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【五階層十七区画】吹上浜ダンジョン その8

【五階層十七区画】吹上浜ダンジョン その8


 氷像と化したヴェステ・ガルムともエリモス・ケルベロスの中間のような、姿になったモンスターの前に全員集まっていた。


「これは何とも、芸術的といいますか…」

「ハハハ、容赦ない威力だね」

「それは、否定できませんね」

「すごい殲滅力ですね」


 氷像はやがて砕け、そこには黒い宝箱が現れていた。


「一芽さん、どうですか?」

「うん、罠はないぽいぽい~」


 中に入っていたのは…


 ・手甲

 ・杖

 ・一対の扇

 ・銀のカードケース

 ・五連の指輪

 ・踊り子の服


「整いました」

「どんなアイテムかわかったんですか? ぼたんさん」

「はい、まずはですね」


 手甲は『疾風の爪』空気の刃を作り出す手甲。

 杖は『神珍杖』伸縮自在の杖で長さを10cmから5mの長さまで変更てぎる。

 扇は『守護双扇』白と黒の扇で白の扇は回復を黒の扇は守りの魔法を使用できる。

 銀のカードケースは『イカサマのカードケース』中にはミスリル製のカードが56枚収められているおり、カードケースから取り出されて1分経過するとカードは消滅する。毎日0時に元の枚数にもどる。

 五連の指輪『エレメンタル・ファイブ・リング』火・水・風・土・雷の五つの属性の魔法を撃てる指輪。

 踊り子の服『妖艶なる舞姫の装束』は《踊り》系統のスキルを強化し、それに関連するスキルも強化する。


「「「「「踊り子の服は岬ちゃんね」」」」」

「ふぇ!?」


 満場一致で決定となった。


「ちょ、ちょっとまってください。これは、あの、その…」

「この中で、踊りに関係するスキルがあるのは岬さんだけという事実は否定てぎませんよ」

「あぅ、けど…その…」


 岬があわあわしている間に


「あーしーは、この疾風の爪かな」

「僕は、このイカサマのカードケースがいいねぇ。うん実にいい」

「神珍杖……面白いから欲しい…」

「エレメタル・ファイブ・リングかぁ、うーん、いろいろと興味深いかも」

「はい、わたくしと相性がいいのは、この守護双扇ですから」

「これ…きなきゃダメですかね?」

「えっと、そうですね。サイズは自動調整機能がありますし、これ以上の装備は、金銭では手に入らないかと…」

「し、仕方ありません…城一さんの手助けになるでしょうし…」


 こうして、難敵エリモス・ケルベロスを倒し最上の装備を手入れた面々。

 

 その武装で強化したのち数日、サウンドガーゴイルとの戦いは…蹂躙劇であったとのみ記しておこう。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。


次話がちょっと短かったので18時に投稿します。

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