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OVER DRIVE  作者: ぎぶそん
9/12

軽音楽部開始・・・?

チャイムが鳴った。今日も学校の最後の授業が終わり、軽音楽部になる予定のメンバーが集まった。


「ちょっと、春村先生の所行かねーか?」


「まだ部員5人揃ってないけど?」


「5人は無理だから死ぬ気で頼む」


「行ってみるか?多分無理だと思うけどな。あの先生頑固だから」


俺たち4人はその事についてしばらく話していたが、結局行く事になった。

とりあえず俺たちは孝則のドラムの上手さには参った。半端じゃなく器用で、両手両足がそれぞれリズムを上手く打っていた。この出来事で俺たちはこの軽音楽部になる予定のメンバーに自信がついた。4人でも充分やれるはずだと。


ガラガラガラ!!


陽介が勢いよく職員室の扉を開けた。


「失礼しまーす!!春村先生いますか!?」


陽介は先頭で職員室向かい、思いっきり叫んだ。


「っんだよ!?うるせーな!」


「おぉう!?」


俺たち4人は春村先生の声に驚き、みんなで少し後ずさりする。


「あの・・・・・・少しいいですか?」


俺が先生に話しかける。俺たちの様子をタナキョーが見ている気がした。


「何?・・・・・ん?部員が揃ったのか?」


「まだ4人しか揃ってないですけど、俺たちは4人でやって行ける様な気がします」


「・・・・・・いや、だめだろ」


「大丈夫だって!何なら俺たちの演奏聞いてよ!」


「ため口聞いてんじゃねぇー!!」


陽介は廊下まで吹き飛ばされた。俺たちは一気に青ざめ、固まった。


「俺は5人って言う条件を出したはずだぜ?」


「・・・・・え〜と、何て言うか。学年全員に声はかけたんですけど」


「それでもだ!そんな気持ちじゃ部活はやってけねぇ」


「俺たちだってやっと4人集めたんだぞー!」


回復した陽介が反論し、また飛ばされた。


「お願いです!部活をやらしてください!」


「だから、駄目だ!そんな事言ってるより、部員を集めてこい!」


「く・・・・っ」


俺たちは悔しさからみんな下を向いた。


「・・・・ちょっと待って!」


廊下から声が聞こえた。聞き覚えのある女子の声だった。


(誰だ・・・・?)


振り向くと、そこには同じクラスの柳川沙雪やながわさゆきがいた。沙雪はズカズカと職員室に入って行った。


「何だ?何だ?アイツ」


陽介が小さく呟いている。


沙雪は先生の前に立った。すごい身長差だった。


「私が軽音楽部に入ります!」


「!?」


俺たち4人は当然驚いた。驚いて声もでない程だった。先生も目を丸くしている。


「私で丁度5人。これでいいですよね」


「あ、ああ。別にいいけど・・・・・」


「練習場所と顧問はどうすればいいですか?」


「え、え〜と、とりあえず音楽室の隣の準備室使っていいよ。あと、顧問はちょっと待って」


「分かりました!」


沙雪は勝手に話を進めていた。そして、ふいにこっちを振り向いた。


「という事ですので!」


「・・・・・・」


言葉が出ない・・・。あまりの出来事に言葉が出ない。


「・・・・待てよ!俺らは女子を入れるつもりはねえぞ!」


陽介が沈黙を破り、沙雪に反論した。


「大丈夫よ!私はマネージャーって事で所属するから」


「・・・・・・あ、そう?」


「じゃあ、今日から活動しよ!音楽室の隣でやっていいって言うから」


こうして、女子が入ってしまったが、軽音楽部は晴れて活動を開始したのだ。


(これで大丈夫なのか・・・・?)

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