表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
274/293

【二十階層十四区画】天船

 聖堂には少女の嗚咽が響いていた。


「兄さま……兄さま……」


 呪剣・ダインの呪縛から解き放たれた青年の遺体を抱きしめながらヒルディモア泣き続けていた。


「まさか、彼の遺体を回収できるとは思っていませんでした。ありがとうございます」


 ルイズは深々と頭をさげる。


「いやー、今までも見ていたけど、この実力なら問題ないわね。下級神とはいえ、ここまで圧倒できるなんて」

「……わたし神ですけど……勝てる気がしないのですが……」

「そうね。シーフィリアちゃんは戦闘向きの神格じゃないしね」


 傍観者であった二柱の神は話し合っていた。


「さて、ではこれを渡しましょう」


 そういってアマテラが金色の船の模型を城一に差し出す。


「これは?」

「それは金の天船(あまふね)。それを使えば邪神の本拠地がある次元の境界へと向かえるわ」

「なるほど、理解した」

「命がけの戦いになるとはおもうけど、わたしたちが干渉できるのはここまで」


 そういってアマテラたちの姿は消えた。


 残された金の船を手に持ちながら最終決戦への準備が今、始まる。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ