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括線上のアイムナンバーワン  作者: 相葉俊貴
第一章 凶
7/56

●●「キープシングスバック」●●

 ●●は、苛ついていた。

(アレ、おろし金。大根をガシャガシャとさ、擦って擦って擦りまくってさ。どんだけ擦っても一向に進んでる気がしない無力感? 手が疲れてさ、どれだけ擦れたかな〜って、おろし金の中を見てみても、「えっ? これだけ?︎」ってな感じ)

 苛つく原因を●●は分かっている。竜崎だ。

 ●●は、日本エネルギー経済開発研究者に属している。

 ●●からすると、竜崎は超人だ。

 高難度任務であろうとも、必ず成果をあげる。

 だから竜崎をコントロールしようなどとは、おこがましいってことなんだろうと●●は考える。●●は、理屈では分かっているということだった。

 今回いよいよアダムとイヴのセンティリオンストーンを接合させることになったが、〝鍵〟の見極めと護送の最重要任務の前線担当が竜崎だ。

 IEELからの信頼の高さがよく分かる。

 世界の滅亡が間近なら、●●にとってもタイムリミットが近づいているということだ。

 竜崎は独身で、これからも結婚する気はないらしい。竜崎の生い立ちがそう決断させたのであろう。●●が、情報として知っているのはこの辺りだけで、とんと役に立つとは思えない。

(竜崎、――――――――――。必ずや)

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