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【十二階層五区画】知覧特攻平和会館ダンジョン その3

一狩り行こうぜ!

【十二階層五区画】知覧特攻平和会館ダンジョン その3


 空中から突撃してくるフライングスネークの首を、錬治は草でも刈り取るように切り落としていく。


「ふぅ…かなり進んだけど、やっぱり厄介だな」

「そうですか? あっさりと倒しているように見えますけど?」

「いや、〈ウォーロード〉が無かったら苦戦してるぜ。まぁ、こういう空中からの襲撃も考えて作った魔法だからな」

「普通はオリジナル魔法て強力な攻撃魔法とかが一般的ですからね。錬治君の場合は基本的に補助系ですね」

「そうだな」


 空を飛ぶタイプのモンスターは比較的高難易度なダンジョンが多い為に、中堅の探索者はそれらのモンスターが出現するダンジョンは避けるか対空特化の編成に二分化されている。


 モンスターは、錬治によって一刀のもとに斬り伏され、休憩をはさみつつも、あっさりと15階層へと到達した。


「一応、確認ですが記録によるとワイバーンは、深緑の鱗におおわれた腕と一体となったコウモリのような皮膜をもつ竜ですね。尻尾と爪に毒には注意が必要ですよ。強靭な肉体による突進も危険ですよ」

「ふむ、では最初は、回避重視でいくとしよう。錬治は隙をみて攻撃を、けん制は次郎。ぼたんはサポート系を頼む」

「了解」

「了解っす」

「わかりました」


 そういって、ボス部屋の扉をあけると空中から()()が降ってきた。


「ちっ」


 その火球を錬治が素早く切り払い消し飛ばす。


「よもやよもやてか? ユニーク個体かよ」


 空中には桜色のワイバーンが翼を羽ばたかせホバーリングしていた。


「《ホワイトブック》…そうみたいですね。桜花のワイバーンと表示されてますね【サモン・ドッペル・サーバント】ガーディアン、ヒーラーですよ」

「どうするッスか?」

「特に作戦の変更はないが、我も前衛にまわる」

「極めて了解っと…あぶねぇ」


 三連続の火球を錬治が切り落とすと、こんどは空中からダイブするように錬治突進をしてくる。


「ちっ、《チェンジリング》」


 硬貨を素早く投げて場所を入れ替え回避するが桜花のワイバーンの突進により地面にクレーターができる。


「いくっスよ【シャドーコピー】3体」


 次郎の分身が桜花のワイバーンに躍りかかるが、桜花のワイバーンはその場で回転し尻尾で次郎の分身を跳ね飛ばした。


「マジッすか!?」

「ふむ、火球は同時に三連まで可能であるな。それに地上にいるときでもあの回転は厄介である」

「けど、火球には溜が必要みたいですね」

「めんどくせぇ…とりあえず尻尾から切り落とすか。そいうえば喉に逆鱗があったぜ」

「……それ見えるてオカシイ動体視力ですね…」

「では、いくとしようか」


 錬治たちはそれぞれ武器を構えて桜花のワイバーンを見つめるのであった。

評価や感想、ご意見など時間がありましたらどうかお願いいたします。


ぼたん「このモンスターて、リオ…」

作者「ワイバーンです」

ぼたん「いやいや、火吐いてるますし」

作者「ワイバーンです。モンスターなハンターとは一切関係ありません」

ぼたん「答えいっちゃてません?」

作者「大丈夫です。そもそも体験版のときリオレ〇スの名称がワイバーンだったのなんて知ってる人少ないですし」

ぼたん「あうとー」

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