表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
国守の愛 第2章 群青の人・イエーガー   作者: 國生さゆり


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/78

要編  13 チーム・アルファー

   


   シーン13 チーム・アルファー



 特殊戦群部隊の任務は紛争地域の監視、諜報、戦況分析、邦人警護、各国での情報収集とその分析、各国の特殊部隊との交流と人脈作り、世界情勢の意見交換等々と、多岐たきに渡る。


 創設時、アルファー、ベータ、オメガ、デルタ、シータの5チームだったが、宗弥の話によると現在は12から15の公式、20以上の非公式のチームがあり、世界中に展開しているらしい。



 各チーム長には切迫状況下での独断指揮権限が与えられている。が、どのチーム長もそうはならないよう作戦進行時、細心の注意をおこたらない。なぜなら事態収集後には聖書並みの厚さになるであろう、報告書の提出が待っているからだ。



 各チームがもたらす情報は、日本政府と他国との外交交渉カードの一つにもなっている。



チーム・アルファーメンバー


 チーム長 尾長 要

 コードネーム  イエーガー

 戦闘時、猟をするかのごとく敵を追いつめ、周到しゅうとう殲滅せんめつしていく姿を見た周囲は、要をこの名で呼ぶようになった。とうの要はイエーガーマイスターの逸話いつわが気に入り、コードネームとする。



 素水宗弥

 コードネーム  フレミング

 優秀な医師であり、戦闘能力も高く、平時でも最小限の医療道具を持ち歩く。フレミングの法則の様に医師と任務との真ん中に自分をおき、行動出来るようにとコードネームとする。



 コードネーム  ファイター

 初の自衛工科高校出身 各種武術に精通し、特にズペツナスの近代武道システマに詳しい。いつもファイトをあふれさせ、いどむという気持ちを込めてコードネームとする。料理の腕もプロ並み。チーム内に目を配り、メンバーの精神的なり所。要と同じ年齢。担当スナイパー。最大射程はあえての非公認で、2058mを誇る。



 コードネーム  トーキー

 ハッキング技術に優れている。敵はトーキーを“通信の魔道士“と呼ぶ。各種電子機器に精通。通信・情報分析を担当。PCを自在にあやって見たい場面を、聞きたい情報を、映画のように映し出し、モニターできるようにと願い命名した。



 コードネーム  チャンス

 近年、訓練期間を終えてアルファーに加入。作戦時の後方支援、工作・撹乱かくらんを担当。要と同郷。幸運を掴むチャンスに恵まれるようにと、コードネームの名付けを頼まれた要が命名した。「はい!」と大きな声で返事を返し、メンバーの行動にいつも興味深々。



 東シナ海の近隣諸国に展開中、急遽きゅうきょ、日本に呼び戻されたアルファーに新たな任務がくだる。



 その任務とは、盾石タテイシグループ会長・盾石国男タテイシ クニオ並びに、国男の一人娘・富士子フジコの警護と監視を、現在、おこなっているベータチームから引きぐというものだった。



 盾石富士子は盾石グループ本社ビル、地下1階にある盾石化学研究所で統括とうかつとして勤務している。液体デイバイスなるものの開発と製造を富士子は大学1年から始め、実用化されたあかつきには、人とテクノロジーの融和ゆうわを大いに促進させると期待されていた。



 その転用は、軍事にもおよぶ。



 日本国はこの技術を国益と考え、国外への技術供与ぎじゅつきょうよを禁止した。また外敵からの保護対象にも指定している。



 ベータチームはユートピア国がこの液体デイバイスに多大なる興味を持ち、その製造工程の奪取を目論もくろみ、現在、盾石グループに対して、何らかの工作を行なっているという情報を掴んで本陣に報告した。部隊長コロンブスは一案し、アルファーの帰国に踏み切った。



 なお、この情報を得てベータチーム長・サラマンダーに一報入れた直後、写真撮影をしたベータ要員・コードネーム・ビスケットが所在不明となっている。



 ベータからアルファーへの作戦移行期間は、4日間という異例の短さだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ