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【十階層二区画】秋の遠足は、やはりダンジョンです

【十階層二区画】秋の遠足は、やはりダンジョンです


 防具作成の依頼も一通り終わり、十月も半ばに入るが、鹿児島はまだ暖かい。というか薄着でも日中は平気である。そんなうららかな午後の授業は昼寝したいなぁと充希以外も思いつつというか、充希は既に寝ていたりする。多目的時間という、所謂、行事の予定などを話し合う時間だっりする。


「あー…誰か小鳥遊を起こしてやれ、今回は11月の初めに、いくダンジョンについてだが…今回は行楽目的の側面も強いからな。というか、お前らのレベルだと浅い階層じゃ、レベル上がらないからな。浅い階層で流してでもいいが、このダンジョンは渓流系ダンジョンでな。レイドボスが出現するエリアが確認されている。レベル的にも丁度いいだろう」


 そこまで話して


「はにゃ?」

「おはよう。というわけだ、装備の点検とか出現モンスターの確認わすれるなよ」


 充希が起きたところで、丸投げして教室を後にする右近であった。


「渓流系かぁ」

「…キノコうまぁうまぁ」

「猿型のモンスターであるエイブ系が予想されるでありますな」

「確か、ファンキーエイブです。他にもボア系とキノコ系のモンスターがでると記憶してます」

「ねぇ、ところでレイドボスてなに?」


 一芽の疑問に全員が固まる。


「…こないだ授業でやったよ一芽ちゃん……」

「ふむ、岬、解説することを許可する解説してやれ」

「畏まりました。では、黒板を注目ください」


 黒板の前に移動すると違いを書いていく。


「さて、黒板に書きましたが、平たくいうなら複数のパーテイーで戦う強力なボスモンスターです。その階層に見合わない強さで階層内を一部エリア徘徊しています。タイプとしては集団を統率しているタイプと圧倒的な戦闘能力を備えた単体へと分類されます。どちらも強力であり単独パーティーでの討伐は推奨されていません。倒すことができれば、非常に高価なアイテムをドロップするだけでなくゲートキーと呼ばれるキーを落します。これを使用すると特定階層へと転移部屋から移動できるようになります。もっとも使用できるのはそのダンジョンで一度だけとなっています」

「りょうかーい、つまりめっちゃ強いボス倒してお宝ゲットて感じ?」

「ケケケ、ところでこのダンジョンのレイドボスてどんなんだよ?」

「14階層に出現エリアがあると記憶していますよ。タイプは運しだいで二種類。シルバーバックエイブ・ボアライダーとグランド・ウルフリザードであるとも記憶していますよ」

「…確か、大イノシシにまたがって両手で棍棒を振ります大猿がシルバーバックエイブ・ボアライダーだったな」

「そうっス。それでウルフリザードてレッサードラゴンの一種すね。狼のような体つきだけど頭部だけはトカゲみたいなモンスターッス」

「へぇ、そいつはいいなぁ斬りがいがありそうだなぁ」

「はぁ…エイブ系てあの攻撃あるから嫌いなんだよな……あと、なぁんか嫌な予感するし」

「例えば、どんなっスか? 心友?」

「うん? そりゃ、グランド・ウルフリザードにまたがったシルバーバックエイブ・ボアライダーとか?」

「ははは、流石にそんなのは出ないと思うでありますよ」

「だ、だよなぁ。そんなの出たりしないよな」


 ハハハハとクラス全体が笑いに包まれ、その後もどんなダンジョンでどんなアイテムが手に入るのかで談義するのであった。



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