裏切りと協力
こんにちは〜本日凄い短いです!
「や、辞めるだと!?当たり前だ!貴様は負けたんだ!ここで死ね!」
やはり外道だ。雇っているだけとはいえ、すぐに切り捨て、殺すとは。
「おいおい忘れてんじゃねぇの?俺が強さで雇われたってことをよォ!」
お前も手負いって事忘れてね?
「奴も始末しろ!撃っても構わない!」
「おっと銃はまずいかもっと!」
うさぎの如くぴょんぴょん跳ね回る紗妬。流石と言うところか全く弾が当たってない。
「ちっ!おい!しょうがないから要を殺せ!」
「それはいけねぇなぁ!って遠すぎる…」
スパッ カランカランッ
「あ、あんたは…」
弾丸を切り落としたのは刀を取りに行った魁だった。
「けっ、裏切んならよぉ俺らと同じよーな状態って訳だ。じゃあここは協力するのがいいよなぁ。そうですよね稀掠サン!」
「ああ、それでいい。ここはひとまず切り抜ける!」
動くしかねぇよな…全員始末できるかって言うと不可能に近いだろう。今は魁と楼が戦えるが楼は叶を守りつつ戦うことになる。しょうがない…やるしかないか。
「魁!楼!叶!1度退くぞ!今は分が悪すぎる!」
「くっ、了解だよ!行くよ叶ちゃん。」
「え!?うん!」
「了解だ!紗妬だっけ?そいつ連れてけ!稀掠サン行きましょう!」
「ちっ…まあ、しょうがねぇか!」
こうして、俺たちは残念な事に敗走する事になった。
〜数十分後〜
「お、おい…俺たちはここに隠れる事になるのか…?」
紗妬が驚愕した表情を見せる。
「ああそうだぜ!俺が作った家だ!」
「これが家だと!?こんな石壁に木の板置いたような見た目をした建物がか!?」
紗妬は俺と同じ様な感想を言っている。まあ大抵の人はそう思うだろうな。
「あぁ!?なんか文句でもあんのかよてめぇは!」
「文句以外ねぇだろこんなとこに隠れるなんてよぉ!」
それから15分間の暴言のキャッチボールの後、結局ここに入る事にした。
「中はまともなんだな…」
「紗妬さんだっけ?そろそろおぶってるその執事みたいな人手当てしてあげたら?」
さすがに俺がつけた傷だからな。早めに治してもらいたいのだ。
「それを言ったら稀掠サンもじゃねぇかよ…」
「あはははは…」
今日はゆっくり休むべきだな。
紗妬は共に戦うことになりました。次回は強化回です。次回お楽しみに!