第2話 アルステア
アルステアについてのざっくりな説明?
「それでは転移届を出してきますわ」
「あっあの!アルステアについてまだ質問があるんですが・・・」
す
俺は転移届を持ち歪みの中に行こうとする女神フォルテを呼び止めた。
「アルステアについての質問、案内はアズミにさせますわ。それでは失礼いたしますわ。」
そう言い残して女神フォルテは歪みの中へと消えて行った。
アズミって・・・この事態を起こした天使だよな・・・・・不安しかねぇ・・・・。
そういや、何処に行ったんだ?
俺は辺りを見渡すとあの時から変わらぬ姿勢で土下座継続中のアズミを見つけたのであった。
「アズミさん、アルステアについてお聞きしていいですか?」
「・・・・・・」
んんん???・・・返事が返って来ねぇぇー。
えっ?無視ですか?あれ?まだ怒ってると思われてる?いやいやなら尚更返事しろよ。
「あのアズミさん?返事を[zzz・・zzz]・・・はっ?」
マジかぁ・・・土下座したまま寝てるよこの人・・・これ絶対反省とかしてねぇだろ。
確かに存在忘れかけてたけど寝るのはねぇーわ。
とりあえず叩き起こすか。
俺は息を大きく吸い込んで「お・き・ろーーーー!!!」と叫んだのであった。
「あぴぁぁ!?」
変な声と共にアズミは目を白黒させながらとび起きた。
「すみません、すみません、もう黙ってお菓子食べたr・・・」
「いや、そんなのどーでもいいから俺の質問に答えてくれ」
お団子頭を何度も上下させよくわからない自白をしている少女に冷ややかな目で見ながら聞きたい質問をぶつけることにした。
「とりあえずアルステアの世界について聞かせてくれ」
「ホゲェーーーーあニャた、だれニャんでシュかー」
俺は目の前で噛みまくりながら独り騒ぎ続ける少女に眩暈を起こしながら何とかアルステアについて聞くことができた。
どうやらアルステアでは、ラノベやゲームによくある魔王や勇者の他にも様々な冒険者ギルドや生産ギルド等もあるようで奴隷についても聞くことができた。
なんかスゲー疲れた。
「つまり奴隷は、大まかに借金奴隷と犯罪奴隷があるんだな」
「ですです~」
借金奴隷は、自身の借金や家族の借金から奴隷に身を落とした者で借金を返せば解放されるし普段も人権が適用され本人が嫌がるような事は出来ないようになっているようだ。
犯罪奴隷は、凶悪犯罪を犯した者ばかりで人権もないに等しく結構凄惨な状況になるようだ。
「これからの方針的には、俺は鍛治屋ギルドに入って場合によっては冒険者ギルドにも入った方が良さそうだな」
「ですです~、早速サクッと行っちゃいましょう~」
「なんか一気に馴れ馴れしくなったな。つーかなんでお前が一番張り切ってんだよ?」
「えぇ~?一番勉強してたアルステアでの生活が楽しみだからに決まってますぅ~。まずは自由都市フリドーラムへ行くですよ~」
「はぁぁぁぁ?何でお前がついてくんだよ?」
「それは、アズミに刀磨さんのサポートをさせる為ですわ。案内させると言いましたわ?」
目の前の空間の歪みと共に女神フォルテが戻って来て、そう言い放つ女神に俺は軽い眩暈を感じるのであった。
次話は、21時頃に更新予定です。