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詩集「くらしいの歌」

紅葉とともに死んでゆく

作者: くらきしい

涙の夜を数えている

この脳の中心を槍で穿つ

待ったなしの想像力に

其方は自己を地獄に突き落とした


眠い目を開いて

くり抜いた我が臓物は

投げ捨てられて

秋の紅葉と腐敗の道をゆく


審判は残酷で平等

嘆きの声も鬼の楽しみ

揺らぐ水面下に亡者

あの悲しみは誰にも理解できぬ


夕暮れの赤など薄いばかり

地獄の赤ほど美しいものはなく

ただ私は紅葉の赤が良い


煩悩を断つのだ

人は正しく生きられない

もう戻れない

其方を救いたかったのだ


七色の放物線が

其方の魂を連れていくを見ていた


今宵の雨は

そんな我が身を裁くのだろう



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