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そのハムスター、享楽家につき ~色々な称号、熨斗付けて返却したいんだけど?~  作者: ウメルヴァ
ハムスターに転生 2章 下準備

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お仕置きだべ~〔中編〕

 2ヶ所かな?

 『・』が5個ある所の会話を『」』で閉めていないのはわざとです。

「私の身体が目的だったのねー!」


 モフモフできなくなるのがダメって事はそゆ事?

 ツツツゥーっとアイシャさんの後ろに隠れちゃう。

 身の危険をヒシヒシと感じたもん。


「あはははは、なぁに2号さんみたいな台詞を吐いてるのかなー。そんな訳無いでしょーモフモフだけだったらアイシャちゃんの胸だって耳だってモフモフよー」

「なっ!おまっ!・・・あたしの胸も狙ってたのかっ!」


 あっ!

 アイシャさんが胸を隠して女の子っぽい表情してる。

 うひょーむっちゃ可愛いぞ!

 確かにアイシャさんの胸は弾力があってプヨプヨしてて極上品だよねー

 私は上に乗ったから分かるよっ!


「そこのモフモフコンビー、私にモフモフさせなさぁーいー」


 うきゃーっ!

 目が目がっ!

 ピキーンって光ってる!

 怖いよぉー


「シ、シズネ!あのモフモフ怪人を退治するぞっ!」


 私を普通に持ち上げて何を言うかと思えば・・・私も大賛成の事を言ったよ。


「うん」


 ミランダさん・・・短い付き合いだったけど貴女の事は忘れないからね。


「あはははは、なぁーんてねー♪嘘に決まってるでしょー」

「・・・ホントにウソなのか?」

「当たり前でしょー、本気でやるならー、この薬で動けなくしてからやるわよー」


 き、危険だ!

 あの薬は危険過ぎる。


「アイシャさん踏ん張って!破壊してくる」


 アイシャさんの肩を土台にしてカタパルト発進だぁ!

 よっし!【穿つ】で消滅させたっ!

 これで・・・


「うふふー、まだまだ有るわよぉー」


 えっ?

 何個あるの?

 三十個は軽くある?

 ・・・

 ・・

 ・

 分かんない。

 もう分かんないよ。


「ふ・・・」

「ふ?」

「ふぇぇぇぇぇぇぇぇん」


 もう分かんないもん。


「ふぇぇぇぇぇぇぇぇん」

「シ、シズネちゃん?どうしたの?怪我しちゃった?」

「どうしたのじゃねぇだろ!お前が泣かせたんだっ!」

「・・・私が?」

「ほらシズネ落ち着け、あたしがもうやらせないから落ち着け、な」

「だって・・・だって・・・分かんないんだもん!ふぇぇぇぇん」

「何が分かんないんた?」

「ミランダさんが、ミランダさんが良い人なのか怖い人なのか分かんないんだもん!ふぇぇぇぇぇぇぇぇん」

「ミランダ・・・分かったか?お前が理由だな。お前は調子に乗るとやり過ぎるんだよ。お前なんかよりずっと若い・奴・・を?・・・シズネ、お前は幾つなんだ?」

「・・・7歳・・・グズッ」

「・・・7歳?・・・それはミランダも知ってたのか?」

「うん・・・・・

「知っていたのである」


 ノスフラト君・・・ちょっと呆れてる?


「・・・ミランダっ!そこに正座っ!」

「えっ?でもここ小石とかいっぱ・・・・・

「知らん!正座だっ!」

「はぁーい」

「お前・・・全然反省してないな!」

「えっ?し、してるよー」

「じゃあ今の返事はなんだ?嫌々正座しますとしか思えねぇ返事だったぞ!そんなんだから、お前の1%も生きてない奴に手加減しないで追い詰めるんじゃねぇのか?」


 うんうん。

 こっちに来る前の年齢だったとしたって2%いかないもん。

 私は幼いのよ、人生経験未熟なんですよ。


「そんな事はない・・・と思う」

「なら何で学校にすらまだ入れない子供に容赦ない事をやったんだ?・・・まぁあたしも知らなかったとは言え結果的に子供に喧嘩売った事は反省してるよ。だけどな、お前みたいに自分が原因ってのを置き去りにしちゃいねぇからな・・・・・


 ・・・アイシャさん・・・怒り心頭。

 ・・・ミランダさん・・・縮んで行ってる感じ。


「アイシャ殿の言う通りミランダ殿はやり過ぎる嫌いが有る故、早めに釘を刺された方が良いのである」


 うん。

 私もそう思う。まだ分かんないもん。

 ミランダさんの事・・・

 悪い人じゃないのは分かるよ、でもね、怖い人じゃないって思えない所があるの。


「シズネ殿、ミランダ殿の事を嫌わないでやって欲しいのである。やり過ぎる御仁ではあるが、行き過ぎたサービス精神でやってしまうのである」

「・・・うん」

「我輩も、あれさえなければと思うのである。アイシャ殿も『やり過ぎるなよ』と度々言ったいたのは、こうなる事を危惧したからなのである」

「うん」


 うん・・・私が喜ぶ事を言ったり、やったりしてくれてるのは分かってるの。

 でも・・・


「少し・・・時間欲しいかな。・・・キライじゃないんだよ?好きなんだけど・・・あのミランダさんは怖い。どうしたら良いか分かんないの」

「ふむ。了解したのである、我輩からそう伝えておくのである」

「うん、ありがとう。・・・それはそうと、ノスフラト君私を利用したでしょ?」


 使い魔の一件の事だよ。

 普段は温厚なノスフラト君が煽って来てたからね。


「ふむ、やはり気付いていたのであるか」

「うん、いつもと違ったからね」

「我輩の魔法は手加減が難しいのでな、代わりにやってもらったのである。本人を目の前にシズネ殿に頼むのも何かと思い利用する形になったのは謝罪するのである」

「謝罪はいいよ。煽られなくてもやってたろうし」

「いやいや、昨日気を付けろと言った手前もあるのである」

「そっか、なら謝罪は受けます」


 ノスフラト君は真面目だね。

 私なんかに気を使ってくれてさ。

 あいつとは真逆だね。

 って・・・あいつはどこに行ったんだろ?


「ねぇ、あいつはどこに行ったの?見当たらないけど」

「帰ったのである。乗り物の件は1週間待って欲しいとの事である」

「ふーん、それはミランダさんの出した取り引きだから私は何も出来ないね」


 街に行ってみたいって言ったのは私だけど。

 ただで借りてとか思って無かったし。

 ミラクルナッツが高値で売れるのが分かったから、後払いでも良いって所から借りる手もあるでしょ。

 あっ!

 もしかして、ただじゃなくても借りて来たらミランダさんの名誉挽回になるのかな?

 ならなくても、きっかけにはなるよね?


「シッズネー、話はついたぞー」


 ・・・なんの?

 説教してたんだよね?

 思いっ切り首を傾げちゃった。


「シ・・・シズネちゃん?」


 っ!!!

 ビクゥッ!ってしてノスフラト君の後ろに隠れちゃいました。


「あぅー」

「ん!決定だな。ミランダはシズネが話し掛けるまで接触禁止ー!」


 そゆ事か、話がついたって。

 ・・・その方が良いかな。

 暫くは逃げちゃいそうだし、逃げちゃったらミランダさんは間違い無く凹むだろうしなぁ。

 ・・・

 ・・

 ・

 私は私のやる事を頑張ろう。

 なんかそう思うの。

 でも・・・この世の終わりみたいな顔してるミランダさんを放って置くのもなぁ。


「ノスフラト君、さっきの話を伝えて貰っても良いかな?なんかさ、あの状態は見てらんないよ」

「我輩は今少し反省させるのが良いと思うのである」

「うーん・・・でもさぁ、なんか可哀想だよ?」

「自業自得である。と言いたい所であるが、本人の希望とあらば致し方ないのである」


 ノスフラト君って大人って感じだね。

 こんなふうになりたいかって聞かれたら、分かんないって答えるけど。

 頼れる所は真似したいな。


「ミランダ殿」

「シズネ」

「あぅー」

「なぁにぃ?」

「シズネ殿に感謝するのである。我輩は時期尚早と思って居るのである、シズネ殿は・・・・・


 あはははは。

 あの言い方じゃ私が凄い上から目線みたいだよ?


「シズネ?色々と謝らなきゃならない事がある」

「ほぇ?」



ミランダさんとアイシャさんは古い付き合いです。

なのでシズネちゃんと出会う前から注意をしていました。

だから度々なんです。



「どうしたのであるか?」

「ノスフラト君・・・私、私は作者を消しちゃったよ・・・どうしよう?」

「ふむ・・・作者とは、奴の事であるか?」

「え?・・・あぁーっ!、生きてる!」

「何をしたのかは知らんのであるが、簡単に死ぬタマではないのである」

「な・・・嘆いて損した・・・」

「心中察するのである」

「はぁ・・・話は変わるけどさ、作者ってノスフラト君のフードの中を知ってるんだよね?」

「であるな」

「私も知りたいなぁ」

「秘密である」

「そんな事を言わないでさぁ、見たいなぁ」

「秘密である」

「ぶぅ、ケチーッ!・・・隙有り!」

「むっ!?」

「えっ?」


 

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