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【四階層五区画】金座蔵ダンジョン 一

ダンジョンに到着です。

【四階層五区画】金座蔵ダンジョン 一


 いちき串木野市「金山蔵」もともと金山跡地を利用したテーマパークが閉園したあとに市の要請のもとに酒造メーカーが改修し坑道の一部が焼酎の長期貯蔵庫として利用されているなど伝統的な焼酎造りの見学などが行える観光地であったがダンジョンが誕生してから交通網の充実もされたために一大商施設となり地元の物産展も行われる場所となった。


「…人が多いな」

「さつま揚げとかいろいろとうってるな」

「鹿児島だとつけあげともいうらしいよ。いろいろとバリエーションもおおいね。私はレンコン入りが好きかな」

「ケケケケ、それよりも腹ごしらえにマグロラーメンての食っていかねぇか?」


 飲食店が多く立ち並ぶ。特にまぐろ関連の食事処や焼き鳥などの露店も多い。ちなみにいちき串木野市はマグロ漁がおこなわれていた歴史があるためか串木野港ダンジョンではマグロが手に入るのである。


「そうだな。じゃーあの店にするか?」

「ご飯は大事だよね」

「………マグロは好きだな」

「ケケケケ、俺様はラーメンには目がねぇんだよ」


 ダンジョンに入る前ではあるが店に入ると入り口には棚が設置されており長いケースが収められていた。


「いらっしゃいませ。探索者の方ですね? ウェポンボックスをお預かりいたします」


 入り口に控えていた店員が声をかけてきたので預けると木札を渡される。帰る際にはその木札を渡せばよいとのことである。


 案内された四人席につくと大根の漬物とお茶が置かれる。


「ケケケ、なぜか鹿児島のラーメンやてこいつがかならず出されるんだよな」


 錬治達はマグロラーメンを頼むと運ばれてきたのはチャーシューの代わりにマグロのステーキの上にワサビが添えられたラーメンがでてきた。このマグロラーメン、一応定義としてはマグロの頭から出汁をとったスープと加盟店共通の麺を使用するという定義が守られていれば具などは自由なのである。というかそもそも鹿児島のラーメン店時点が店舗ごとの独立独歩の精神からなのか個性が強く共通点が漬物とお茶を出すという外因しかない気風なのである。


「……あっさり味だな…好みだ」

「うーん、これ締めにご飯いれて雑炊風にすると美味しい」

「俺は豚骨のほうが好みかな」

「ふぅ、いいねぇ。この理不尽な美味さ。うん、美味いねぇ」


 温泉卵を追加して雑炊風にし完食してからダンジョンに向かった。


 金山蔵ダンジョンでは入口へはトロッコで移動する。

 もともと観光用のトロッコなので少人数ごとの区切りがある為、各パーティーごとに乗せられる。


「ガハハハハハハ、今日も酒を手に入れるぞ」

「剛三の兄貴、今日もお願いいたします」

「ガハハハ、任せておけ今日も俺様の槌がうなるぞ」

「期待していますよ。よっ狂鬼の剛三」


 少々騒がしい探検者もいるが…

 さて、どのようなダンジョンがまっているのだろうか…

ご意見・ご感想があればお聞かせください。


 マグロラーメンは実際にあります。ちなみに、カツオで有名な枕崎はカツオラーメンがあります。

 あと、観光で酒造見学できる場所もあります。試飲もできたりするそうですが…

 


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