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第15話『名前を呼ぶ、その意味は』


咲の家の玄関先で、俺は立ち尽くしていた。

あの夜の言葉を胸に、ちゃんと気持ちを伝えたいと思ったからだ。


「光くん……」


咲が静かに呼んだ。

その声は、まるで遠い海の波の音のように優しく響く。


「君のことが、ずっと気になってた。鈍感でごめん」


「ううん。私も、何も言えなくて……」


二人の間に、沈黙が流れた。


「名前、呼んでいい?」


「うん」


「咲」


「光くん」


その瞬間、世界が少しだけ輝きを増した気がした。



翌日、澪に会いに行った。


「昨日、咲に会ったんだ」


澪はじっと俺の目を見る。


「……光くんが決めることだけど、私は待ってる」


その言葉に、涙がこぼれそうだった。


「ありがとう、澪」


俺は自分の心を、もっと大切にしなきゃと思った。



文化祭の喧騒が嘘のように、俺たちの関係は少しずつ動き出していた。


そして、俺は気づく。

誰かの名前を呼ぶことが、どれほど大切なことなのかを──。



---




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「続きが気になる、続きが読みたい!」




「今後どうなるの!!」




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