛ばしていいかリーダー?」
「ふむ、我は一向に構わん」
「いや、そこは止めろよリーダー」
かなり物騒な解決策を提示する光太郎と、それを普通に快諾する城一に、調もツッコミを入れずにはいられなかった。
「けど、心友。助けるんすか?」
「いや、普通に美人局だろ? そこのエサ役の女の人たちが、こっちに走ってくるまで迷いがなかったし、呼吸の乱れもわざとだろ? 乱れているように演技しているだけだし。そもそもどたばたと走り過ぎ、瞳に怯えの感情もないし、動きもあざといし、胸もちょっと強調しすぎ」
「だっそうっスよ?」
「いや、その本当に襲われて」
動揺する女性たちに、にべもなく調は話を続ける。
「あっ、それと襲うならちょっと階層が浅いってのもあるな。せめて9階層ならわからなくないけど、ここなら5階層の帰還部屋使えばすぐだし」
「ほら、偽のラブレターに騙されて約束の時間から三時間も待って、さらに日付が違うかもとおもって一週間毎日待ち続けたピュアな心友も騙せないなんてあんたらダメダメっスね」
「おい、てめぇ偽のラブレターてなんだ、あぁん?」
とんでもない爆弾発言に、二郎にアイアンクロウをかましながら尋問を開始する。
「ちょっ、落ち着くっす!? イタイタ、マジで勘弁っス…ギャー、は、白状するっス。ほら、こないだ心友に『早田 ヤスリ』て人からのラブレター、実はオレッちがいたずら…ぎゃーぁぁぁ、マジで、許して」
「ほう、よくわかった…ちなみにあの写真は?」
「おれっちの女装っス(てへぺろ)」
「ぶっ殺す! ≪マスカレイド≫【フェイス…」
「ま、まて! それは、やめろ! 全員で止めるぞ!」
城一が、珍しく慌てて、全員で止めに入る。
「オレ ノ ジュンジョウ ヲ カエセ カワイイ ト オモッタジャネェカ」
「ふっ、心友の好みドストライクに女装したっスからね」
「きしゃゃゃゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁぁ」
少しばかり乱闘が起こったが、それを無視するように城一は話を続ける。
「それで、計りにかけたのだろ?」
「正当な計りにかけて計り間違いなく。あとから来た彼らも含めて悪意が計れたよ」
「何をいって…」
「ケケケ、こいつがそう言ってるんだから、お前らがグルなんだろう。で、どうする? やり合うのかい? やり合うよな? やり合うだろ? なぁなぁ、やろうぜ。あぁぁ、なぁ、リーダーもういいか、こいつらは敵。敵は、ケケケ、倒すもんだからよ!!!!」
あまりにも野性的で暴力的な気迫が満ちる。
「えっと、バレちゃってるみたいだけど…どうするなっちゃん」
「あぁぁ、もう! なんなのよあんたたち! 普通、こんな美人二人が助け求められてたら素直に助けなさいよ」
「いや、美人て、それはないっス。よくて中の上くらいっス」
「ふ・ざ・け・る・な! あぁ、もう皆やるよ! どうせ後で、ボコる予定だったし」
「ほう…だが、その判断は、遅いな《ドミニオン》平伏せ」
「へっ!?」
襲い掛かろうとした瞬間に、鎮圧された。
「リーダー、それはねぇだろ!」
「暴れたいのなら階層ボスにしろ」
「さぁ、心友も」
「アト デ タイイクカンウラナ」
「自業自得だな……」
「自分としては、面倒なことにならなくてよかったという所ですね」
そういいながらスタスタと奥へと城一たちは、歩み始めた。
城一たちが、場を離れて5分ほどして、スキルの効力から解放された、襲撃未遂犯は、仕方なくダンジョンから脱出するのであった。
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崇高の能力は、戦闘には向かいませんが、交渉とかでは夢想します。




