【十七階層五区画】レベル審査
腱鞘炎が酷く、今回はかなり短めとなっております。申し訳ありません。
出発まで、あと一週間と迫った日。
「どうじゃ。今日、レベルを計りに神殿にいくんじゃが錬治たちもいかんか?」
ギムリに誘われ錬治たちは神殿へと向かった。この世界。主に戦いを生業とする者は神殿で、レベルを計るのは当たり前であるとの事。
「ちょうど確認したかったですし、ご一緒いたしましょう」
「いや、佐江、俺らは……」
錬治がそう言おうとしたとき、こっそりと耳打ちをしながら
「だからこそです。探検者カードのレベルと、こちらのレベルに差がないのか確認したいのです」
「あぁ……なるほど、俺たちの今のレベルって…けっこうヤバイことになってるもんな」
「えぇ、驚きましたし、そのレベルがこちらではどのように評価されるのかも非常に重要なことですからね」
こうして北の大教会と呼ばれる大神殿へと、辺境伯やギムレットやセイエーなどと共に判定をうけることになった。
さて、このレベル判定の儀式はかなり厳かにではあるが一定以上の知名度があるとある種の娯楽にも近い催しとなっている。
「それでは、ギムリ殿から」
「うむ」
宗教儀式でもあるためか、きちんとした礼法があり、初めての者がいる場合は年長者が、それを示すことになっている。
といっても難しいものではなく、結果が表示される畳一枚ほどの大きさの大水晶に礼をして片膝をつき、両手を水晶にあてる。それだけで大水晶に結果が表示される。
――ギムリ Lv54
メイン:ヘヴィーメタルウォーリア
サ ブ:大侠客/守護者
「おぉぉ」
多くの人の歓声があがる。その様子を
「ほな、ウチからいくで」
美千代が手を挙げて、儀礼をまねて行うと…
――ミチヨ・ロッカク Lv43
メイン:大商人
サ ブ:トラベラー/鑑定士
この表示に周りから言葉を失う。そしてその結果をみた佐江も静かに
「やはり…同じですわね」
と、つぶやく。レベルが40を超えたときにサブクラスに新たなサブクラスが一つ開放されたである。
「……次は俺がいこう」
――ゲンジ・キサラギ Lv49
メイン:ウェポンマスター
サ ブ:守護者/技師
「これは間違いなですわね」
そういって佐江はも続く
――サエ・コトブキ Lv50
メイン:戦巫女
サ ブ:メイジ/仙女
「最後は俺か」
――レンジ・オワリ Lv52
メイン:軍神
サ ブ:介錯人/侍
錬治のレベルが表示されると全員が驚きのあまり固まっているであった。
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