表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

魔王は倒したけれど……

私は魔王を倒して帰って来たばっかり何ですけど!遠くの国へと嫁ぎます。

作者: さゆき 諸星

やっと最終話です。(多分)

 広い練兵場の中心に、(わたくし)と夫の二人だけが進み出します。

 周囲の観客席に、右側に国内の高位貴族と主だった武将方が居並び、左側に私の家族や騎士団の同僚達、正面の一段高い席に王家の方々がお出ましになるのを待っています。


『どうして屋外で、送別会をするのよ?埃だらけになるじゃない。』

 王家主催の行事に出席を断る等できません。


 妹は嫌がりましたが、夫には王宮の中庭では狭すぎるのです。


 私の方は諸手続きを終えて、戦没者の慰霊祭に出席も出来ましたし、もう旅立っても(見送り)良いの(不要)ですが、王家の側にも面子があります。


 お出ましが早過ぎると、立地(物理)的に陛下が私の夫を見下ろす事になりますので、夫は早々に外套を脱ぎ捨て、人化の術を解く準備を始めます。


「嘘!この前と姿が全然違う!」


 妹だけでなく、他の貴族の令嬢達も驚いています、隣を見ると何故か夫が得意げです。

 はいはい、貴方は素敵ですよ(棒)。

 魔王との戦いで折れてしまった(つの)は、三ヶ月経っても長さが不揃いなままですが、私より頭半分程上にある顔付きは精悍で、女性が羨む程豊かな波打つ髪は、深紅から朱、オレンジ黄金が入り混じり、きらびやかです。

 同じ様に赤を主体にした戦装束も、瞬く間に光に包まれて膨れ上がっていきます。



 

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


「それで、婿殿にはいつ会えるんじゃ?」

「はい、陛下のご配慮で、昨夜は王宮に泊まらせて頂いて、今日の午後に……あっ、いけない、お爺様、今は何時ですか?」

 話し込んでいて(もめていて)、すっかり時間を忘れていました。

「落ち着かんか、慌てんでもまだ開門の鐘(午前9時)も鳴っとらん、出迎えの支度ならば充分に出来る。」


 私の夫が来ると聞いて、妹がそわそわし始めました。

 何を考えているのかが、相変わらず大変に(わか)(やす)い子です。

 ウキウキと侍女達に、ドレスやら化粧やらいろいろと指示を出しています、勿論(もちろん)私の為でなく自分の支度の為です、午後にはさぞかし、めかし込んだ姿になっていることでしょう。

 あぁ、湯浴み迄するのですか。


 まだ神託が下される前、私達姉妹も貴族の娘ですから、家格の釣り合う相手と、普通に幼い頃から許婚(いいなずけ)が決められていましたが。

 私は三歳年上のその相手と初めて引き合わされた、”その日“の剣の試合でウッカリと勝ってしまいまして、恥ずかしながら“翌日”破談になりました、相手のプライドを傷つけたのですね。


 世界全体が、剣呑で不穏な空気が広がる時代でしたから、祖父がアレでは話にならんと言って慰めてくださいましたが。

 それ以降妹は、自分は婚約者がいるのに、私の騎士学校の友人、見合い相手、騎士団の同僚と、『私の男性の客』が訪ねて来る度に、美しく装い、お客様におもてなしをと、積極的に出て来ました。


 私は私で記憶も戻っていないのに、何かに取り憑かれた様に武術の修業に夢中で、自分の縁談等が(いと)わしく、妹の行動には助かりました、人間何事も極めればそれなりに立派、というかなんと言うか。

 記憶の戻った今なら分かりますが、私にとって魔王は前世の怨敵の身代わりでした、もっともあのチョビひげのぺてん師に比べれば、魔王の方がよっぽどマシな支配者でしたが。


「そういえば、あの子まだ嫁いでないのですねえ、あれほど熱心でしたのに。」

 私が既に25なのですから、双子のあの子も同じ筈。


「それが、実はのう。」

 お爺様のお話によれば、私達(勇者一行)が、どこそこの魔族の拠点を陥落させた、私が誰其(だれそれ)の魔将を討ち取ったという知らせが届くたびに、国を挙げて(よろこ)び王家の主催で祝宴が開催されたそうです。


 私は当然遠い戦地におりますから、家族(引き篭りの母以外)に出席を求められたそうです。


 出発直前に“縁を切る”的な主旨の発言をしていた筈の家族でも、王家主催の祝宴に招かれれば、さすがに”そんな理由“で出席を断れる訳も無く。

 本来ならば伯爵以上の身分でなければ立ち入れない本宮の大広間で、妹は身分的には下から伯爵家3人侯爵家1人公爵家2人、そして王太子殿下(まで)たくさんの独身の貴公子に取り囲まれて、長らく祝宴の『主役』だったそうです。

 次男以下の弟さん達はいずれも戦地にいるので、一人残らずそれぞれの貴族家の後継者(あととり)です。


「まあ、それで素敵な方との出会いとか、無かったんですの?」

「いや、ワシの目から見ても、彼等は結婚も視野に入れていた様に思う、アレに子を産ませればお前の様な男児が生まれるかも知れんとな。」

 貴族の嫁にとって一番大事な仕事は、立派な跡取りを産む事ですものね。


 昔から妹は殿方にちやほやされるのが好きで、とても積極的に出会いを増やそうと、努力を惜しみませんでした、それもけして悪い事でもないのです。

 人が死に易い時代でしたから貴族の令嬢でも、お式を挙げる迄は婚約者の方にもいつ何があるか分かりません、より良い方と出来るだけお会いしておこうというのも、節度を守れば許されました。

 妹自身は意味不明な勘違いで、婚約(男爵家長男)を解消してしまいましたが。


 ですが、結局彼等はそれぞれの婚約者と結婚したそうです。

「散々誤解させる様な行動をとっておきながらですか。」

 使徒の血筋を、王家もしくはそれに準ずる貴族家に取り込もうという思惑が、途中までは働いていたのでしょうが、随分と中途半端に放り出しましたね。

 そのあたりは宰相様と、イロイロお話ししておくべきですかしら?


「まあどちらが悪いという問題でもない、アレはアレで自分が複数の貴公子を手玉に取っているつもりでいたが、戦場に出ねばならぬ男と違い、疫魔でも攻めて来ぬかぎり、王都にいる彼等の婚約者が亡くなる様な事は、なかなかあるまい。」

 婚約者のご令嬢も、それなりに(ないがし)ろに出来ない身分の相手だったでしょうし、妹だとて成人した貴族女性なのです、一方的に(もてあそ)ばれた訳ではないでしょう、……多分。


 本来ならこの国の貴族の娘ならば、遅くとも18才までには嫁ぐもの、それが次々に貴公子達に結婚さ(逃げら)れて、年齢的には()き遅れを通りすぎて()かず後家、最後に残った独身男性が王太子殿下。

 そこに私が生きて戻って来たので、妹の存在価値は完全に宙に浮き、今朝のあの暴挙ですか(呆れ)。

 当の王太子様は、昔から(自分)より剣の腕の立つ私の事が大層苦手で(嫌悪して)、更に目立つ所に(これ見よがし)派手な傷痕を(わざと)残して帰還した私に、失礼な程に()じけづいていましたけれどね。


「平和ですねえ。」

 この8年間、何時(いつ)何処(どこ)で死んでも不思議ではない日々でした、私達使徒だけでなく前線にいた兵士、魔大陸に近い地域に住む人々も全てです。

 掛け値なしに世界が終わりかけていたのですが、妹は自分の恋愛ごとだけで“世界の終わり”が来たかのように嘆き悲しめるのですね。

「すまんな。アレ()もだが、そなたの父もワシにとっては最後に残った子供だったので、甘やかした(育てそこなった)。」

「お爺様に謝って頂く事ではありません。」


 ですが、もう一度言いますが、来るのは『私の夫』です。何を期待して着飾るのでしょう。


 ☆☆☆




「何よコレ?」


 その日の午後、予定どうりに来客が訪れました。


「騎士団長様?あなたが姉の旦那様なのですか?」

 妹が悲鳴の様な声を上げますが、勿論違います。

 彼は出陣前から既婚者で、この国の国民です。


「グレアス?あなた迄どうしたの?」

「お前の旦那を道案内してきたんだよ、王都は道が入り組んでるからな、直線距離を竜で飛ばれたら、街中大騒ぎになるだろうが。」

 確かに戦いが終わったとは、言え王都の上空は騎獣の乗り入れはまだ禁止です、夫の竜の姿には尚更人々が不安に思います、まして夫の場合騎士団が使用しているワイバーンとは身体の大きさが桁違いです。


「まあ、親切にありがとうグレアス。」

 夫は私の気配を辿って、何処へでも駆け付けられますが、それは確かに配慮が足りませんでした。


「竜という事は、相手も姉と同じ竜騎士?」

「戦場で知り合ったのだから、そうだろうな。」

 父達がひそひそと囁き合っていますが、実はちょっと違います、夫は……


「何よコレ?リザードマンじゃないの!」

 グレアスの後から扉をくぐって来た人影(ヒトカゲ)を見て妹が大声を上げます。


 あら?


 いつもの古風な戦装束ではなく、庶民が着る様な白いシャツと灰色のズボンにチェニック、そこから()()鱗の手と凹凸の乏しい丸い顔が突き出しています。

 確かに、リザードマンに見えなくもないですね、背後でグレアスも苦笑しています。


「仮にも我が家の娘が、亜人と結婚だと?」


 魔王軍との戦いは、人族の国々だけではなく、エルフやドワーフ、巨人族や獣人族など様々な種族が参加し、勝利への力となりました。


「コレだの亜人だのと、失礼です。彼は私の旦那様です、あなた()義兄(あに)、お父様の義理の息子ですのよ。彼には戦場で何度も命を助けられました。」

「こんな化け物が、義兄ですって?」

 聞いていませんね。


「話しにならん、お前達が国内には留まらず、周囲に恥を晒さないというなら、何処へでも好きな所へ行くが良い。」

「そうよ、この国を捨てて、野蛮なトカゲの集落で暮らすのがお似合いよ。」

 私の夫に、何の利用価値も無いと判断したのでしょう、二人共慌ただしく席を蹴って部屋を出て行きました。

 挨拶どころか、夫が一音も発する間もありません。


「その姿は何のつもり?火炎(ラ・ディル)

 随分と中途半端な人化の術ですこと。


「昨日君が、私を王宮に置いてきぼりにした後で、たくさんの姫君達に取り囲まれてね、彼女達を連れてきた宰相と典礼官とやらが、物凄く回りくどく言うには、君と離婚するなら代わりにあの姫君達の何人でも妻として連れて行って良いそうだ。」

 あら、まあ、新婚三ヶ月の相手に、『代わりをやるから離婚しろ』ですって?


「置いてきぼりだなんて、あなたはこの国の臣下ではないのだから陛下への報告に参加する必要は無いのだし、晴れてあなたのもとに嫁ぐ為に、手続きを急いでいたのでしょう?」


 それにしても、なるほどまだ諦めていなかったのですか、ミューリィが正妃で私を側室にというところかしら?それとも私は軍事利用しようということになりましたか?

 帰還の道すがら同僚達が教えてくれた話では、国の上層部も私の取り扱いについては意見が分かれている様です、大半は我が国の英雄(所有物)は今後も積極的に国に(国境線拡大)貢献させるべきだと、夫の怒りが怖くて口に出来ないでしょうが。


 一度は夫との結婚の許可を出したのだって、当時は魔王城に突入する(最終決戦)直前で、生きて戻っては来ないだろうから好きにさせようと判断したけれど、今になって欲が出たのですね。


 世界にのしかかっていた重圧(魔王軍)が無くなって、この国が変な方向に浮かれているのは知っています、別に私を無理に引き止めずとも、魔王軍(戦うべき敵)を失って軍はそのエネルギーを持て余しているのですから、周辺国との領土争い(など)、手柄をたてそこなった戦士達に任せれば良いのです。

 ただし、その周辺国(狙う獲物)も同じ状態だということに、痛い目(自業自得な目)に会う前に気が付くと良いですね。


 おかしな欲を出し始めたのは我が国だけではなく、フェバードの第三王子は、王位継承権を放棄して妻と一緒にハイエルフの里に引き篭る予定が、突然の後継者(次期国王)指名で、現在兄君達と揉めていると連絡が有り、女神神殿の総本山に戻った筈の神官と聖女も私と夫がこの国を出国したなら、途中立ち寄って自分達を連れ出して欲しいとのことです。


 平民出身の賢者に到っては、既に国の上層部と衝突した揚句に、収監された牢獄(元城塞)の建物を中身ごと(他の囚人)国外へ転移させ、勇者は行方をくらませたそうです。


 陛下達もどうりで、熱心に実家へ戻れと説得する訳ですね、王都迄来て置いて実家に寄り付きもしないのは父達の貴族としての体面に泥を塗るとかなんとか。


「それでその申し出に、あなたはどうしたいの?旦那様?」

「どうもしないさ、この世に君は一人しかいない、代わりになれるものなどいる訳がない。(くだん)の姫君達は我のこの姿を見ただけで倒れてしまったしね。

 当分王宮内ではこのままでいこうかと思う。」

 知らない人が聞いたら甘い囁きに聞こえるけれどね、それは貴方の隣で戦えると言う意味よねえ。


「まあ良いですけれどね、父達は勝手にしろと出て行ってしまったし、息子(予定)には後日会ってもらうとして、とにかく!

 お爺様、彼が私の夫です。お許しを頂くどころか紹介もしないままに、同行の神官(使徒仲間)に婚姻の誓約を執り行ってもらいましたが。」

「うむ、戦時の事ゆえ仕方あるまい。神竜帝の三の君とお見受けするが、本当にこの娘でよろしいのか?我が孫ながら貰ってくれる物好きがおるとは思いませなんだ。」

 ……お爺様……グーレーアース、貴方(あなた)笑いたいなら素直に笑えば?


「お初に目にかかる、一族の掟により真名(まことな)を名乗ることが出来ないが、祖父どのには我の事は火炎(ラ・ディル)とお呼び頂きたい。我が伴侶に望むのはここにいる彼女唯一人、我の妻となるのは則ち(すなわ)人の世との決別に他ならないが、何卒(なにとぞ)お許しを頂きたい。」

「誰に許されずとも、孫娘を連れて行けるだけの力をお持ちでしょうが、人族のしきたりを尊重して下さるとは(かたじけ)ない、我が孫ながら嫁に出せるような教育(こころえ)の何一つ仕込まぬまま、手荒い育て方をしてしまいましたが、孫娘をよろしくお願い致す。」


 ☆☆☆☆

 陛下の長いお話しが終わる頃に、風が強くなって来て練兵場に砂埃が舞い上がります。


「何よアレ?赤い竜?姉の夫が(あの男)ドラゴン?(バケモノ)

 私の傍らで人化の術を()いた夫の姿が、小山の様に鎮座しています。

「ただの竜ではない、神竜帝の三の君、火竜王様だ、そなたの姉は竜王妃となるのだ。」

「王妃?」


 これが今生の別れとなりますので、精霊達が気を遣って、竜の姿に興奮する人々の歓声の中、お爺様達の声を拾ってくれているようですが……

 まあ私の家族は、これからもずっとあのままでしょう。


 身体自体も窮屈だったでしょうが夫は我慢しました、この10日間というもの、夫の気配が日を追うごとに険悪さを撒き散らすことと言ったら、もう。

 私を引き止めれば、付属品(オプション)として夫が付いて来るのを期待したのでしょうか、鬱陶しい小細工の多かったこと。


 見せ付ける様に(しがらみを切る)夫が練兵場一杯に(皮膜)を広げ、長い首を高く掲げて、私を国に(とど)めようとした貴族達を睥睨(へいげい)します。

 夫は夫なりに気を遣っていたのです、やろうと思えば国ごと蹴散らせましたが、後に残る祖父と義理の息子がいますからね。


 騎士として貴族として、母神の使徒として、そしてこの国の国民として、魔王を倒した私は全ての義務を充分過ぎる程果たしました。

 今日程私が女に生まれて良かったと思った事はありません、男の貴族なら国を捨て主君への忠誠を忘れ、他国へ赴くなどこの世界の常識では考えられませんが、女の身であれば夫の元へ嫁ぐのに、他国であろうと反対されたりいたしません。

 これからは何の心残りも無く、一人の女として夫と自分自身の為に人生を生きていく事が出来ます。

 これ以上グダグダ時間稼ぎをして引き止めるのなら、今度こそ夫が黙っていないでしょうし。




 眼下に見下ろす王都が、どんどん小さくなっていきます。


「ねえ火炎(ラ・ディル)(わたくし)この機会に名前を改めようと思うのよ。」

「戦場でも自分の名前が馴染まぬ(違和感がある)と言っていたな、それでどのような名前に変える?」

 両親の付けた名前に違和感があるのはまあともかく、僅か10日の滞在中に私の名前を縛ろうとしている感触が何度もありました。

 相手の方、おそらく反動で亡くなってますね。


「呪的な縛りのある真名(まことな)はあなたが決めて頂戴、それとは別に普段はアンナ-マリアと呼んで、前世で名乗っていた名前よ。」

 仲間達の周囲もきな臭いし、この世界では『名前』には色々危険な事もあるから予防措置を取らないと。

「“マリア”、君の世界の『神の母』だったか?」

 そうね洗礼名としても、とってもポピュラーな名前だから”向こう“でなら往来で呼びかけたら、大多数の女性が振り向く名前、でもこちらで知ってる人は、10人程しかいないわ。


 魔大陸から最も遠い我が国は、他国に比べて王都(中心部)に被害が無く、それ故にか国の外の事が理解(わか)っていません、お爺様や義理の息子の為には、国が滅びる様な愚かな舵取り間違いの無いことを祈りますが、たとえ女神の使徒(勇者一行の一員)でも人の世の事に、口出し出来る事ではありません、むしろ介入してはいけないのです。

 邪神が次の魔王を生み出す迄は、これから(のち)は人の時代です。

 これは内緒ですが女神も眠りに()かれます。


 夫と命を共にする私は、よほどの事が無い限り次の魔王が生まれるその時も生きているでしょうが、世界の為に働くのはその時になってからで充分です。



もうお気づきだと思いますが、連載のお話しに出て来る、火竜亭の女将さんの若かりし頃のお話しでした。


妹は、乙女ゲーの勘違い転生ヒロインではありません。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 火竜亭の女将って誰?
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ