表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/293

【一階層十四区画】勇者たちのレベリングレクリエーション

勇者サイドの同行者視点のお話

 日本ダンジョン戦記 【一階層十四区画】勇者たちのレベリングレクリエーション


 俺の名前は佐々木 歩(ささき あゆむ)


 今回はSRスキル《レーダー》のおかげで勇者チームのレベリングに同行できたぜ。勇者チームなら将来有望。ここでうまく立ち回れば将来は安泰だな。


 会計のえっと…名前忘れたけどレアスキルしかなかったみたいだし、これからは、凡人同士でやってもらうえるとありがたいな。ちなみに、頑張ってクラス:スカウトを獲得済みだ。


 しかし、同行メンバーの他の二人。一人は《アイシクルダイン》という氷の鎧を身に纏うスキルというか、クール系美人で有名な榊原 舞(さかきばら まい)さんだし文句なし。というか既にナイトのクラスをもっているからいいとして…


 もう一人が最悪のやる気なし野郎のクラスなし。折角のSRスキルもってるのにクラスまだもってないとか勘弁してくれって感じだ。それなのに鎧とか武器は立派な日本刀(笑)。バカだろ日本刀なんて使っちゃいけない武器て有名なのに知らないのか?


 まぁ、コスプレ野郎は、俺の活躍の引き立て役くらいには、使ってやるか…これで学業優秀とかマジうける。


 今回のレベリングは豚鬼(オーク)の巣窟。豚の頭をもつ2メートルの巨体の魔物、オーク。こいつ有名なモンスターだが今更て説明だろうな。まぁそんな化け物がうようよいる二級ダンジョン。


 さっきから説明口調なのは、いまボイスレコーダーで記録を取っているからだ。探検者カードのログでもいいが、やはり臨場感もあとで記録起こすのに便利だからな。俺の夢は、ダンジョンライター。ダンジョンでの出来事を記事にするライターを目指しているんだぜ。さてと活躍させてもらうか…


 俺のスキルは優秀だ。それは間違いないが戦闘能力面は一般レベルだ。


 まぁ、索敵ができるのは、かなりアピールになる。とりあえず一階層は単体ででてくるのでそれで連携を確認することになった。


「あっ、次の角曲がったところにいるみたいですよ」


 気配を感じたら即座に報告。報連相(ほうれんそう)は大事だからな。


「おっ、なら俺が試し切りしていいか? どれくらいか確かめたいんでな」


 はっ? なにイキッてるの? 馬鹿なの? SRだからって調子乗り過ぎだろ…ケガとかされると…


「了解した。坂田の実力はしりたいしな」


 ハスキーボイス? うーん、同級生からも、冗談でお姉さまといわれるだけあって榊原さんいいな。


「えぇ、坂田さんが今回のアタッカーですからお願いします」


 会長…緊張感が、というかなんでゆるふわ女子的オーラだしてるんですかね…男ですよね?


「フォローはする。実力もしりたいからな」


 羽柴…俺はしってるぞお前統計マニアだろ。だいたいデータ集めたり解析したりするの大好きな。どうせデータ欲しいだけだろ…


「がんばだよ」


 聖さんマジ天使だな。いや、止めてください。いくら役に立ちそうにないやつでもケガされると困るんで。


「じゃーいってくらぁ」


 軽くいくなよ!


 無警戒に突っ込むから…


「ブゴゴゴゴォォォォォォォォォォ」


 オークが奇声あげて棍棒を振り上げてますけど


「まぁ、軽くいってみるか」


 バカだろ。なに余裕かましてるんだ刀なんて素人が…


 スパッンー―――


 えっと…オークの片腕を切り落とした?


「硬さならホブゴブリンと同じくらい…いや若干、柔らかいかな?」


 いやいや…おかしいだろ!? 普通にできねぇよ。しかも、なんで刀使い慣れてるの? はぁ? 頭おかしいだろ?


「ブヒィブヒィ…ブゴォォォ」

「あん? なんだそのトロいパンチはなめてんのかぁぁぁ」


 あっ、これ知ってる。唐竹割てやつだ。


 て、おかしいだろ。絶対におかしいだろ。なんでできちゃうの? あぁ、きっとこれが《金剛力》の効果なんだな。そうに違いない。


「次は、攻撃を受け止められるか試しても構わないか?」


 榊原さんの立ち回りは上手い。盾でいなして盾で殴り…えっ? 盾と思ったら大剣ですか? 剣としても使える大盾ですか…すごいですね。


 会長の武器、ハルバードですか…結構なれてますね。ハハハハ…


 羽柴は器用に魔法使い分けるな。聖さんはと…


 あのなんで素手でオーク殴り飛ばしてるんですね? 空手を昔からやってたのと近所のお寺の住職さんから拳法をならったと…


 ヤバイ、俺活躍できるのか? いや、索敵をがんばろう。あとは、細かい雑用できたほうがいいな……あれだちょっとレアスキルあるからって調子乗ってたかも…


 結局、今回のレベリングで俺も結構なレベルアップは坂田さんがクラスを得て五階層のオークチーフと戦い、その後はミーティングなどを繰り返した。


 ……なんで端折るかって? いや、途中から俺の戦闘訓練てことになったんだが…その後のことが思い出せないんだ…いったい俺に何があったのだろうか…

SRスキル≪レーダー≫ 敵味方の判別ができる。範囲は40m+スキルLv×10。実は罠などの感知もできるので非常に優秀なスキル。ただし、幸の【エコロケーション】は更に広範囲のためにその凄さに気が付いてくれた人間は榊原さんだけだったりする。


SR≪アイシクルダイン≫ 氷の鎧を身に纏うスキル。ただし、動きが鈍化するので制御が難しい。物理・魔法の両耐性もあるので防御系スキルとしては最高レベル。珍しい防御系アーツも発現しているのでタンクとしてなら同年代なら筆頭候補



 PVが11月15日で1600を超えて困惑しておりますが読んでいただきありがとうございます。

 現在二章に取り掛かっているのですがなかなか進まず一章終了後は更新が著しく遅くなります。なるべく早くストックを造りたいとは思いますのでご容赦ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ