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プロローグ
これは決して望んではいなかった。
けれどもその結果、今の自分はここにいる。
怨めばいいのか?あれを?
感謝すればいいのか?あれを?
わからない。わからないまま―――
今日も時間だけが過ぎていく。
夢というものは時々すごく酷いことをする。
思い出したくない過去を掘り起こし、その日のテンションを下げてくれる。忌々しいが自分の頭を呪ってもしょうがないよな?余計に気分が滅入るだけだ。
時刻は朝の5時。使用人の朝は早い。とても早い。なぜなら仕事が山ほどあるからそれぐらい早く起きないと夜までに仕事が終わらないのだ。素早く着替えて廊下に出る前に異常が無いか部屋の中を確認する。とても使用人用の部屋とは思えないほど何回見ても無駄に広い部屋だ。他の同僚は皆、相部屋なのに俺だけがこの一人部屋を与えられている。まぁ、男が圧倒的に少ないことも関係あるのだろうけど。
「さて、と。さっさと始めるか。」
今週から暑くなると聞いたし、庭の手入れから始めよう。
そしてまた一日がはじまる。




