オークと人間のハーフはハーフオーク、エルフと人間のハーフはハーフエルフ、ではそのハーフオークがハーフエルフに恋をしたらどうなるかという話です
まずは登場人物の紹介から。
ハーフオーク
エブリス
ハーフエルフ
クラリス
エブリスは、オークと人間との間に生まれたハーフオークという種族。
クラリスは、エルフと人間との間に生まれたハーフエルフという種族。
いや、種族と呼んでいいのかどうかはわからないが、とにかくそういうことだ。
オークは醜い種族の代表として扱われ、
対してエルフは美しい種族の代表として扱われていた。
ハーフオークのエブリスは、醜い見た目に劣等感を抱き、周囲からはそれゆえにいじめられていた。
そんなエブリスを助けたのは、ハーフエルフのクラリス。
エブリスはたちまちクラリスにひとめぼれ。
しかし、この醜い風貌だ。それに対して、あの美しいクラリスが、果たして振り向いてくれるのか…。
しかし、クラリスはエブリスのその思いを受け入れ、やがて2人は結ばれ、そしてついに、ハーフオークとハーフエルフが結婚するという形になる。
そうなったらそうなったで、今度はまた、次なる問題が生じてくる。
それは、ハーフオークとハーフエルフの間に、子供ができた場合。
ハーフオークは、オークと人間の1/2《2分の1》ずつ。
ハーフエルフは、エルフと人間の1/2《2分の1》ずつ。
この両者の間に子供が生まれた場合は、その子供は、
オークが1/4《4分の1》、人間が1/2《2分の1》、エルフが1/4《4分の1》ということになり、オークと人間とエルフの混血の、クォーターということになるわけだ…。