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【二階層二区画】類は友を呼ぶ

ユニーク持ちだからって性格までユニークする必要はなかったかも…

【二階層二区画】類は友を呼ぶ


 錬治が本家で修練を励むこと一週間。


 今、錬治はこれから通う、修蓮館高校の校門をくぐっていた。


 場所は北薩地域にある薩摩川内市のはずれの過疎化に悩む地域ではあったが、ダンジョン誕生により活性化したありふれた地域の一つである。


「田舎という話だけど…かなり発展してるよな。あと、小さいて聞いてたけどかなり広くないか? 下に見えるグランド普通に野球できそうだしプールに武道館か? いや、マジで設備だけは充実してるな」


 ちなみに入学式は、まだではあるが、入寮と細かい説明が本日の目的となっている。


「さてと四棟ある校舎の一番奥と」


 指定された教室に向かい扉をあけると


「やぁ、ようこそご学友。僕こと小鳥遊 充希(たかなし みつき)が歓迎するよ」


 目の前には、天地逆さまにプカプカと浮かぶ。


「おう、よろしくな。俺は尾張錬治だ」

「…君、変わってるていわれない? というか驚かなったの君で5人目だよ。予想外過ぎて楽しすぎるよ」


 ケラケラと楽しそうに笑う充希と自分のペースは崩さない錬治である。


「あれ? 遅かったか?」

「いいや、君は予定よりも早くついてるよ。あっ、僕が一番だったんだ。僕のもっとうは自由奔放。予定を守ることもあるけど破ることもあるけどよろしくね」


 部屋にいるのは、全部で錬治を含めて7人と既に半数は集まっていた。


「まぁ、席は適当でいいらしいから自由に座りなよ」

「そうさせてもらう」


 席は14席。

 空いている席に座る。


「初めまして私は、渡瀬ぼたん。ぼたんちゃんとでも呼んでくれてかまわないよ。私も錬治君と呼ばせてもらうし」

「あぁいいぜ。なにかようか?」

「うーん、いろいろ聞きたいけどスキル構成とかは別にして戦闘スタイルとかは知っておきたいかな。クラスメートだしパーティ―組むこともあると思うから。ちなみに私は補助と後方支援型」

「俺は前衛のアタッカーだ。支援系は知り合いにはいたけど…アレは例外みたいな奴だから初めてかもな」


 筋肉の塊のような友人を思い浮かべ苦笑いを浮かべる。


「このクラスてことはユニークなんだよね?」

「まぁな。ちょっとした手品みたいなものだけどな」

「ふーん、それはどんな手品か気になるけど自己紹介の時にでも楽しみしておくよ」


 ぼたんと軽い雑談をしつつ今、教室にいるのは、偉そうに中央の一番後ろに座っているのが新藤城一、その隣にいるのが志藤岬。寡黙に窓際で本を読んでいるのが大きな体躯の如月源治、もう一人はファッション誌を眺めているのが六角美千代ということを教えてくれた。


「あれ? もうずいぶん集まってるよ。しらっち」

「いや、お前おれらさっき会ったばかりなのにもうあだ名呼び?」

「まぁまぁ、どうせクラスの人数は少ないから仲良くしようぜ。あっ、俺は赤城次郎、見ての通りのシャイボーイだからみなさん仲良くしてね。親友のやぐっちともどもよろしくな」

「ぜってぇシャイボーイなんかじゃねぇだろう…あと、やぐっちは辞めろ…それと、いつから親友になったんだよ」

「矢車調だからやぐっちでよくね? 今から心友だよ」


 軽い感じの赤城次郎と少し地味だが、ごく普通の印象をうける矢車調。ただ、錬治は、二人ともに何かあるというのは直感的に理解した。それはユニークスキル以外の何かがあるとなんとなくそう思うのだった。

 次に入ってきたのは物静かな雰囲気を漂わせ長い黒髪がよく似合う美少女。


「皆様、初めまして琴吹佐江と申します。皆様との出会いは否定できない運命ですね」


 嫋やか仕草でお辞儀をしてから席座り、充希が話しかけると楽しそうにニコニコと笑いながら話を聞いた。


「特化クラスはここであっているか?」


 その後から来たのは少し神経質そうではあるがきっちりとした服装の新田崇高。


「セーフ!」

「…まだ十分に時間はあるよ一芽ちゃん」

「こういうのはイキオイが大事なの! 美穂っちもヤルし」

「……せーふ」

「うんうん」


 何が満足なのかわからないが美千代に話しかけてファッション雑誌の内容で盛り上がり始めた。


「うん? オレが最後が、まぁギリギリでもセーフだよな?」


 最後に入ってきたのは不遜という言葉がよく似合う藤堂幸太郎であった。


自己紹介までいけなかった…


ご意見・ご感想がございましたらぜひお聞かせ下さい


舞台にしているのは「君が代」発祥地です。


年末は12月30日から1月3日まで12時に連続投稿を行います。

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