【九階層六区画】川内大綱引きダンジョン 選考会後
曜日を勘違いしていて投稿が遅れてしまいました。
【九階層六区画】川内大綱引きダンジョン 選考会後
からあげ処とりまる
店内に広がる、ごま油の香ばしい香りが食欲が刺激される。
「くうぅ,うめぇぇぇ…て、あれ、みんなどうした?」
唐揚げを頬張りながら、錬治は小首をかしげていた。
「よく、あんな殴り合いした後に、普通に食べれるなと思って」
「そうか? あんなの挨拶だろ?」
測定後なぜか佑馬と足を止めての笑いながら、殴り合いを始めた錬治。かと思えば、その後、お互いに握手を交わしてお勧めの定食屋としてこの、とりまるへと食事にきたのである。
「ケケケ、てめぇだけ楽しみやがって」
「あの男、なかなかできたな」
「…良き、筋肉であった」
妙に納得している、光太郎、城一、源治はうんうんと頷いていた。
「いや、おかしいだろう…」
「気にしたら負けっす。けど、ここ美味いっすね。あっ、すいません。手羽先の唐揚げ追加で頼むっす」
「自分は砂ズリの唐揚げを」
調、次郎、崇高は呆れつつも、普通に食事を楽しんでいた。
「いやーいろんなデーターが集まったよ。わたしは嬉しいよ」
「城一さんが一番カッコよかったです」
ぼたんと岬はそれぞれ満足しながら、鶏むね肉の唐揚げを食べていた。
「はぁ、お前らマイペースだね。とりあえず、お前らの振り分けが決まったぞ。まずは、城一。お前さんはスキルの説明をしたら二番太鼓。合図を送る役だな」
「了解した」
「錬治と光太郎は連携を考えて一番オシだとよ」
「ケケケ、そいつは楽しそうだねぇ」
「よっしゃー。殴り合った甲斐があったぜ」
「あぁ…殴り合う必要は全くなかったがな……うん、後は引きだな」
「源治なら押しになると思ったでありますが?」
「ほら、あの後、源治が鎖で一気にトラックを引き戻したからな」
「…うむ」
「そういえば、気になったのだけど、錬治君のあの一撃てどうやったの?」
「あぁ、あれな、要は地面を<ウォーロード>で硬くして足の反動と腰を伝導させる形でショートアッパー放ったんだよ。まぁ【瞬閃・一式】の応用だな」
和気あいあいと食事を進めながら雑談をするが…
「こいつらどんだけ食うんだよ……若さなのか……」
右近が呆れる中
「すみません。トリ皮お願いします」
「手羽元の唐揚げお願いします」
「ハツの唐揚げ…」
「ケケケ、鶏ももの唐揚げ追加で3人前」
「まて、源治俺の分もいるから7人前だ」
「ふっ、我も追加で計10人前であるな」
次々に注文する錬治たちであった。
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からあげ食べたい…鹿児島中央駅の近くにテイクアウト専門の唐揚げ店が絶品です




