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【三階層六区画】藺牟田池ダンジョン その五

今月は毎週日・水曜日の12時(正午)に投稿をいたします。

【三階層六区画】藺牟田池ダンジョン その五


 探検者同士のトラブルは今現在は少ない。ダンジョンができた頃は悪質な行為や犯罪はあったが現在はそういった行為は起きていない。日本ではという限定はつくが…そもそもダンジョンは生死がかかわる場所であり下手にトラブルを起こせば簡単に死ぬ場所なのだそれを理解していない人間は2級非限定に上がることはない。なにせ上がるには過去ログを確認される。軽い喧嘩程度なら黙認されるが殺傷行為を行えば未来はない。

 なので不要なトラブルを最小にするために接触は最小にするのが探検者の暗黙のルール一つである。


「では、いくとするがぼたんはどっちだ?」

「表かな」

「よかろう」


 そういってコイントスをする城一。


「表だな」

「じゃあ先に行かせてもらうね」

「どうせならユニークボスを倒してこい」

「ははは、そんな連続ででないよ」


 そんなやり取りを聞いた次郎と調


((フラグが立った!?))


 と、内心でかなり嫌な予感を覚えた。


 先に進むことになった第三班。待ち換えまたいたのは…


「なあ次郎…」

「なんだいやぐっち」

「たしかマダーマンティスて3mくらいの大きさのカマキリだったよな?」

「そうだね」

「目の前にいるのは確かにそれくらいの大きさだけどよ…なんで鎌が四本あるのかな…」

「あっ、やぐっちにも見えてるのか幻覚かとおもってたよ」

「色も緑て聞いてたのに赤色してるのはなぜかな」

「三倍速く動きそうだね。シャーてないてるし」


 二人は現実逃避を始めていた。


「フラグ回収乙だね。ぼたんちゃん」

「えっ、私が悪いの?」


 待ち構えていたのはユニークボス『ジェノサイドマンティス』。通常のマダーマンティスは鎌が二本に対して四本の鎌をもつ危険なモンスターである。


「いいねぇ、最高の気分だ!」


 強敵を前にして滾りテンションがマックスの錬治は一気に間合いをつめる。ジェノサイドマンティスもそれに合わせて鎌をふり風の刃を飛ばしてくる。

 錬治は身を屈めて地に伏しにながら更に加速し駆ける。


「そりゃぁ!」


 切り上げる刃に鎌がぶつかり合いキィーンと甲高い音が鳴った。


「調! 【剛鬼】は止めておけ! 防御重視の面にしろ! こいつの攻撃力はヤバい」

「わかった《マスカレイド》【スカル】『我輩は骨のある男であるお相手いただこう』」


 【スカル】の能力は骨。全身を“骨”で包む。調のフォームの中でも最高の防御力を誇る。


『ボーンとしていると危険であるな。錬治殿、頼む』

「《チェンジリング》!」


 一瞬で調と自分の位置を入れ替わり四つの鎌が調を襲うが


『骨身に染みるが…我輩は骨のある男故に…【ボーンケイン】』


 骨で作り出した杖で防ぐ。


「私も加勢するよ。【ジャマーブロック】」


 美千代の作り出した“箱”によって鎌の動きは阻害され


「さらに【ソフトボックス】」


 一本の鎌に箱が絡みつく。


「さすがに一本封じるのが…限界かも…」

「なら、もう一本は私が担当するよ【サモン・ドッペル・サーバント】」


 大盾と手斧をもった騎士を呼び出し、鎌を受け止める。


「おいらってこの手の硬い敵相手に有効な手段が少ないんすけど…【デッドコピー】<レッサーウェポンブレイク><レッサースピードダウン><レッサーアシッドミスト>」


 そういいながらも次郎の手札は多い。本職よりは劣るとはいえ僅かでも能力を下げられるのは大きい。<レッサーウェポンブレイク>は防御力を下げ<レッサースピードダウン>で速度を遅くし<レッサーアジッドミスト>は酸の霧で防御力を下げつつ僅かなダメージを与える。


「やぐるまっちとサーバントに<レッサープロテクション>錬治っちには<レッサースピードアップ><レッサーアタックアップ>」


 更に、<レッサープロテクション>で防御力をあげ、錬治も速度と攻撃力が僅かに引き上げる。サポートこそ次郎のまさに独壇場である。


 動きが若干鈍くなったジェノサイドマンティスの攻撃を錬治を回避しながら斬撃を与え、調とぼたんのサーバントが前衛で動きを止めて美千代が動きを阻害するように“箱”を配置している。


(…あの太刀筋……似ているけど…いや、あいつの『鬼灯一刀流』はこんなもんじゃないな……)


 錬治は幼馴染のことを思い出しながら思考する。攻撃はあたる。防御力も僅かに下がっている。だが、足りない。今のままでは倒しきるまでに調は持たない。攻撃力が足りないという今までに無い経験。ジェノサイドマンティスが繰り出す風の刃を躱しながら地面に深く刻まれる傷跡を確認したとき…


(これならいける!)


 閃きを得た錬治は探検者カードを取り出し一つの魔法を作り上げる。


「調! コンビネーションを決めるぞ」

『心得た』


 錬治は納刀し駆ける。


「<ウォーロード>」


 道を作り出し更に加速する。


「<斬風>」


 風の刃を作り出す魔法。これが錬治が先ほど急ぎ作り出した魔法でありそして、これから繰り出す業の要…錬治はさらに加速を強める。


「今だ! ≪チェンジリング≫」


 ジェノサイドマンティスの攻撃を抑えていた調と自分の位置を入れ替えると丁度、風の刃が錬治の頭上を過ぎ去る。


「【瞬閃・二式】隼斗十文字斬り!」


 <斬風>を纏った刃が風の刃と交差しジェノサイドマンティスの胴に深く×の字を刻み。


『【スカルストライク】』


 その傷めがけて調が骨の杖を投げつけ突き刺さり、さらにダメ押しと


『骨身に刻め…【スカルマキシマムキック】』


 渾身の飛び蹴りを放ち突き刺さった杖にダメ押しの一撃を与えると。杖は貫通しジェノサイドマンティスの瞳から光が消え崩れ落ちるのだった。。

 

次回投稿は2月19日 水曜日・正午になります


錬治「ようやく派手な技が…」

作「まぁ、派手ですね元ネタは某竜の騎士のアバンス〇トッシュXですけどね。この技確か作中で2回くらいしかでなかっんだよなぁ」


調「最後の決め技て…」

作「リボ〇ケイン+ライ〇ーキック…Wも好きなのです」

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