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そのハムスター、享楽家につき ~色々な称号、熨斗付けて返却したいんだけど?~  作者: ウメルヴァ
ハムスターに転生 1章 プロローグ

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ないすばでぇなお姉さんに襲われた〔前編〕

名前だけ出ていたアイシャさん、御本人登場!


シズネちゃんはレギュラーキャラが増える毎に本領を発揮していくと思います。

 ん?なんだ?

 ティファのやつは何をおっぱじめる気だ?

 シズネの造った物に何かすると、アイツは怒るぞ。

 ティファだって知らねえ訳じゃないだろうに。


「おーい、ティファー」

「アイシャさん、なんだろう?」

「お前、何をおっぱじめるんだ?シズネの造った物には手を出さない方が良いぞ?」

「かあさまの造った物には何もしないよ?あっちでね、私もお庭を造るの」

「へぇ、ティファも造るんか」


 だからそんな格好をしてたのか。

 ツナギだったかな?

 シズネが。

『作業って言ったらこの服ってイメージが強いんだよね』

 とか言ってたなぁ。

 上着とズボンがくっ付いた服。

 あたしには、くっ付いてるとどんな利点があるのか分かんないけどねぇ。

 トイレがしにくそうだって感じしかしねぇんだけどなぁ。


「うん!かあさまが戻った時にビックリさせちゃうの♪」

「アハハハハ、そりゃ良いな、何か有ったら手伝うから遠慮無く言えな」

「うん、ありがとう」


 ティファが庭造りねぇ・・・

 あたしと同じで壊す専門だと思ったんだけどねぇ。

 これもシズネの影響なのかねぇ?


 初めてここに来た時もぶっ壊しちまったし。

 壊しただけじゃなく喧嘩も売っちまったしなぁ・・・

 いゃぁ。

 あん時のシズネの怒りっぷりは凄かったなぁ。

 マジで人生の終わりを覚悟したもんな。

 片腕無くなったし。両足に穴を空けられて身動きとれなかったし。

 ヤバい奴に喧嘩を売っちまったって後悔したもんだ。


 でもま。

 同じく壊した上に挑発しまくった竜魔王よりはましだったけどな。

 あたしの忠告を無視してボコボコにやられてたのは。

 傍目には笑えたけどな。

 だってよぉ。

 生きてるのが不思議な位に穴だらけな上にボロボロだったからな。

 笑うしかないって。



※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※



「ん?・・・何だ?この感じは」


 フリーになった事だし。

 時間余ってるし。

 いっちょ確かめに行ってみるかぁ。





 やぁ、シズネだよ。

 あのさ、私の気のせいかな?

 私より先に出てきた人がいない?

 居ない?そう・・・

 なーんか釈然としないんだけど。

 ホントに居ないのね?

 ホントのホント?


 なんかさぁ。

 言い方が軽くっていまいち信じらんないのよね。

 ・・・まぁいいわ。

 でも、忘れないでね?主人公は私っ!

 プリチーでラブリーでキュートな私っ!

 ハムスターになっちゃった高坂靜音が主人公なのよっ!

 ・・・

 ・・

 ・

 うん・・・そうだね・・・ゴメンナサイ。

 プリチーでラブリーでキュートなのは、たまたまハムスターになったからだよね。

 私の実力じゃないよね。

 でもさ。

 そこまで言わなくても良いじゃん。

 今はプリチーでラブリーでキュートなハムスターなんだしさぁ。

 ・・・

 ・・

 ・

 いけずうっ!


 いつか脳内からイレースしてやるんだから!

 泣いて謝ったって消しちゃうんだから!

 こんないけずうは放って置いて、私の近況報告ー

 パチパチパチパチ。


 【穿つ】を使ってダルダルになった後ね。

 ノスフラト君に部屋まで運んで貰えたの。

 案の定、ゼリーの状、矢吹ジョー、島村ジョウ。

 じょうがいっぱいよ。


 ノスフラト君の手に収まったら寝ちゃったわよ。

 スタミナ消費が半端ないのよ、【穿つ】って。

 次の日の朝から、書庫造りで【穿つ】使ったんだけど。

 4回使ったらぶっ倒れちゃったもん。

 次の日朝まで、そこでグッスリ寝ちゃった。

 石の上だったけど熟睡出来たのよね。

 おかげで身体がゴリッゴリに・・・ならなかったのよね。

 ハムスターの身体だからなのかな?

 分かんないや。


 それはさて置き。

 正直な所、【破砕】を使った方が効率は良いんだよね。

 少なく見積もっても10倍以上は1日で掘れるんだよね。

 急ぐなら【破砕】でやっちゃうんだけど。

 ノスフラト君は部屋が出来ただけで結構満足しちゃってるみたいだから。

 私のペースでやるのを許してくれたんだ。

 元魔王なのに優しいよね。


 そんなノスフラト君の優しさ甘えて【穿つ】の熟練度稼ぎをしながら書庫造りをしいるところなの。

 バタンキューしちゃった次の日もね【穿つ】で掘ったんだけど。

 その時はバタンキューしなかったんだ。


 不思議に思ったんだけど、某有名RPGの2作目。

 ダメージ喰らったり、MP消費したり、武器攻撃したり、魔法攻撃したりするとステータスの上限がアップするシステムだったじゃない。

 もしかすると、この世界も同じ仕様なんじゃないかな?

 って思ったんだ。


 だからバタンキューはしなかったけど。

 フラフラしてたけど。

 推測が合ってるか試すために5発目を放ったの。

 放った瞬間、バタンキューしちゃったみたいなのよ。

 気が付いたら次の日になってたみたいだからさ。

 目が覚めて直ぐに検証したわよ。

 私の推測は合ってたみたい。

 4回放ってもフラフラにはならなかったし、5回目を放っても意識が有ったからね。

 それからは毎日バタンキューを繰り返したよ、ご飯のストックが無くなるまでね。


 え?

 ご飯はねノスフラト君に頭を下げて回収に付き合って貰ったよ。

 さすがに数回放ってバタンキューじゃ独り歩きは無理だからね。

 まぁ。

 そんなこんなと毎日を繰り返していたら30回は放てる様になりましたっ!

 そして熟練度もかなりアップして【体力アップ5%】獲得です。

 パチパチパチパチ。


 ホント、努力が実感できる世界って良いよー

 やる気が段違いだもん。

 そのやる気を今度はミランダさんの作業場造りの方にも向けてるところなの。

 今はまだ土台の盛り土をしてるところなんだけど。

 固めるのが結構大変でね重石を置く事にしたの。

 幸いミランダさんの部屋を造った時に出来た、でっかい固まりが有ったからそれを使ってるんだけど。


 ドスンと落として大きい音をたてれないじゃない?

 ほら、ノスフラト君は部屋で本を読んでるからさ邪魔しちゃ悪いでしょ?

 だから、静かに置いて重みで時間を掛けて固める様にしてるの。

 時間掛けて潰すとさ思ってる以上に潰れるのよ。

 だから途中から砂利を混ぜて嵩増しして盛り土してるんだ。

 それでも土が少し足りないかも知れないんだよね。


 【穿つ】を30回は放てる様になったけど・・・

 やっぱり怖いんだよね独りで行動するのって。

 今でもね【振動感知】でこっちに向かって来る何かが居たら、部屋にダッシュして戻ってる位だし。


 だって・・・

 怖いもんは怖いもん。

 私、強くないもん。

 痛いのキライだし。

 怖いのキライだし。


 ・・・でもさ。

 いつかは独りで行動出来る様にならないとダメなんだよね。

 いつまでも、どっか行く度に連れ添って貰う訳にもいかないしね。

 1回でも独りで行動出来れば大丈夫なんだろうけど・・・

 きっかけが無いんだよ。


 って・・・えっ?な、なに?

 上から凄い振動が・・・

 あっ!?


 ズドーーーン!


 何か・・・降って来た?

 あぁっ!せっかく盛った土が飛び散ってる。

 そんなぁ、やり直しだよぉ。


「よっし!着地成功!」


 えっ?人?

 人が降って来たの?



初投稿以来初めて小説情報をみたら

ブックマークと評価が付いているのに気が付きました!


やっぱり嬉しいです♪

ありがとう御座います。


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