表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
OVER DRIVE  作者: ぎぶそん
6/12

曲の完成

学校で俺は陽介の元へと向かった。


「出来たぞぉぉぉぉぉおおおおお!!」


「うお!?元気だな」


俺は陽介の机に紙を叩き付けた。


「どうだ!?」


「な、な、何だ?英語で書いてある・・・・」



      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



タイトル:未定


And someone is born somewhere now.


I was frightened to my inside.


I'm a couard. I can't protect nobady.


I was afraid. I just fool.


But, I have my song.



This is my life ....


This is my boring and exciting life.


This is my life ....


All right? I want to say.


「This is all mine!」




      ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




「どう?どう?」


「ああ・・・、いいんじゃない?」


陽介は細く開いた目でこちらを見ている。


「え〜と、何かリアクションが薄いな・・・」


陽介はもう一度歌詞が書いてある紙を見直した。


「・・・・This is my life 連呼してるな」


「ああ、そこサビね」


「この歌詞くさくて恥ずかしいから啓人がボーカルね」


「何でくさいんだよ〜」


俺たちはこの紙を持って岡田の元へと向い、紙を見せてみた。


「コレが啓人君書いた歌詞?」


「・・・・うん」


やはり岡田はローボイスで話し始めた。


「・・・・・・」


岡田はかなり紙を見つめていた。こっちはかなり緊張した。


「・・・いいよ!コレ。すごくいい」


岡田の声がいきなり明るくなった。


「ええ!?そ、そう?」


「うん。何と言うか・・・奥がある!早く曲が聞きたいよ」


俺は陽介の方を見て嫌味ったらしく笑った。


「・・・・・何だよ!?それぞれの好みがあるんだよ!」


陽介が強がっているのが分かった。


そしてしばらくして岡田が口を開いた。


「でも歌詞がくさくて恥ずかしいから啓人君がボーカルやってね」


俺と陽介は同時にコケた。



    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



学校が終わり、俺らは3人揃って真っ直ぐプレハブへと向かった。


「とりあえず、二階行って曲の練習しよう」


「ああ、啓人のギター、まだ聞いてないしな」


俺は二階のスタジオに行って、ギターを構えた。二人は俺の前に座っていたからかなり緊張した。


「ギター、一本でやんのどんだけ恥ずかしいか分かってんのか?」


「いや。歌詞も恥ずかしいから大丈夫だよ」


「くっ・・・・・」


言い返す言葉も見つからず俺は早速始めた。


始めの1小節はアルペジオから入り、間奏はコードで盛り上げる。

Aメロに入るとブリッジミュートで、曲に走り抜けるような爽快感を持たせた。

サビは単調なリズムでコードを鳴らし続けたが、サビの部分はベースやドラムが入ってくる事によって臨機応変。


とりあえず俺は1番を終えた。そして二人を感想を求めるような目で見つめた。


「やべ〜、いいかも!」


「うん!やっぱり奥が深かったよ」


と、好評価だったので良かった。


「これ、結構練習したら本当にいい曲になるよ」


「じゃあ、明日からこの曲の練習と部員集めだ!!」


陽介のこの言葉で今日は解散する事になった。


(俺、センスあるかも!)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ