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【二十階層八区画】神託の儀

 乾いた木刀がぶつかり合う音とそれに混じって金属音が響く。


「腕おちてねぇよな銀!」

「はっ、誰に言ってるんだ!」


 錬治と銀之助は再会のあいさつといわんばかりに、硬貨を三枚を落とさないように剣で弾きながらの剣を合わせる。


 その様子に見慣れていない、ジョルジュを始め聖騎士も兵士もぽかーんとなってしまう。


「しばらくはかかるであろうな」

「ですわね」

「ケケケケだな」

「……ごめんなさい……錬治、銀くん……後でお仕置き」


 ハイレベルな戦いも錬治をしる面々は平然と案内されるままに進む。


「あの二人は相変わらずだね」

「まったくだ」

「そうね~」


 案内役は勇雄たちの勇者と賢者に聖女が出迎え、そして、荘厳な神殿へとあんないされ、そこには白を基調とした衣服に身を包んだ、ルイズが鏡の前にたち全員を出迎えた。


「ところでギンノスケさんは?」

「友人との再開で少し熱が入っているので少し遅れると思うよ」


 勇雄が軽く説明をし、軽食も済ませて食後のお茶まで楽しんでいるとようやく扉が開き錬治と銀之助が入ってきた。


「それでは、信託の儀を執り行いましょう……」


 空気が厳かな雰囲気を帯びてきた。


「天に召します偉大なる女神シーフィリアさま、我らの問いにお応えください」


 その言葉に反応し鏡には…


 よく来ました――

 異界の戦士たち――


 語りかけるように文字が浮かび上がり、その場に立ち会えた信徒たちは感嘆の息を漏らす。


 あなた達に伝えなければ――

 あぁもう! スーちゃんまどろっこしい!――

 ちょっ、アマテ……様!? 通信がみだれ――

 えっと、渡瀬ぼたん【サモン・ドッペル・サーバント】を展開しなさい!――

 それから、六角美千代は【キューブ・ケージ】で部屋全体を保護なさい――


 その指示に思わず従う。


 それじゃ……下へまいりまーす――


 そう表示されるとぼたんのサーバントが謎の光に包まれ、やがて光が収まると一人の絶世の美少女が、立っており、その小脇には、またまたこの世のモノとは思えない美少女が抱えられて現れた。


『これで、やっと普通に喋れるようね……』


 そういって、しゃべり始めるのだが、それだけでシーフィリアの信徒たちはそれだけで気絶しそうになっていた。


『まずは、初めましてからかしらね。私はアマテラよ』


 一見軽いのりでありながらもそう名乗った美少女は凛とした声で名乗りをあげるのであった。

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